どうも、HMMゾイドの初期シリーズにすっかりハマってる2021年のボクです。
コトブキヤの情熱が暴走しまくっている。
そんなパーツ分割にはなかなか抗えませんな。
さて、ブレードライガーも少し落ち着いて、ここからどうするかを思案中の時に、あるロボットのプラモを知りました。
スーパーミニプラと言う、全身ABSの食玩プラモとでも言うカテゴリー。
別に何をもってプラモなのかとかはどうでも良くて、組み立てて完成させるなら、これもプラモデルなんでしょう。
GEAR戦士電童と言う、既に20年前にやっていたオリジナルアニメの主人公メカが、20年記念?とかで、スーパーミニプラに新設計でリリースされましたよ、と。
昔、誰かのインタビュー記事で読んだんですが、玩具がリリースされる事を前提にデザインされた主役ロボットのカラーリングには、赤、青、白、黄色辺りが必須だったらしいですな。
設定年齢6歳以上の小さなお友達の手に取ってもらうために必要な色味、必須なカラーリングとしてメーカーサイド(スポンサーサイド)が求める色味はその辺りだったとか。
有名なガンダム以前でも、主役のロボットの色味って確かに大体そんな感じかもしれない。
逆に奇抜な色味になると、実際あまりセールス的には振るわなかったらしく、ジンクス的なものなのかもしれない。玩具系での話なんですが。
赤とか青とか白とか黄色が使われていると、子供心にも、ああこれが主人公のロボットなんだと分かってしまうもの。逆に単色に近い奴は、大体敵だと思ってしまう。昭和辺りに小さなお友達だった人は大体こんな刷り込みがされていると思う。
並べられた一連の主役ロボットを前に良く言われる『どれも一緒じゃないの』の感想は、フォルムは違えど同じ色味から来る印象なんだろうなとも思えてくる。
そんな20年前の主役に必須な色味を託された『GEAR戦士電童』。
変わっているのは左右の腕とか脚にタイヤと言うかでっかいベアリングと言うか、ローラーと言うか、そんなのがついている点とか、単3とか単4のデザインに酷似した電池型のエネルギーカートリッジ(しかも2本)で動く点。電池が切れたらもちろん動かなくなる。
アニメは最後まで見てないので何とも言えないんですが、お約束のように地球の、しかも何故かたまたま小さな島国に侵略者がお越しになられて、地元小学生2人が何故か起動した(この時に備えていたらしい)電童に無理くり乗せられて戦う羽目になると言う、ロボットアニメの定番とも王道とも言える、思考停止の流れ。
脚のローラーや腕のローラー以外には電童単体での武装が無いのだが、(どこかに隠れている)サポートメカを使うことで武装がグレードアップする仕組み。
これらの要素は対象年齢層に受けるべくして取り入れられた要素の筈で、アニメ自体も綺麗で完成度も高い気がするんですが、2000年のこの頃って、対象年齢層の興味はほぼTVゲーム。PS2だのゲームボーイだのがガッチリハートを鷲掴みな時代。ちょうど千代田生命やそごうの倒産とかネガティブな話もあって、子供たちのスポンサーたる親にしてみれば費用対効果の高い物に極力出資するだろうとも思われ、要はメーカーサイドが期待するほどに商品は売れなかったんだろうなと、勝手な妄想をしております。
電童のデザインは、パッと見はマッシブだけど何か地味な感じで、動くところを見ると急にカッコ良くなる。外連味たっぷりの動きや、必殺技のテロップが厳つい漢字フォントで北斗の拳っぽいところも、お友達が興味ありそうなものなら何でもかんでもとにかくパクりまくっちまえという開き直り感があって素敵。
元々原作があるものではなく、メーカーオリジナルキャラクターのPR動画だから、それこそ懐は広い。
20周年記念的な扱いで新たに商品がリリースされるほどのものかどうかはさておいて、スーパーミニプラと言うカテゴリーに既に一定数の固定ファン、購買力がある層がついていたからこそ踏み切れた商品化なんだろうなと思います。
今回発売された電童も、対になる敵役の同型ロボットや、サポートメカを含め、アニメ基準で設計された感じ。商品基準で作られた当時のアニメデザインを基準に新たに設計されたと言う点がとても面白い。
アニメで出来た動きはほぼクリアーしてやるぜ的な情熱が噴き出す設計やマニアックなラインナップは、このスーパーミニプラと言うカテゴリーならではと言う感じ。当時子供で今は大人と言う層がメインターゲットだからこそ、ここまで出来てしまうんだろうなと思えますな。
プラモデルのホビー事業部とメインターゲットが被っているような気がしないでもないが、その辺大丈夫なのかと心配になりますが。
さてさて、ボクが購入したのは電童&サポートメカのセット。5500円(税別)は費用対効果を考えると正直微妙なんだけど、やはりこの主役メカの地味カッコいいデザインが妙に気になってしまい、購入。
スーパーミニプラはほぼ全身ABSなんですな。今までのようにラッカーだのエナメルだので塗る人だったら、ちょっと躊躇もあったろうけど、今やファレホ使いなもんで、全く気にしません。
ただパーツがヌルテカ過ぎる。これはまず中性洗剤漬けして油を剥がしておく必要がありますな。
ヌルテカが緩和されてから早速組み立て。
普通にプラモデル作るのと同じように、スティックヤスリ等でパーティングラインや切り口を整えます。仮組みするときは後で分解する箇所もあるので、ピンは斜めに切り欠いて置くと。
組み上がったら、動かしたときどのあたりが擦れるのかも見ときます。ファレホは塗膜が弱いようですから、塗ってから動かすと剥がれたりするので。確認してから擦れるところは予めヤスリがけ。太腿辺りは合わせ目が目立つので、関節を予め塗ってからマスキングテープ貼り付けて、パテうめ。加工が完了したらば黒のサフェーサースプレーで各所塗りつぶして放置。
これで準備は整ったので、早速色塗り開始。
ブレードライガーのこれからやろうと思っている塗装を、この電童で試してみようと思います。ちょうど角ばった太腿等があるので、イメトレにはぴったり。
とりあえず適当にバラして青いパーツを普通に塗りました。下地が黒いので何度か重ねて塗らないとあかんのですが、ファレホだと乾燥時間も早いからその辺はかなりラクちん。
塗れた青には水色、赤にはピンクといった具合で、乾いてからドライブラシ。
今回はキットの大きさが12、3センチと小さめなのでこれで止めとくけど、ブレードライガーくらいの大きさなら、さらに上から水色に白を混ぜて明るくした色をエッジだけにブラッシングしてもええかも。
ツイッターを見ると、大体みんな組んで動かして楽しんでいるようで、俺もやっとけば良かったと少し後悔したものの、マッシブなフォルムがなかなか良い感じで強調されたような、まぁやらんでも良かったような(笑)。
我が愛機ギャラクシーノート9(残債あり)のカメラでは今一はっきりしませんが、肉眼ではまぁまぁ良く仕上がった感じ。
ブレードライガーの仕上げイメージも出来てきたので、まぁ良しとしよう。そんじゃま、そういうことで。
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