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吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

ストーブメンテ

2020年08月21日 | モノ

ワタシにとっては生活用品だッ!

当家の主火力はガソリンストーブである。
IHヒーターもあることはあるが意外と使わない。フライパンがHI非対応だからだ。

さて、まずはJUWEL(ユヴェル)84。

使用中に安全弁付きタンクキャップから火柱。
一度冷却しても再使用時にまだ火が出る。
安全弁パッキンゴムの劣化である。

解体!

ここのゴムが硬化してますね。

はい。カチコチでした。
ニードルでほじくって、ニトリルゴムで代わりを作ってはめ込んで組み立てて終了。
'90年にドイツで買ったものだからちょうど30年、硬化しても無理はない。
これで復活。

もうひとつはホエーブス625、新入りながら大容量タンクによる使用可能時間の長さ、火力調整がデリケートでとろ火が効くところなど、今や主力となっているのです。

火力調整ハンドル軸のところから火を吹くようになっていたのでした。
締め付けネジを締め込むことであるところまでは治療可能なのですが、さすがにもう限界と判断、部品を発注したのでした。

こんな構成。

交換する部品、グラファイトパッキン、下が新品。

明らかに傷んでますね。
パッキンをワッシャで挟んで、そこを締め付けるとパッキンが潰れて隙間が狭まるという原理です。
二硫化モリブデン入りのグリスを塗って組みました。
グリス分はじきに飛びますが、二硫化モリブデンの粉は残って潤滑材として残るだろうということで。

修理完了。火力調整ハンドルの締め付けネジは最低限の力で閉めます。
火を吹いたらまた少し締め込みます。

バーナーヘッドやノズル内部も掃除したので、少し火力が上がった気がする。
これで食事も大丈夫だ!


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