吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

聖地巡礼

2024年05月22日 | 自分のこと

還暦を迎えて何かちょっと特別なことをしてみたかった。

誕生月限定のサービスとか?
餃子屋がたしかやっていたな。
東京ではラーメン屋のポイント2倍を享受した。

だが足りん。もっと特別な何かが欲しい。

ふと思いついた、清里のROCKのカレーを食べに行こう!

清里はかつての居住圏だ。
初めて訪れたのは80年代。色々と盛んな頃だった。ミニ原宿なんてね。
その後、色々転居してまた戻って来て家族で過ごした。

そして八ヶ岳を離れた僕はあの周辺での多くの記憶を封印し、行くことを避けていた。

そうだ。ROCKに行こう!

小淵沢に住んでいた頃は道路の脇の小さなカフェレストランで堀内組(清里の大工集団)
の面々がよく溜まっていたものだ。

そしてこれが有名なROCKのカレーである。

うん、以前とは結構変わった感じ。

萌木の村内を少し散策したところ、スーパーマンに会ったのでした。
清里のスーパーマン氏とお会いするのは8年ぶりくらいだろうか。
少し話をしてから握手をして別れた。

ホール・オブ・ホールズ、オルゴール博物館。

ものすごく思い出深い場所。
ここでの楽器との出会い。人との出会い。
それが今の僕に直結していると言って良い。

萌木の村を離れて周辺を回る。

聖アンデレ教会

この脇には聖ヨハネ保育園。写真ナシ。
高原大橋からのキツい坂を娘を背負子に載せて自転車で登った日々もあったなあ。
朝、大泉の家から子どもたち2人とジープで下る道は正面に富士山が見えて、皆で
富士山ヨーシ!と指差喚呼したものだ。

一時期よりはキレイになってはいるがシャッター通りの商店街。
森の中の廃墟。

本当に、自分が記憶を封印していたのがわかった。
フラッシュバックの嵐。なかなか痛いものがある。

今夜は少し思い出を辿ることにしよう。
先に進むためには過去を捨ててはいけない。

誕生月サービスよりもずっと有意義な聖地巡礼であった。


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