一夫多妻の大原則!
それは皆を平等にあつかうことである。
ワタシが保有する稼働可能エンジン付き二輪は、スーパーカブ90 '87年式、JAWA(ヤーヴァー)210の2台。
梅雨の合間に風を通しておこうということで。
まずはカブで林道走行。
あの山だ
現在この林道南部では樹木の伐採が行われていて、日曜日のみ通行可なのである。
この林道を北から南へ抜けようというわけだ。
北側は五郎山という山で仁科五郎盛信(信盛)に由来する。
五郎山山頂付近まで舗装道路、その後はダートになる。
ダートながらきれいな道。
数カ所、土砂崩れがあったが良い道。
オンロードバイクは大型化すると極度にオフロード性能は低下する。
小さくて軽量だと非力でも結構な走破性がある。
50ccのスクーター(昔のハイパワーなヤツ)だと土手も登るし、モトクロスコースも走れる。
ただし砂地はダメだけど。
このカブのフロントフェンダーを換えたのはオフロード用ブロックタイヤを装備出来るようにということで。
ただし今は普通タイヤなので無理は効かない。
いやー、ズルズルスベるスベる。
砂利道ではあるがよく締まっているので問題なく走れる。
カブが生まれた昭和30年代前半の日本は砂利道アタリマエだったのだ。
幹線道路でさえ未舗装が多かったのだよ。
一般道路の舗装率は1970年(昭和45年)時点で15%だよ!
林道南部の勾配は割と急な砂利道なので登るのはしんどいかも知れない。
残念ながら林道からの見晴らしは良くない。秋に葉が落ちたら少しは良くなるかも知れない。
た・だ・し、一部きのこ山付近を通るので注意だ。きのこ山では人は殺気立つのだ。
もっと南へも林道は続くのだが、ここで下りる。
あの先は三峰川と黒川の分岐。
黒川沿いに上ると南アルプスの登山口、戸台方向。
そして美和湖を渡り。
一部泥道で結構泥が跳ねた。フロントフェンダーにはマッドフラップを付けよう。
ぐるっと林道を廻って約30分!
わずかな時間でディープな旅感覚。オフロード用タイヤを装備してギヤ比を下げたらもっと山を楽しめるかも。
一旦帰還して、マシーン交換。伊那まち朝マルシェに向かう。
JAWA(ヤーヴァー)でな!
ちょこちょこ整備して現在調子は万全、このバイクが日本に何台あるか知らないけれど恐らく日本一のコンディションであろう。
まあ、ベストコンディションでも2馬力程度と大した性能じゃないけど。
周囲の乗り物を見回して、この中でオレが最低性能だと思うとときめくわ!
最低というのは最高と同じくオンリーワンなのだよ。
2台でも平等に扱うのは手間なのだが未修復があと2台あるのである。
砂利道の林道が雨によって「洗掘」されるのを防止するゴム板ですね。私が林道担当だったとき(30年位?もっと前かな)、大雨の度に、路面が洗掘されて膝まではいるような深い溝ができて、しょっちゅう通行止め・砂利敷き直しをしてたんですね。業界紙の月刊「林道」だったかな、それに載ってました。
ベルコンの廃ゴムを角材に挟んで、道路に埋め込めば、雨水は脇に流れていく。100m間隔位に設置すれば、道路が川になる前に雨水を排除できる・・という訳です。早速一番被害の多いところに設置してみました。でも、結局は、簡易舗装した方がトータルで安あがり・・ということで、たいした距離(数km)でもなかったのでその後数年かけて舗装しました。多分今頃は、維持費で「元取った」でしょう。
ただ・・・路面の水は排除されてその後林道は大丈夫になったけれど、下流の農業用溜池が・・・はい。物事は一筋縄では・・・そういう意味で懐かしいものを見せていただきました。
未舗装で傾斜のある私道も多いので。
DIYでの路面の維持には最も有効な手段です。
今回走った林道はいずれは簡易舗装されると思います。
国道152号は分杭峠側はいつも通行止めで袋小路なのでバイパスとして重要なのです。