130㎞あまりの現実逃避その後。
その距離を一気に走った事がないので、帰ったらチェックだ。
エンジン、シリンダー内部をチェックしたい。
どうすれば良い?
プラグ穴からファイバースコープで中を覗くという手はある。
だがしかし。開放型の空冷2ストエンジンには簡単確実な方法があるのだ。
これがスクーターなどの強制空冷だとかなりめんどくさい。
エンジンが空気の流路、シュラウドというカバーですっぽり覆われて居るからである。
大抵は軟質プラ製のカバーだが、外すのは結構な手間である。
JAWA210のような自然空冷のエンジンにはそのシュラウドが無い。
ナットを4つ外すだけでシリンダーヘッドはすぐ取れるのだ。
ちなみにシリンダーもそのまま引っ張れば取れるけれど、ガスケットが破れると面倒なので今回はパス。
ヘッドはアルミガスケットのはずなのだが付いていなかった。
段欠き、かっこ良く言えばラビリンス(迷宮)構造。ガス漏れの形跡も無いのでヨシ。
まあ、0.5ミリ厚のアルミ板で作れば良いだけなのだけどね。
シリンダーヘッド
シリンダー側
混合気濃すぎ気味だ。
目で見て指で触る! デュフフフ……。良い湿り具合だ。
シリンダー内壁の状態ヨシ。
シリンダー付け根のガスケットもそのうち型取りしておこう。
ガスケット紙はたくさんあるからね。
シリンダーのスタッドボルトが不揃いだったのでそのうち換えよう。
昔、2サイクルエンジンは軽い焼付きくらいは現場で直して使い続けたものなんだぜ。
吸気系は絞りすぎ(吸気を絞ることでエンジンを抑制しているようだ)だったので、パワーフィルターというやつが使えるようにしたのだが、これでもまだ不足のようでただの網にしてみた。
吸気音が騒々しい。でも明らかに上の方まで回るようになった。
昔のバイクって結構ちょっとしたことでパワーアップしたものだよね。
今の電子制御の乗り物はヘタにいじるとエラー表示が出たりするそうだ。
ふっ、昔は良かったなんて言わんよ。
混合オイルの混合比を50:1と薄めに設定したので、当分はこまめにシリンダー内をチェックすることにしよう。
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