吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

ネコ型の生き方

2007年04月06日 | 自分のこと
それなりに工夫した甲斐あって、気力が復活して来ました。

僕の行動パターンはネコ型、つまり狩りをする時にはかなりの集中力を発揮するが、それ以外はかなり緩むタイプ、ウサギとカメのたとえならウサギ型、マラソンランナーではなく短時間で大出力を出すタイプです。
この基本構造は精神面のみならず、肉体面もそうです。瞬発力に優れ、持久力に劣ります。
その意味では生まれつきに沿った在り方をしていますね。

なので、仕事のパターンも、一定期間がんばって、休養するといった形になりがちです。
この休養期をうまくコントロールしないと、そのまま「燃え尽き状態」に陥るという危険性を常に持っているのです。
というか、この活動期と休養期、緊張と弛緩を繰り返す在り方そのものが、躁鬱のサイクルに限りなく近いのです。
増してこの活動期に、外国で完全に「非日常」の働きなどをしてしまうと、その後の揺り返しは大きく、一時的に抜け殻のようになってしまうこともありました。

僕は「天空の城ラピュタ」の様な古典的な少年少女の冒険ストーリーや、「異世界もの」は好きなのですが、時々、彼らのその後に思いを巡らせたりします。
あんな若い頃に、特別な冒険を経験してしまった彼ら、異世界で「選ばれし勇者」になった彼らは、果たしてその後、平穏な日々を送ることが出来るのだろうか、と。
穏やかな日々にやがて耐えられなくなって、また冒険を求めてしまうんじゃないだろうか。
しかし、最初の冒険ほどのものには出会えず、彷徨うことになるのかも知れません。
それとも、日常の中に、冒険以上の大切なものを見い出して行けたのだろうか。
なんてね。

まあ、家族持ちのおっさんとしては、時々ちょっとした「非日常」というスパイスを効かせながら平穏のありがたみを感じながら生活するわけです。

そろそろ焚き火かな!

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