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吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

軽トラに一喜一憂

2012年09月02日 | 

一ヶ月近く車検切れで置いてあった軽トラですが、一念発起車検を通すことにしたのです。
20歳、19万キロを越えて、ちょこちょこと悪いところが出て来ているし、そろそろ違う車(といっ
てもより新しい同型車)にも興味はあるしで、ちょっと迷いました。この際次期主力を探そうかと。
しかしながらそのゆとりもなく、やはり諦めがつくまでは乗ろうと。

車検1日目。まさかの不合格。ステアリングリンケージのダストブーツが破れていました。
この部分は普通はほとんど見えないのです。アンダーカバーという薄い鉄板のカバーに覆われ
ているので。
しかし、僕の車はそいつを以前破損して外したままなのです。別に機能的に重要な部品じゃな
いので、無くても車検は通ります。
それが無かったせいでよーく見えてしまったわけです。
う~む、これは幸運なのか不運なのか?
こんなブーツは破れても、ジョイントの保護として2年くらいはまあ持ちます。
でもやっぱり直すべきは直した方が良いには違いありませんし。
ブーツを交換して翌日の再トライにて無事車検取得。よっしゃー。
車検自体はそれほど大したことはないのですが、石和まで行くのが面倒なんだよなあ。

そして今日。貸出用リードオルガンを回収してそれを伊那の仕事場に持って行こうとして走り始
めて20分。
フケが変だと思ったらオーバーヒート!ただちに道路脇のスペースへ。
石和を2往復しても異変が起こらなかったのに。
車体下に冷却水がジョボジョボと流れていました。水といっても熱い時には100度越えの熱湯で
す。
車検後に発症したのは運が良かったのか悪かったのか?
少なくても検査の最中じゃなかったのは良かったに違いない。
大迷惑だし、何より検査員さんに熱湯を浴びせてしまったかもしれないし。
その状態で石和から帰るのも大変だし。 

だましだまし走って道の駅でとりあえず補水。
ああ、愛機サンバーのアキレス腱。車体後のエンジンと前のラジエターを結ぶ金属の管です。
この管とゴム管の連結部分と車体に固定しているクランプ部分はサビで穴があきやすいのです。
この車でも別の箇所でそのトラブルが発生して補修してあります。

補水しながらゆっくり走って何とか家に戻ったのでした。近くて助かった。
エンジンは無事なようです。このエンジンは過去2回オーバーヒートを経験していますが、いず
れも発見が早かったため壊さずに済んでいます。まあ幸運なんだろうなあ。
部品取り車もあるし、新品にしても大して高いものではないだろうけど、面倒なので、サビた部
分だけを切って代わりの金属管を耐熱耐圧のゴムホースで繋いで直すかな。
ただし、今は時間が取れないので後回し。オルガンを白長号に積み替えて再発進です。

このようにバタバタしております。運不運、幸不幸、吉凶、そんなものが次々とやって来ては過
ぎて行きます。
その時悪いと感じたことが、後で良かったと気付いたり、その逆もあります。
「塞翁が馬」の話は実によく出来ていますね。

本当に取り返しのつかないことというのはあまりなくて、多くは「出来事」に過ぎないわけです。
そんな出来事に一喜一憂することの繰り返しが人生なんだろうなあ。


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