吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

フライパン広島風お好み焼き

2020年08月11日 | 

広島焼きと言ってはいけない。

これはそれっぽいという意味の『風』ではない。
広島では単に『お好み焼き』で『広島焼き』という名称は広島に於いては嫌われるそうである。
よって『広島焼き』とは言わないのだ。
人が嫌がることはしない。当たり前である。
大阪のお好み焼きが具材と生地を混ぜる『混ぜ焼き』なのに対し、広島風は『重ね焼き』具材を混ぜずに重ねて焼きます。
京都も『重ね焼き』らしい。

特に問題にすべきはキャベツの切り方で、ざく切りの場合、おもりを使って圧縮しないとキツい、つまり厚さが減らない、千切りだと生地の重さだけでしんなりと収まる。

ぎゅうぎゅう圧縮しないほうが美味しいという説と千切りの方が火の通りが良いことから最近は千切り派なのだ。

ワンバーナークッキングですがフライパンは20cmふたつ。

まず、麺の下ごしらえ、本来同時に焼くのだがワンバーナーなので。
今回は半玉使用。


焼きそばの麺を使用。少しソースで下味を付けて待機。

豚バラが良いけれど、ワタシの基本としては100g100円以下なので通常豚コマである。

フライパンを火にかけない状態で、まずは肉を並べる。

この上に今回はもやし半パック、キャベツ1/4の大きめ千切りを盛る。混ぜたいものがあったら混ぜるが良い。
適宜生地をかける。
まだ火にかけない。

もうひとつのフライパンで生地を焼く、仮に『底板』と呼ぼう。

上面が乾かないうちに底板を具材に乗っける。

火にかける、温度は低めでじっくり蒸らす。
もうひとつのフライパンを重ねると効率アップ。

重ねたままフライパンを引っくり返す。肉が上側。

そばはフライパン側に盛っても良いけどお好み側の方が簡単。

生地を掛けて合わせフライパンで引っくり返し、そば側を焼く。
こんな感じ。

空いてるフライパンで卵を焼く、乾かないうちに本体側にかぶせて再び卵側を焼く。

卵が焼けた頃合いでまた合わせフライパンで引っくり返す。

底板側をしっかり焼いたら皿に出す。

これにオタフクソース(絶対!)、マヨネーズ、削り節、青のりを。

断面の様子、上から、卵、麺、肉、もやし、キャベツ、底板。
一度に全部は食べないので、半分は保存。


『混ぜ焼き』よりも粉が少なくて済みます。
あまりコナモン感はありません。
ツナギ分が少ないので、引っくり返す時に崩壊しやすいのです。
それをうまくやるのがウデの見せ所なのですが、合わせフライパンなら安全確実。
無茶無謀無策とよく言われるワタシではあるがそれはわかっていない。
実は臆病さと慎重さがあるのだよ。

お好み焼きの姿をした温野菜とも言われます。
大切なことなのでもう一度。

ソースはオタフクソース!

 

 

 

 

 


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