吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

薄紙を剥がすように

2016年04月24日 | 自分のこと

ほぼ回復。

しかしまだ少しの腹痛と倦怠感があるので、まだどこか修復中なのでしょう。

病気の治りゆく様を「薄紙を剥がすように」と表現しますね。
昔の言葉ですが。
ちょっと調べたら「薄紙」を「薄皮」と間違っている方も多いようです。
今回は特に、この表現がしっくり来ています。
連続的に徐々に回復するのではなく、段階的に良くなっていく感じです。
デジタルな感じとも言えますか。
「あ、今また少し回復した!」
という感じです。 

それにしてもこの表現、確かによく言い得ていると思うのですが、一体どういう語源なのでしょうね?
何かに薄い紙を積層して貼り付けてあるものから一枚一枚剥がしてゆくという作業、紙を剥がすことによってその下にある何か良い物が現れて来るということのようです。
一体どういう作業、現象のたとえなんだろう?

紙を剥がすと綺麗な絵が出てくるというのは、絵画のクリーニングで、洗浄剤を染み込ませた和紙を絵(壁画、フレスコ画など)に貼り付け、しばらくしてから剥がすという作業が思い浮かぶのですが、これは積層して貼るわけではないし、短時間の作業だから病気の治癒のたとえには向いていないと思う。

もののたとえになるくらいだから、一般的な事柄だったのだろうけど。
ご存知の方は是非義教示を! 


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