オダギリジョー!
仮面ライダークウガから15年目ということで、オダギリジョーが高寺Pのラジオ番組で「クウガ愛」を語ったというニュースがありました。
これは……、これはね。本当にうれしいことなのよ。
オダジョーにとって「クウガ」が黒歴史、つまり触れたくない過去だという説があって、それは根強くて、まあ実際、彼は特撮は今でも好きではないらしいけど。
やっぱりさ、好きな作品の主人公の役者自身にもその作品を好きであって欲しいのよ。
だから、不安なのよ。
ちなみに、富野由悠季(ガンダムね)が自作品を悪く言うのはもはや規定事項なのでやむなし。
仮面ライダークウガはホントに傑作だったのよ。
仮面ライダーが警察との連携で動くとか、バイクは警察の試作白バイだとか、リアル路線を狙ったので、死者も多かったりするのだけれど。
登場人物たちの関わり、苦悩なんかがとても丁寧に描かれているのです。
戦いの中で日常、私生活を削られていって悩む警察関係者とか。
調査のためとはいえ、被害者を解剖する医師の苦しみとか。
進まない(ように見える)捜査に失望する被害者の家族とか。
クウガの殺陣も、必死な感じを出すように演出されていたのも良かった。
殺陣師の目指すところは「カッコ悪い殺陣」だったそうです。
ハアハア、フウフウ言いながら戦うのですね。
実際、オダジョーは戦闘シーンのアフレコでは、役に入り込むあまりよく立ちくらみを起こしていたと言います。
何かこう、ユルい雰囲気を持つオダジョーだからこそ、終盤に向かって悲惨な現実の前に苦悩する様子がよく描けていたように思います。
昭和ライダーには無かった脆さというか儚さがありました。
仮面ライダークウガの終盤部のリアルタイムの録画のビデオがあるので、また見てみよう。ビデオ一体型の14インチのテレビでね。
それにしても、15年前なのね。
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