吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

小休止

2009年06月11日 | 自分のこと
自宅に帰ったら、疲れがどっと出ました。
う…動けん…。

このところ、ワーカーズ・ハイとでもいうのか、一種の興奮状態、脳内麻薬物質分泌状態で、疲労を感じないのですが、疲れていないわけではありません。

最近、過労死というのも理解出来る気がします。
僕は、食事と水分摂取には常に気を使っているというか、気をつけることを自分に課しています。
ハイな状態では、空腹や喉の渇きをあまり感じなくなるのです。
自分自身の身体からの声が聞こえなくなってしまうということなのですね。
なので、自然な欲求に頼らず、外部から自分をコントロールします。
過労で倒れる直前までは、至って調子が良いと本人は感じていることもあるでしょう。

僕の場合は肉体労働なので、まだ良いのですが、デスクワークでは、疲労感はさらに感じにくく「エコノミークラス症候群」つまり、血行の悪くなった下半身に血栓が発生して、それが血流が回復したときに脳などで塞栓を起こす症状になり易いでしょう。
歳とともに、疲れを感じる能力も低下することと相俟って、中高年は危険なのです。

真夏の現場労働のリーダーなんぞをやったことがありますが、大抵、若者が先に音を上げます。
でもそれは、中高年が強いのではなく、自分の不調を感じられないからなのです。
よって、リーダーは、休養や水分摂取を半ば強制的に皆に実行しなければならないのです。

特に、中高年は「水を飲むとバテる」と子供の頃教わっているので、水を飲みたがりません。
幼い頃の教育は恐ろしいです。
叩き込むことも時に有効ですが、情報の更新、書き換えが出来るようにしておくことも重要です。
「風邪にはマスクとうがい」というのも、その類ですね。
インフルエンザ騒ぎでの予防情報の錯綜ぶりは、長年の思い込みと最新情報との摩擦が見られましたね。

まあ、ここで、一息ついておくのも良いでしょう。

昼前、お預かりしているリードオルガンの修復のことで、教会のオルガニストさん達と会いました。
今回は、鍵盤を貼り換えるのですが、手の小さい方なので、鍵盤先端まわりのエッジを落として欲しいということと、フルオルガン(左のニーレバー)作動時に、バス・カプラー(押した鍵盤の1オクターブ下の鍵盤が連動するしくみ)も作動するようにして欲しいとのリクエストを受けました。
後者は、改造に属することですが、まあ難しくは無いのでついでにやってみることにしました。

午後は、2時間ほど寝ました。というか起動不能でした。
で、今は頭すっきり心さわやかです。
お肌のうるおいも戻っています。

明日は東京へ行くので、今晩も自宅です。

ガソリンはいつもの店でしっかり入れてから行こう。
高いお店に当たらないようにね。

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