月明かりに照らされた下りSAへと続く細い道には亀裂が走っていた。
職員駐車場には数人が車の傍に不安な表情で所在なげにいた。
「大丈夫だった?」
「私たちはね。」
・・厨房の社員が火傷を負ったようだ・・
「川口橋は通れないみたい。山本もだめだって。
117は塩殿辺りが酷いってよ。17もだめらしいて聞いたけど・・」
「じゃあ帰られないね?」
「明るくなるまでここにいたほうがいいよ。」
誰もがどうしたらいいかわからないでいた。
余震は容赦なく絶え間なく私たちを襲った。
ゆれる度に建物からガシャガシャ何かがぶつかり合う轟音が響いた。
「ねぇ、Sちゃんたち見なかった?」
「さっきいたよ。」
「そういえばインターに行ったよ。」
私は来た道を引き返した。
インターから人影がくるのが見える。
声を張り上げた。
「そこにいるのはSちゃん?Hさん?」
聞きなれた声が返ってきた。
「どうしてここにいるの?」
「心配で着ちゃった。」
今までの出来事を聞きあって、安心したのか
不覚にも初めて涙がこぼれた・・
職員駐車場には数人が車の傍に不安な表情で所在なげにいた。
「大丈夫だった?」
「私たちはね。」
・・厨房の社員が火傷を負ったようだ・・
「川口橋は通れないみたい。山本もだめだって。
117は塩殿辺りが酷いってよ。17もだめらしいて聞いたけど・・」
「じゃあ帰られないね?」
「明るくなるまでここにいたほうがいいよ。」
誰もがどうしたらいいかわからないでいた。
余震は容赦なく絶え間なく私たちを襲った。
ゆれる度に建物からガシャガシャ何かがぶつかり合う轟音が響いた。
「ねぇ、Sちゃんたち見なかった?」
「さっきいたよ。」
「そういえばインターに行ったよ。」
私は来た道を引き返した。
インターから人影がくるのが見える。
声を張り上げた。
「そこにいるのはSちゃん?Hさん?」
聞きなれた声が返ってきた。
「どうしてここにいるの?」
「心配で着ちゃった。」
今までの出来事を聞きあって、安心したのか
不覚にも初めて涙がこぼれた・・