17時59分マグ二チュード5,3。震度5強。
18時03分マグニチュード6.3。震度5強。
18時07分マグニチュード5.7。震度5強。
18時11分マグニチュード6.0。震度6強。
着の身着のまま家を出た3人はただ唖然とあたりを見回すしかなかった。
隣のNさん一家の姿が見えた。
「大丈夫でしたか?!」
「あぁ、みんな大丈夫。お前さんのところは?」
「うちも大丈夫でした。」
「何なんでしょうねぇ・・」
誰もが言葉を失っていた。
あたりは暗闇が迫ってきた。
「ねぇ、私エリアに行って来る。」
「えっ、馬鹿な事言うな。危ないじゃないか。」
「SチャンやHさんがまだ残っている時間だから。行って来る。」
「だめだよ、行かないでよ、お母さん!」
「でも行って来る。きっと困っていると思うよ。」
「じゃあ、みんなで行こう。」
車に乗り込み、信濃川にかかっている橋を渡ろうとした。
道と橋のジョイントに段差が出来ていて1台車が立ち往生していた。
「17号に出ようとしたんですが行けませんでした。117号へ出て小千谷に行くつもりです。」
唯一の東川口に行く道が寸断された。
「この橋渡れるかしら・・」
「お母さん、止めようよ。またくるよ。」
家族は躊躇した。
「でも。いってくるわ。」
「わかった。」
3人を乗せた車は恐る恐る西倉橋の隅を渡り始めた。
「ねぇSちゃんの家に寄っていくね。心配していると思うよ。」
同僚の家が見えてきた。
家々の空間に住民たちが肩を寄せ合っているのがうかがえた。
あたりは暗闇に包まれていた。
「どうもUです。これからエリアに行きますが、皆さん大丈夫でしたか?」
「私らは大丈夫でした。」
しかし、出先の家族との連絡が着かないでいた。
18時03分マグニチュード6.3。震度5強。
18時07分マグニチュード5.7。震度5強。
18時11分マグニチュード6.0。震度6強。
着の身着のまま家を出た3人はただ唖然とあたりを見回すしかなかった。
隣のNさん一家の姿が見えた。
「大丈夫でしたか?!」
「あぁ、みんな大丈夫。お前さんのところは?」
「うちも大丈夫でした。」
「何なんでしょうねぇ・・」
誰もが言葉を失っていた。
あたりは暗闇が迫ってきた。
「ねぇ、私エリアに行って来る。」
「えっ、馬鹿な事言うな。危ないじゃないか。」
「SチャンやHさんがまだ残っている時間だから。行って来る。」
「だめだよ、行かないでよ、お母さん!」
「でも行って来る。きっと困っていると思うよ。」
「じゃあ、みんなで行こう。」
車に乗り込み、信濃川にかかっている橋を渡ろうとした。
道と橋のジョイントに段差が出来ていて1台車が立ち往生していた。
「17号に出ようとしたんですが行けませんでした。117号へ出て小千谷に行くつもりです。」
唯一の東川口に行く道が寸断された。
「この橋渡れるかしら・・」
「お母さん、止めようよ。またくるよ。」
家族は躊躇した。
「でも。いってくるわ。」
「わかった。」
3人を乗せた車は恐る恐る西倉橋の隅を渡り始めた。
「ねぇSちゃんの家に寄っていくね。心配していると思うよ。」
同僚の家が見えてきた。
家々の空間に住民たちが肩を寄せ合っているのがうかがえた。
あたりは暗闇に包まれていた。
「どうもUです。これからエリアに行きますが、皆さん大丈夫でしたか?」
「私らは大丈夫でした。」
しかし、出先の家族との連絡が着かないでいた。