今日も朝から雨が降ったり止んだりの1日で
夕方、来るまで雨の日用の公園へ行こうと思ったのに
気がつくといつもの薬師池に・・・私、やばいかも・・・
まあ、ちょうど雨も上がっているようでしたから
一回りすっか
V「ヒーさん、ほらひーさんの桜があそこに
」
V「これって葉桜別名姥桜って言うのよ~ん
」
H「ムッキ~~~~~ヴァルちゃん、あんただって
大してちがわないじゃないのよ~
あんたとママにだけはいわれたくないわ~」
と飼い主&姥ボルでブツブツ言いながら歩いていると
誰にも会えないかと思っていたのですが
なんと海老&主水がやってきた~~~~~
何故か体中、ユキヤナギの花びらをくっつけて
と言う事で一緒に仲良くだ~れもいない公園を
らんでぶ~
しだれ桜は満開ですがソメイヨシノや山桜は
そろそろ散り始めています
一回りした頃やっと登場の大様
アスランはPと一緒に川に洗濯に
さて、先ほど予告したとおり明日はこの方↓の
11才のお誕生日なのですが
本当によくぞここまでと思うくらい頑張ってくれました
発病した時は余命3週間とまで言われたので
まさか二桁を越えることが出来るとは夢にも思って
いませんでした
同じ病気の子達がどんどん先に旅立って行ってしまい
正直、いつどうなってもおかしくない状態でここまで
来れたこと、本当に奇蹟だと思っています。
ヒカルの病気、以前にも紹介した事が何度かありますが
もう一度、皆さんに知っておいてもらいたい病気です。
と言うのも最近、よく同じ病気になったと聞くことがあり
(たぶんそれだけボルゾイを含め犬の頭数が
増えていると言う事なのでしょうね~)
正式には「乳糜胸水症」といいまして主に胸の深いタイプの
犬種が罹るといわれています。
ただ、事故や手術後になる子もいるので限りではありません。
ヒカルが行っている大学病院ではヒカルが3例目、
ボルゾイでは初めての症例だったのですが
(それ以前はアフガンとシェルティー、
かかりつけの病院では何年か前にコリーが罹ったらしいです)
その後、頭数が増えているようです。
胸膜の中のリンパ管のどこかに穴があいてしまい
リンパ液が溜まってしまいます。犬の場合、胸膜の中に
心臓や肺が収まっているので溜まってくると当然
心臓や肺を圧迫しますからかなり苦しくなります。
そのため、定期的にリンパ液を抜かなくてはいけなくなり
「リンパ液を抜く」と言う事は身体の外に栄養分を
出してしまう事なので食べても食べても痩せていきます。
(個体差がありますがヒカルの場合は最高約3リットル、
多い子は4リットル以上、M・ダックスなど小型犬でも
多い子は2リットルくらいは溜まってきます)
この時リンパ液の中の脂質が繊維状に固まってしまい
注射器で抜けなくなるのでそのためにも脂質は極力
控えるようにしなければいけません。
(限りなく0%に)
手術で穴を塞ぐ方法もあるのですがこれがまた
厄介で穴が塞げてもまた新たに空いてしまうことも
多々あり(いたちごっこのようになるらしいです)
その辺の選択は主治医と飼い主の綿密な相談の上での
決断になるようです。
ヒカルの場合は結局手術はしないで食餌療法と
定期的な通院でなんとかここまでやってきました。
治療はひたすら水抜いて・・・抜いて・・・・抜いて
超音波で画像を見ながら抜いていくようです
運動は厳禁で症状が重い時はトイレ程度
落ち着いて来たら様子を見ながらの軽い散歩程度です。
症状はボルゾイの場合、外から見ただけでは
ほとんどわからないのでまず、動きが鈍くなる
横になって寝られなくなる、いつも伏せの状態か
あるいはお座りばかりで食欲もなくなります。
レントゲンを撮ると胸の中が真っ白になって何も写らない。
外から触診すると心音が触れない、聴診器をあてると
心音が聞き取りにくい等々です。
軽く胸の所をたたくと水が溜まって来ると音が
鈍くなってきます。
他の犬種がそれぞれ罹りやすい病気があるように
ボルゾイも元々(帝政ロシアの頃から)循環器系が
弱いと言う記録もあるようなので胃捻転と共に
この病気も頭の片隅において置いた方がいいと思います。
いずれにしても毎日気をつけて見てあげていればたぶん
気がつける症状ですから・・・・・・・・・
ちなみにヒカルは今はサプリメントのルチン
(これは血流をよくします)とフェブリンという繊維質を
溶かす薬(こちらは人間用の痛風の薬)を飲み続けています。
希に完治する事もあるようですがこればかりはね~
ヒカルは2005年5月からもうすぐ5年になりますが
当初は周2,3回だった水抜きも今では
3ヶ月に1度程度になっています。
どうやら年と共に水が溜まるスピードも
弱くなってきているようで
つーか、ここまでくると乳糜でと言うよりもただの
寿命とかその他の病気で旅立つようになるような
いずれにしても手作りご飯のレシピを教えて下さった方
毎回、心配して声をかけて下さった皆様
かかりつけの先生初め大学病院の先生やスタッフの
方達の協力なくしてこの11才を迎えることは
出来ませんでしたから本当に感謝・感謝です
と言う事で明日のお誕生日はもちろん盛大に
いえ、いつも通りのまた~~~~りとした1日に
なることと思いますフフ・・・・・
ではまた明日