花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

金木犀が咲きました

2015年10月12日 08時52分52秒 | 趣味



金木犀が咲いています     
昨年はどうしたのでしょう 金木犀の花が咲かなくて心配していましたが
今年はゆたかに薫り静かな秋を感じています

いい季節をむかえました
そう 床の間の軸をかけ替えました 「幽香満座清」
待合の軸も白い小菊の絵に替えました
お花も貴船菊を色濃いそして姿のいいものを選びましょう
明日は大板で中置の点前をして一服のお茶を感謝していただきます
お客人が和服で来られても冷房も暖房も要らないそんな恵まれた
ひとときを大切にしていたいです


山茶花咲きはじめました

2015年10月11日 09時14分07秒 | 母を想う


我が家で他の山茶花に先駆けて咲くこの花は
つぼみのときは濃いピンクをのしていますが花が開き始めると
薄いピンクにそして全開すると白い色にかわります

母が亡くなった日の朝その年最初のこの山茶花が一輪だけ咲いていました
ほんわりと優しく語りかけるようで
それはまるでお浄土に往く母を精一杯お見送りしているように思えました
母への感謝は今もそしていつまでも言い尽くせなくて


破れた障子

2015年10月10日 08時48分22秒 | 日記
ある日のことです いつも通る道路沿いの家の前にパトカーが停車しました
しかも音もなく静かに来て停まりました 
直ぐその後で今度は救急車がまた無音できて停りました
長時間経過していてその周辺はすっかり異様な雰囲気でした

何時間か経って私はお買いものに出かけてその家の前を通りましたら
カーペット、敷き布団等汚れてしまっている寝具類一式が外に無造作に出されていました
その家のご主人さまが亡くなられた状態で発見されたことを聞きました
目の不自由な奥様も随分久しく姿を見かけていませんでした
そんな事態に至る前に何らか支え合える手立てはなかったのか
とても胸がいたみます

私は少し以前から気になっていたことがありました
その家の玄関横の居間も二階のお部屋も窓の内側の障子紙が破れたままになっていました
老夫婦ではもうそんなことに手が回らなくなっていたのでしょう 
とても悲しく映る光景です 老夫婦は随分寂しかったことでしょう

やがてその家に長女さん一家が引っ越してこられました
障子紙は今も破れたままになっています
でも今度は若い夫婦だから障子を張り替えることに気がつかないのだなと解釈
できます



かわいい手芸品

2015年10月09日 08時44分48秒 | 日記


美容室のカウンターです
いつも可愛い手芸品を並べてお客さんを和ませてくださいます
今回は「ハローイン」がテーマです

美容師のお母さんの趣味でさまざまな手芸品を制作されます
その発表の場になっています
きれいな古布を使ってそれはそれは器用な出来栄えの手芸品です
次回は何のテーマでしょう 楽しみです

間違って最敬礼

2015年10月08日 08時39分04秒 | 日記

久しぶりにブログで二宮金次郎の銅像を見せて頂きました
とても懐かしく思いました そして思い出したことがあります

戦時色濃い時代には小学校の校門の側に二宮金次郎の銅像が建っていて勤勉の大切さをしっかり教えられたと思います そして校門から入って見え易い場所にご真影の建物があり生徒は登下校時には最敬礼をしていました
その上当時教室に出入りするときは天皇陛下が教室におられると思って最敬礼をするように指導されていました そのことは新一年生には強烈な印象でした
やがて世の中は生活物資も配給制となって自宅の風呂をたくマキもすくなくなり銭湯に行くようになりました

新一年生といえば入学期の緊張感が随所にあらわれます
銭湯の戸を開けた途端にこともあろうに学校の教室の戸を開けたと錯覚を起こしたのです から大変です
私は真っ裸で広い湯船に向かって丁寧に最敬礼をしてしまいました

ふと我に返った私 
恥ずかしいやら可笑しいやら
でも 銭湯で真っ裸では隠れるところもなくて



石で造られたこけしです