花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

皿を大きく

2015年10月17日 08時55分02秒 | 日記
その昔小学1年生の授業参観に行ったときのことです
算数の時間で先生が問題を出されました
みかんが8個ありますこれをお皿に盛りますがお皿には5個
しか盛れません どうしたらいいでしょう

子供たちは喜んで手をあげました
ある一人の子供が言いました
「お皿を大きくしたらいい」
多くの子供は笑いました その笑った子供は先生のその日の授業課題を
理解している子供たちだったと思います
子供は発想の宝庫だと思います

お皿を大きくしたらいいと発言した子供は今頃どうしているかしら
きっと広い視野で柔軟な発想のできる社会人として活躍されているでしょう





すっかり秋めいて

2015年10月16日 08時22分38秒 | はな
大きいみかん色つきはじめました
このみかんの名前もわからないままです
何年か前に11月23日の祭日を利用して兄夫婦と城崎温泉に出かけました際
電車の中で皆で美味しく食べましたのでもう少しで食べ頃を迎えます



当地方は遅いと思いますが
ホトトギスが咲きはじめました



嫁菜の花たくさん咲いています



木五倍子のつぼみ勢いよく育っています
もう大丈夫



秋海棠最後の花のようです
よう咲いてくれました


両手がふさがれて

2015年10月15日 08時21分18秒 | 日記
子供の遊びは時代とともに変化するものと思いますが
私が小学校低学年ころにはこんな遊びもしていました
桜や桃の樹に「やに」のようなものが出てきます
それを採ってきて唾液で柔らかくすると蜘蛛の糸のように白くて細い
繊維状の物ができます
それを右手で操りながら左手の指かあるいは木の葉などに白くきれいに
カバーしていくのですがこの単調な動作によく熱中して遊んでいたものです

授業参観の日のことです
遊び時間に開始したその遊びが終わらなくて教室まで持ち込む羽目になりました
授業参観でお母さん方が沢山来ておられます
授業中にいつもより多い回数で何度も「解った人は?」と先生が聞かれます
クラスのみんなもいつもより元気に手を上げています
でも私は右手の親指と人さし指で「やに」を柔らかくしています 左手の親指と
人さし指には白いきれいな糸状の網ができていて鉛筆も持てないし手もあげられません

授業参観から帰って母は私に聞くのです
「今日のお勉強は難しかったかね?」
「全部解っとったよ」と
私は両手がふさがっていて手を上げられなかった事情を説明しました
きっと「学校は勉強する処よ」
と叱られると思ったのに母はこう言うのです
「やっぱり思った通りのえらい子」 だって!

今頃思うのです
母はいつも受け入れが上手だったから母の前ではいつも正直でいることができたなと




呼び方

2015年10月14日 08時44分20秒 | 日記
息子は小さいときから両親である私たちのことを自然に
「お父さん」「お母さん」と呼んでいました
パパ ママはきっと似合わなかったのでしょう

息子が中学生になったある日のこと二階から少し遠慮がちに試すような口調で
「おかあ~ん」と呼ぶのです
私可笑しくって
へえ 成長したんだね
友達同士でいつまでも子供時代と同じ感じの呼び方ではマザコンに映ると
いけないんだなと察してやりました
青年になっていくんだね

話は変わりますが私は過去にハッと心に響く呼び方に出会ったことがあります
私より10歳くらい目上の女性でしたが自分の父親のことを
「父君」と言われたのです
現代社会ではもう既に口語体としては忘れ去られた呼び方かと思っていました




清清しい午前

2015年10月13日 13時17分08秒 | 趣味
今日もお蔭様で静かな午前を過ごすことができましたこと感謝です
朝夕が涼しくなりこれまでの風炉の位置を少しだけ近付けて行う
中置で濃茶と薄茶の点前をしました
気候もよくて時の流れを幸せに感じます



裏庭に咲く貴船菊を活けました



鈴虫があそぶ香合を出しました