花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

猛暑

2016年08月12日 13時36分26秒 | はな
今朝は涼しい時間帯に少しだけ庭掃除をしました
今年は残念です
毎年大毛蓼が邪魔になるほど芽を出してすくすく成長して大人の背丈よりも
高いところで花を咲かせますのに今年は2本だけがようやく子供の背丈くらい
に育ち小さな花芽をつけています
この猛暑のなか大事に見守って花を咲かせたいものです



秋明菊が沢山つぼみをつけていますのにこの猛暑で葉が枯れかかってしまいました
なかには色付き始めたつぼみもあります
水やりしながら大切に綺麗な花を咲かせたいものです






導き

2016年08月11日 09時26分26秒 | 趣味
八月なかば炎暑の毎日芙蓉が咲いて元気を与えられます
思い出すことがあります

もう随分以前のことになりますが日本画教室で学んでいたころのことです
何時もより初めて少し大きい色紙に芙蓉を描きました
あらかた描いたとき師にみて頂きました
師はおもむろに
「うん これまでで一番いい」と言われます
私分かるんです それは勿論他との比較ではなくて
私がこれまでに下手下手と描いた絵のなかでの話です 
師は何がいいと言われるかというと
日本画の塗り方でよく色をのせるという表現をされますがその真似事が出来掛けている
ことを私に告げたかったのだと

そして師の指導の方法でいつも思っていることがありました
それは師の立場からみれば根本的に直したいこと山ほどもあるとおもいますのに
決してそうはされないのです
弟子が持つレベルの中で最良の直し方を見出されます
いつも指導のあり方を尊敬していました
もう一度この塗り方で描きたいと思ったものです


お盆近くに

2016年08月10日 15時54分24秒 | 日記
今朝はまだ涼しい時間帯にJRに乗ってお墓参りにでかけました
車中私にとっては珍しい光景に出くわせました
インドネシアあるいはマレーシア地方のお国柄を感じさせるような服装を
身にまとった女性三人を見かけました
この酷暑でもロングスカートで長袖そのうえに肩からはショールのようなものを
かけておられます 頭も布を被って顔だけ出しておられます
日本の夏は蒸し暑いでしょうに
こんな田舎街で折しもオリンピック開催時期です何だか世界が近くに感じられて

お寺のなかにある墓地も最近では墓地の手入れも遅れがちで草が生えた処もあったり
でも私がお参りして帰るときには除草作業が始まっていましたのできっとお盆には
きれいな墓地になっていることでしょう

私の予定ではお墓の花入れを新しいものに取り換えるつもりでしたのに商店街の仏具屋さんも荒物屋さんもまだ開けておられなくて今日の間に合わなかったことが心残りです
でもお墓をきれいに掃除して花を活け替えて線香を焚くと満たされた心地でご先祖さまに
守られていることに感謝できます
どうぞ待っていてください 次回はきっと花入れを新しくします
お別れに私はいま習い始めた詩吟「桑乾を渡る」(作者 買島)を二度吟じてきいて頂ききました
また早くにお参り致しますから



暑さにも負けず咲いています 一日限りの芙蓉の花



涼しさを

2016年08月09日 14時46分55秒 | 趣味
立秋とはいえ暑い毎日が続いています
先日は「洗い茶巾」の点前で楽しみましたが
今日も「葉ふた」の点前でひとときの涼しさを楽しみました
でもこの日照り続きでいつも使う葉が小さくて今日はツワブキの葉を
持ち帰りました
お花も先日はまだ紅葉葵の花を活けましたのに今日の紅葉葵は日照り続きの精で
花が小さくてお客人と楽しむには少し無理でした
濃茶は長緒茶入れの点前にしました
9月は「大円之草」を予定しています

それにいたしましても今朝のオリンピック情報体操男子団体競技金メダルは
嬉しいニュースでした 私達老婦人にも何よりも明るい幸せなプレゼントになりました





飛べなくて

2016年08月08日 11時50分36秒 | 日記
日照り続きです
夕方裏庭に水やりをしていると少し離れたところでバタバタと
音をたてています
セミが地面を羽ばたきながら移動しているのです
飛べないのです 力が尽きてもう高い木までは飛んでいけないのです
“大丈夫よ 水をかけたりしないから”

セミは10年間も地下で過ごして漸く地上で楽しんだのに非常に短い生涯
儚いですよね でも一生懸命夏の風景に力を添えてくれましたね
暑い夏の太陽がギラギラと照り付けるもとでジージーと鳴いて夏の演出を
有難う

でも人の一生だって何億光年単位で推し量る宇宙の一隅ならば瞬く間にも当たらない
ほどの短さですね その極僅かな間に人は生きて歓び 悲しみ 怒り 苦しみを
繰り返すのです
どんなに儚い生涯だからといっても避けて通れないですよね
もう少しで陽が沈みます
セミも静かに地にかえるのかしら



高砂芙蓉今盛りとたくさん咲いています