祈りというものの
不思議さ
人は
祈りのなかで
光につつまれ
歎きや
苦しみや
いかりや
もろもろの
わずらいを
しずめられる
沈黙し
祈りのなかで
守護霊をよび
守護神をよび
神をよんでゆくうちに
いつのまにか人は
きよめられるのだ
もともとの光明が
おのずから
かがやき出すのである
人は
祈りのなかで
すべてを
ゆるされてゆく
ゆるしの光が
あなたがた
一人一人を
とらえて
はなさない
それが
神の愛
みずから
誰をも
あざむくことのない
深い深い
愛
すべての人は
神からわかれてきた生命(いのち)
光のすえである
あなた方を
神があざむく
筈がない
神はいつも
あなた方に
ゆるしの光を
放って
大愛という
宇宙の大元の光に
至らせようと
懸命なのだ
世界平和の祈りは
このゆるしの大光明
大愛へと
むすばれてゆく
祈り
神とともに
私とともに
平和の祈りを祈るとき
そこに
愛と智と
真善美の
世界
すべてを
愛でむすび
すべては
愛で結ばれている
真理が
あらわれずには
おかないのだ
平成2年1月6日