わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

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祈りとゆるし(2)

2023-06-02 08:17:05 | 癒し
      (前日からの続き)
みんな、一生懸命無になろう、悟ろうと思って
やってるけれど、妙な焦り心がある間は、
中途半端で、第一その人自身が満足出来ないわけ
でしょう。
お祈りというものは、勿論一人一人が、守護霊さま、
守護神さまを通して神さまに向かって叫ぶ
わけだけれど、私なんかから見ていると、
世界人類が─とやり出した途端、みんながみんな、
光明化してしまうわけです。
いろいろな個々の悩みや苦しみやそういうものを
持ちながら、しかも、光体になってしまう。
この事実はどういうことかというと、
祈りというものは、霊界、神界─宇宙神に
つながってゆくあらゆる光を放射される神霊方と、
一人一人のみなさんとの協同作業だということに
他ならないのです。
言葉を変えて言いますと、光一筋というのが、
人間本来の姿であって、それは、この今の
自分自身が、どのように傷つき苦しんでいようと、
変わることのない光一筋なのだという事実を、
証するものなのです。
祈りというものは、肉体人間が放射せずには
いられないさまざまな想念を、むしろ土台として、
一層、霊体、神体─神界の自分と一体化を
するためのものだといえるので、このことを、
心に呼び覚ます時、怒りは怒りのままに
終わってはゆかない筈であると思うのです。
怒りもまた祈りに浄められて、すべてが光に
なってゆく。

そのために祈りというものがあるのであります。
すべてを世界平和の祈りに託すとき、私たちも、
またこの世界も光にみちてゆくのであります。
          昭和61年7月
             昌 久