*この記事は、前ブログに掲載していたものの再UPです。(2015年6月12日)
洋楽にほとんど興味のなかったワタクシですが、今頃になってマイケル・ジャクソンに夢中。
リアルタイムでのぼせ上がっていたら、どうなっていたのかな~~?? 人生変わってたかも。ネバーランドに行ってたかも。。
CDは今のところ『KING OF POP』と『HISTORY』しか買っていませんが、今後はDVDにも手を出すかもしれません。(ライブ・パフォーマンスが見たいの)
最近は本を色々買っています。 「色々」といっても3冊だけですけど。
買ったのは、『マイケル・ジャクソン』(西寺郷太・著)と『マイケル・ジャクソンの言葉』、そして『ムーンウォーク マイケル・ジャクソン自伝』(田中康夫・訳)です。
最初の2冊では、マイケルの人生に何があったのかが大まかに分かりますが、やはり、著者の主張や主観が強く出ている気がして、心から「良かった 」とは思えませんでした。(評価の高い本なのですけどね。。失礼しました)
でも『マイケル・ジャクソンの言葉』はイラストが素敵なので、手元に置いておきたい本です。
というわけで、マイケル本として(今のところ)最も「GOOD!☆」なのは、やはり『ムーンウォーク マイケル・ジャクソン自伝』でしょう。
この本は、ジョン・F・ケネディ米大統領の(元)奥さま☆ジャクリーン・ケネディ・オナシスと、シャイー・アーハート(誰??)に依頼され、実現した企画なのだそうです。
マイケル自身の言葉で執筆された本なので、信頼性抜群です☆ それに、彼の人柄が分かりやすい。
表紙や中身が非常に凝っており、ファンなら発作を起こしそうです。(多分)
カバーはマイケルの麗しのお顔がどアップだし、カバーをとった表紙には彼のサインがあるの。 表紙の次は、彼のレコード・ジャケットや例の手袋、サングラスやラインストーン入り小物のお写真。そして、ページをめくるとマイケルの描いたイラストやサインがあります。中はお写真満載☆
ヤッシーの訳も素晴らしい。 (これがこの本を購入した決め手☆)
内容は、幼少の頃からの出来事を事細かに(ほぼ)時系列に述べてあり、非常に興味深いです。彼がどのようにして〝KING OF POP〟の座に上り詰めたのかが分かりやすく書かれています。
時期は1988年頃までのようです。(マイケルの容姿が最も秀麗だった頃ね )
他にピュアな恋愛のことや性に関すること(マイケルはダイアナ・ロスを「愛してる 」みたい)、あの不幸なペプシCM事故のことや「整形」疑惑について、過激で凶暴なファンに対する困惑、悪意溢れる失礼なマスコミへの批判などもありました。
私が今、マイケル・ジャクソンに魅かれるのは、主に彼の超絶な歌唱力&パフォーマンス及び容姿ですが、彼に対する最低最悪なマスコミ報道にもかなり関心があります。
マイケルの「整形」とケガ&病気、悪質なマスコミ報道は、全てが複雑に絡み合い、彼に災いをもたらしていたのですね。 (注:彼には何の責任も非もありません)
ハッキリ断定はできませんが、晩年マイケルの肉体を蝕んでいたのは「鎮痛剤」だったようです。
彼は元々真面目で潔癖な人だったらしく、「不良」的行為に手を染めることはなかったそうですが、数々の事故によるケガの痛み(及び卑劣なマスコミ報道によるストレス)を抑えるため、否応なく鎮痛剤を多用する羽目に陥っていたようです。
私はペプシコーラのCM撮影中の事故(1984年)について、つい最近まで全く知りませんでした。ネットで検索すると、事故発生時の動画が多数UPされているようですが、恐ろしくてとても見る勇気はありません。
『ムーンウォーク』でも記述がありましたが、この事故で彼は頭蓋骨に達する重度の火傷を負い、何度も手術する羽目になったとか。マイケルの髪は〝ヅラ〟だというハナシも耳にしますが、実際は頭皮はほぼ元どおりになったようです。(ただ、何度も手術しなければならず、その痛みはかなりのものだったようです)
*2018年1月23日追加
上記で鎮痛剤について書いていますが、現在の私は、マイケル・ジャクソンが鎮痛剤の依存症だったとは考えていません。この頃はマイケルのことをあまり知らず、世間で言われていることを事実だと思っていました。(追加ココマデ)
『ムーンウォーク』を読むと、「私も努力しなきゃ!☆」とヤル気が出ます。
【結局、一番大切なのは、自分に、そして愛している人たちに対して正直であること。また、一生懸命働くことです。明日はないつもりで、働くのです。練習を積むのです。努力するのです。でき得る限り、自分の才能を鍛錬し伸ばすことです。自分がしていることに、ベストを尽くすのです。この世の誰よりも、自分の専門分野に精通することです。それぞれの生業に必要な道具を使いきることです。仮にそれが本ならば本を、踊るならそのフロアを、あるいは泳ぐのならば水を、です。どんなものであっても、それは自分のものなのです。僕はいつだって、そのことを自分に言い聞かせてきました。】
マイケル・ジャクソンのような「超天才」でも努力することを怠らなかったと思うと、もっと頑張らないといけないと思ってしまいますよね。
マイケル・ジャクソンの「真実」を知るためには、他人が書いた本ではなく、この自伝が最もおススメです。
彼にどんなに愛情を注いでいる人でも、やはりその人の性格等により、マイケルの人物像は歪められてしまいます。(必要以上に「美化」したりとか)
自分で本を読み、解釈することが、最も正確に「真実」に辿りつけるのではないでしょうか。
私的には、当分〝マイケル・ジャクソンブーム〟が続きそうな予感。
ムーンウォーク --- マイケル・ジャクソン自伝 | |
マイケル・ジャクソン | |
河出書房新社 |