わたしの癒しTime。

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『XSCAPE』は爽やか系♪

2021-08-23 10:14:21 | MJ

*この記事は、前ブログに掲載していたものの再UPです。(2016年5月12日)

 

昨年の6月頃、私はマイケル・ジャクソンの死後2作目のアルバム『XSCAPE』(2014年)を買いました。ですが、当時はまだマイケルに全く詳しくなく、しかも洋楽にも慣れていなかったため、あまり良い作品とは思わず、早々に手放してしまったのでした。(ばか~~)

それに、マイケルの死後に出た作品だということも、偏見の目で見てしまう要因になっていました。実際、死後1作目のアルバム『MICHAEL』には、ニセモノ疑惑が噴出していたそうですから。(私もその曲を聴いたけど、「何だかなァ」と思ったわ。加工されまくりでマイケルのボーカルが生きてないし、本人のモノかどうかの見極めが難しかった)

が。

最近また気になり始めたの、何故なのかは分からないんだけど。

なので、再び購入しちゃいました~~。 ↓


 

買ったのは、またもや「デラックス・エディション」☆(当然でしょ?) マイケルのモノに関しては、どんなに散財しても構わないと思っているワタクシなのでございます。

改めて聴いてみると、前とは違ってマイケルに詳しくなっている今回は、「すっごくイイ!」と感じました。

前回は、どの曲も同じように感じ、あまりピンときませんでしたが(失礼)、マイケルの曲に完全に慣れてしまっている今は、聴きやすくて心地よい曲ばかりだと分かります。このアルバムの評価が高いのも理解できる☆

ただ、マイケル・ジャクソン本人が、この企画を好ましく思うのかは疑問です。『アルティメット・コレクション』にも収録していない曲たちだもんね。。

でも、マイケル・ファンの皆さまが、彼の新しい曲を聴きたいと熱望する気持ちはよく分かります。『XSCAPE』に収録された曲たちは、マイケルがかなり気に入っていたモノらしいし、『MICHAEL』とは比較にならないクオリティだそうですし、どれもコアなファンが聴いたことがある曲で、〝マイケル・ジャクソン自身の歌唱〟であることも間違いないようです。(これは「聴けば分かる!」☆)

〝証拠〟として、オリジナル・ヴァージョン(デモ)が全曲入ってるしね☆


収録曲は、コレ。( )内の年号はオリジナル収録の年です。 ↓

①⑨Love Never Felt So Good(1983年)
②⑩Chicago(1999年頃)
③⑪Loving You(1980年代半ば)
④⑫A Place With No Name(1998年)
⑤⑬Slave To The Rhythm(1991年)
⑥⑭Do You Know Where Your Chidren Are(1990年前後)
⑦⑮Blue Gangsta(1999年)
⑧⑯Xscape(1999年頃)
*(⑨~⑯は①~⑧のオリジナル・ヴァージョン)
⑰Love Never Felt So Good(featuring.ジャスティン・ティンバーレイク)


DVDには、アルバム制作陣のメイキング・ドキュメンタリーが収録されています。マイケルが全然出ていないとガッカリする人が多いようですが、確かに『Slave To The Rhythm』のホログラム映像は入れてくれてもいいのにね。。と思います。ですが、このDVDは観るべきです。

プロデューサーたちが愛するマイケルのため、頑張って「コンテンポライズ(現代化)」した努力の跡が見れますし、制作の過程も分かります。

コンテンポライズされたモノとオリジナルを比較して聴くのも楽しいし、どちらもマイケルのボーカルには一切手を加えてありませんので、彼の素晴らしい歌唱力を存分に堪能できますよ~♪ (注:③『Loving You』は原曲の〝歪み〟が修正してあるみたい。原曲を聴いた時、私、「買ったばかりなのに、もうイカれちゃったのかしら。。」と心配したわ。実はデモテープが傷んでたみたい)


私の評価は「やはり、コンテンポライズはオリジナルに勝てない☆」でございます。

現代化されたアレンジは心地よく、BGMとして聴くのはいいかも。それに、場違いなほど軽快な『Blood on the Dance Floor / History in the Mix』のリミックスより格段に意義があると思います。(私、これも好きなんだけどね)

ですが、オリジナルの素晴らしさといったら、ホントに感涙モノです。

デモなので、彼の生々しい存在感や息づかいを感じるし、もうホントに〝胸キュン〟状態になっちゃうの。 
アレンジもマイケルらしいし、楽曲の世界に浸れる感じ。。私、思わず「正座」して真剣に聴いてたもの。

それに、『Love Never Felt So Good』や『Loving You』の鼻にかかったラブリー  な声と、『Blue Gangsta』や『XSCAPE』の大人っぽい低いセクシーな声に萌えまくり。 どちらの声も素敵すぎる。

甘~~~い声の可愛い男の子が、約20年を経て、艶のある声の超素敵な大人の男に変わっていく姿が目に見えるようです。 マイケルの歌唱力の高さと豊かな表現力は驚異的です☆


そして、マイケルの曲は、あまり季節感を感じるものはありませんが、アルバム『XSCAPE』は爽やかな印象です。 全体的に心地よく聴けるので、これからの季節に合う感じ。

それに、コンテンポライズしてあるといっても、原曲は80年代~90年代のものなので、〝煌めきの時代☆〟の空気を何となく感じます。


というわけで、『XSCAPE』は良いアルバムだと思います。(気に入ってる

もう、これ以上の〝掘り出し物〟はないかもね。。あまり無理して「発掘」するのもイマイチかも。もうマイケル・ジャクソンの意思を確認することはできないのだから。

それより、過去の映像の〝掘り出し物〟を発掘してほしいな~~。幸せそうでお茶目なマイケルが見たい。

「ヒストリー・ツアー」のライブDVDも出してほしい。(マイケルが亡くなる前に話があったと聞きました) 編集はマイケルっぽくお願いします。


*2021年8月23日追加

マイケルの未発表曲のデモ音源は、もうあまりないそうです。全て新曲のアルバムを1枚出すのも難しいくらいだと聞きました。

こういう事情もあるので、エステートなどが〝カシオ・トラック〟に飛びついたのも分かる気がする。まさかニセモノとは思わなかったのでしょうね。カシオ家はマイケルと親しくしていたし、曲のクオリティもまあまあだったようだし。

でもね、ファンはニセモノなど聴きたくはありません。

ちなみにエステートは、「〝カシオ・トラック〟の曲は今後一切使用しない」と言っているそう。

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