もうひと昔、ふた昔、もっと昔の話になるのかな・・
夫は早々とパソコンを手にして、独学で何でも出来る技を身に着けた。
そして再三再四、しつこく私に言った。
「早くパソコンをやりなさいよ、
今どき、手書きの手紙を書くなんぞ古い。
忘れてしまった漢字を辞書で調べなくてもいいし、
手紙を書くのが好きなお前さんこそ使うべきだ」と・・
当時の私は今から思えば若かったから、自筆で手紙を書くのが
億劫だと思ったことなど皆無であった。
「貴方、手紙は自筆で書いたものを頂くから想いが伝わるというものよ、
活字の手紙やメールなんて有難くもないわ!
ほっておいて!
私は手紙を書きますから・・・」
それから何年かして私は何故かパソコンを始めたのでした。
理由は忘れたが、ワードで手紙を書く容易さ・・
プリントまでしてくれて、ラクチン・・この上ない。
「こんなことなら早くパソコンをやれば良かったわ! !」となったのでした。
でも、ラブレターだけは自筆の手紙にしましょうね・・
私にもうその機会はありませんが・・
イヤイヤ、「老いらくの恋」なんて、「棚からボタモチ」を期待しようかしら・・・
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