心穏やかに・・・

孫育てonlyの日々も少なくなり
和太鼓を楽しみながら時々仕事も行って
愛犬ムクと一緒に充実した毎日を送っています

第6回西国お参り

2015年03月01日 | 西国33所

      

     

 

この写真を見て 「あらっ? ここはあの映画やあのドラマに出てきたお寺さんじゃないの?」

そう気付かれた方は 【あの映画】 【あのドラマ】 をご覧になった方でしょうね。

 

そうです 今回は姫路にある  【書写山 圓教寺】  へお参りに行ってきました。

映画【ラストサムライ】  【天地明察】   大河ドラマ【軍師官兵衛】  ロケ地です。

 

圓教寺へ行くにはロープウエィに4分ほど乗りますが その麓の乗り場すぐ近くに

小さなお菓子やさんがあります。

    

     【書写 千年杉】 (ゆずクリーム) 中身が出てくる様子をなぜか撮ったりして。。

実はこのバウムロール・・・

ラストサムライ主演のトム・クルーズが お店にある在庫ぜ~んぶ買い求めたんだって!  

という話が有名になってるそうでして。

今だけ限定の キャラメルクリームや 定番の小倉クリーム ゆずクリームがありまして

試食の結果 ゆずクリーム入りを一つ 話の種にお買い上げ~!

 

 

余談から入ってしまいました。。

2月22日日曜日 第6回西国お参りに行ってきました。

いつもと同じく7時半名古屋駅出発  姫路まで往復500余キロ  ドライバーさんは2名体制。

前回まで2台のバスでしたが今回は1台  なんと40名乗車でほぼ満席状態。

この日は姫路マラソン開催日とやらで 姫路市内午前中通行止めのところ多く

渋滞が予想されるとのこと。

「渋滞を避け迂回して何とか行きます!」 というドライバーさんのおかげで夜7時半過ぎに名古屋着!

名古屋から姫路まで往復バス しかも日帰り ・・・できちゃうんですねぇ!

那智でも日帰りだったんですから・・・おっとこの時は特急電車に乗ったのでした。。

 

【26番 一乗寺(いちじょうじ)】  ご本尊:聖観世音

7時半に名古屋を出て2回トイレ休憩  11時にはお参り開始  神戸と姫路の中間辺り。

お寺さんについて先達さんからお話はありましたが 情けないことに何も感じることもなく

また何もわかっちゃおりませんので 写真のみ。

階段が162段あってちときついですよ・・・ってことだけメモを残してるだけでして。。

     

               山門  になります

      

         162段の階段の始まりです

 

     

             ここから上がって

     

        左側の入り口から本堂に入り お経を上げました

  

    本堂から見下ろした 三重塔    彫り物は凝ったものではないように思いました

 

     

   帰る時に山門付近にいたネコちゃん    雨もパラパラ・・・今日は寒いよね

 

 

     

12時15分 今回はお弁当ではなくお店でお昼ご飯  あったかいにゅう麺が嬉しかった!

 

 

【27番 圓教寺(えんきょうじ)】  ご本尊:六臂如意輪観世音

一乗寺よりもっと西へ・・・姫路を通り過ぎ ロケ地 ロケ地と事前情報いっぱいの圓教寺へ。

『西の比叡山』 とも呼ばれ僧侶の修行の場として栄えてきたとのこと。

≪ろっこんしょうじょう≫っていう掛け声というか唱える言葉というか・・ご存知の方が多いと思いますが

このお寺さんを開かれた性空(しょうくう)上人はここで≪六根清浄≫の悟りを得られたそう。

またあの弁慶が7歳から17歳まで過ごしたお寺さんとのことで 『弁慶の机』 というものも見てきました。

でもあの弁慶さん やっぱりとってもやんちゃで手に負えなくて17歳で放り出されたんですって。

 

     

バスを降りてからこのロープウエィで4分ほど上がります  (これはお寺さんの駅で撮影)

     

お天気は雨・・・霞んでますがそれでも菜の花の黄色が鮮やかでした! (ロープウエィ内より)

     

ロープウエィを降りたら今度はマイクロバスに乗り換え5分ほど  (往復500円実費)

歩けない距離じゃないんですが 道が粘土質のため雨が降るとツルツル滑り転ぶ可能性大だからと

添乗員さんはバスをオススメし 「それでも歩く方おられますか?」 の問いかけに

ひと夫婦だけ手を上げて・・・「ほんとに歩かれますか? 滑りますよ!」(by添乗員さん) 

でも歩くって。。。

「・・・そうですか・・・じゃあ皆さんはお二方が着かれてから一緒にお経を上げますので待ってて下さい」

       

「バスに乗って欲しいなぁ」 と心の中で思っておられたであろう 今回お世話になった添乗員さん。

毎回人数分の納経帳や掛け軸・白衣(おいづる)を持って御朱印代行をしてくださる添乗員さんには

ほんと 頭が下がります・・・いくら仕事といえど。

 

お二人だけでは何かあってもいけないということで 先達さんが一緒に歩かれました。

・・・・・こういう時って・・・・・普通だったら・・・・皆に合わせませんか? 38対2です。

皆を待たせることになるわけです・・・そこまで我を通す?って感じた人が多いようでした。

 

     

マイクロバスを降りて 50段ほどの階段を上がると 舞台造りの 摩尼殿  ここでお経を上げました

    

 例のお二人を待っている間 とても寒かったけれど回廊にも出て景色を眺めてました   

 

さてそこから お菓子のネーミングにもなった樹齢千年に近い杉の木が林立する中を

奥へ奥へと(200mくらい)進んでいくと

    

 

 デーーーーーーン!  と最初に載せた写真の建物が見えてくるのです!

     

            正面  食堂(じきどう)

 

     

           食堂右手にある  大講堂

     

       食堂左手にある  常行堂(じょうぎょうどう)

 

雨のためモヤ?霧?が出ていて幻想的で 荘厳さを感じるというか とてもいい雰囲気でした!

 

     

     

     

 こんなポスターも貼ってありました。

お馬さんはロープウエィにも乗れず 麓からの道路も狭いはずだし・・・

山道を歩いてここまで連れてきたんでしょうか。

多くの撮影機材運搬といい ほんと大変だったんでしょうね。

 

 

3時半 お参りを終えた帰り道

     

「左手に姫路城が見えてきましたが 厚化粧すぎて真っ白で・・・う~ん・・・ちょっと何だかねぇ」  

という添乗員さんの言葉に

反対側に座ってたからお城が狙えず またバスは走行中にもかかわらず 

適当にシャッターを切ってみる・・・一枚だけ写ってました!

     

トリミングしてみましたが 画像が粗い  まるで雪を被ってるような白さです

3月下旬 一般公開が始まるようです。

 

雨のおかげもあり お寺さんの雰囲気はとても良かったのです。

が相変わらず勉強不足で 今回も観光旅行に近いものとなりました。。。

≪トム・クルーズが買い占めたお菓子です≫  とか ≪ロケ地でした≫  とか・・・ね。

 

 

 

 

 


第5回西国お参り

2015年02月13日 | 西国33所

1月29日夜中からのインフル騒動予兆も全くなかった 1月25日  第5回西国のお参り 

今回は大阪・奈良の3ヶ寺  バス2台  わたしは1号車 28名で7時半名駅出発。

先達さんは 大好きな Fさん!

添乗員は 「『いしちゃん』 とよんでくださ~い!」 という

素晴らしい気配りとなおかつ楽しさを持ち合わせた年配女性で 非の打ちどころ全くなし。

また機転の利く運転手さんで 帰り道は13キロの渋滞を避け 一般道の峠越えをしたりして

5時半過ぎには名駅に 早い到着にびっくり! 気持ちよくお参りできた第5回でした。

 

ところで西国33所お参りとは 近畿2府4県 そして岐阜県にまたがるお寺さんに

現世のご利益(いくつでもいいそうです)をお願いします。

四国88ヶ寺のお参りは 汚れを取り去り新しく生まれ変わる準備のために。

先達さんのFさんからあらためてこのことを聞いて

そっかぁ・・・わたしは人として汚れきってるから 四国のお参りでは感じるところが多かったのかぁ。

自然と反省の心が湧きあがり お参りして帰ってくると何事に対しても感謝の心を持てたんだよね。

西国より四国にもう一度行きたい! と沸々と思うのはまだまだ汚れがいっぱいだから。。

・・・・・四国に行かずとも普段の生活の中でも心がけ次第で いつも感謝の心を持って暮らすならば 

汚れも取れ 心穏やかにま~るい気持ちで過ごせるだろうけど。。

なんて 思ってました。

 

 【5番 葛井寺(ふじいでら)】  ご本尊:十一面千手千眼観世音

葛井寺 と書いて なぜに ふじいでら と読むのかわかりませぬ。

一般には 藤井寺 でいいんでしょうかね。

     

         山門

     

         本堂

この燈籠はレプリカだそうで聖武天皇が寄贈されたという本物は境内裏の庭園にあるとか。

この四角の穴から紫色の煙がどうのこうの・・・で紫雲山という山号がついたとのこと。

わたし全くわかっておりません。。

 

『御本尊の千手千眼観世音菩薩坐像は 千手にて迷える衆生を救うための大慈悲を示し

唐招提寺・三十三間堂とともに三観音として有名でその美しさは人々を魅了し 

現世利益の観音信仰を支えてきたうんぬん』とのことですが

ここのご本尊は秘仏のため 毎月18日しか御開帳されず・・・残念ながら拝見できず。 

でも本堂に上がってお経を上げることができました。

ドンドンドドン・・・と大太鼓の音も聞こえ 僧侶が太鼓を叩かれる姿を見たいななどとも思ったりしながら。

 

     

    西国33所のお砂踏み   33所のお参り後に訪れる善光寺さんまでありました

 

     

         真言宗のお寺さんゆえにお大師堂あり もちろんお参り

 

 

    

時刻はまだ11時前だけどお昼ご飯   里芋&かぼちゃの面取りに感心! 美味しかったです!

 

 

 【7番 岡寺(おかでら)】  ご本尊:如意輪観世音

岡寺 とは通称であって 正式名称は 龍蓋寺(りゅうがいじ) だそうです。

 

     日本最初の厄除け霊場・・・山門に着くまで結構きつかったです。

 

     

           山門

   

    金網でお顔がよくわかりませんが・・・国の重要文化財になってるようです

 

     

             本堂

 

大雨や強風を巻き起こし村民を苦しめていた龍をその法力をもって池に封じ込め 

そこに大きな石で蓋をした・・・という伝説が残されていて これが龍蓋寺という名前の由来とのこと。

  

 

     

             こちらも お大師堂あり ありがたい!

 

なんといっても石楠花が一番だそうで 4月中旬から見頃とのことですが

     

       これ・・・何の木?

     

季節が来れば咲く?  500年の老木でもまだ花が咲く?  わたし61年・・もう咲かないだろうな

 

 

 【6番 壺阪寺(つぼさかでら)】  ご本尊:十一面千手千眼観世音

こちらも壺阪寺は通称であって 正式名称は清水寺の北法華寺に対して 

南法華寺(みなみほっけじ) といわれるそうです。 

一山全部壺阪寺だそうで それはそれは広く一般道路を挟んだ反対側もお寺さんの敷地。

春から初夏にかけて やまぶき・つつじ・ラベンダーが咲き誇り

秋には境内一円のもみじや周辺の山々が色づき紅葉の風景が広がる・・・とのことですが

う~ん・・・冬場は何も咲いてません。

     

         山門

     

            ご本尊が祀ってある 八角堂

 

     

ご本尊は眼病に霊験があるといわれ 

お里・沢市の夫婦愛をうたった人形浄瑠璃 『壺阪霊験記』の舞台としても有名とのこと。

     

お里・澤一像のある後ろ 身を投げたという谷ですが 結構深いところでした。

 

     

      『まよけばし』 に立ってた鬼さんたち   愛嬌あるお顔でした

 

  

 三重塔   釘1本使用せず木材を組み込んで造り上げること また飾り彫りにいつも感心します           

 

         

            敷地内には養護盲老人ホーム慈母園があります

 

昭和三十九年より始まった インドでのハンセン病患者救済活動のご縁からご招来された

世界最大級の天竺渡来大観音石像・大涅槃石像・大釈迦如来石像

巨大石像群が境内にシルクロードの香を漂わせている・・・とのことですが

ほんとにほんとにばかでかい石像がいっぱい建ってるんです!

     

           どれくらい大きいかというと・・・

      

   第1回からずっと一緒で仲良しになったSさんがポーズを取ってくれました!

  

       爪がちょうど掌の大きさです

 

     

       どれくらい大きいかというと・・・

     

       う~ん・・・これじゃわからないか・・・

     

         後ろから見るとこんな感じ!

 

     

     

 

これらの大きな石像・・・どうやってインドから運ばれてきたのか・・・

     

     こんなブロックに分けて運ばれ こちらで組み立てるんだそうです

 

他にも近くで滅多に見れない十一面千手観世音菩薩様が・・・

     

     

    

 

良く似ているけど 隣りはちと違うような・・・

     

     

   

いやぁ・・・実にいろんな物を持ってらっしゃる!  一つ一つ意味があるんでしょうが勉強不足。

 

     

夫婦仲の宜しくない方はぜひお参りしてください・・・と言われお参りした

天竺渡来十一面観音石像(夫婦観音)  高さ5メートルあります。

     

またある伽藍では

    

 

とても小さいけれど すごく落ち着くこんな部屋があって・・・書きたい相手が頭に浮かぶ。。

でもそんな時間はなくて・・・こういうところがツアーのデメリットなんですよね。

 

 

最後はちとお遊び気分で・・・

     

            自分で乗って自分で撮影できなかったので・・・

     

      お線香を持ち歩いている マーブルチョコの容器を乗せてみました!

 

 


第4回西国お参り

2015年01月11日 | 西国33所

体調めちゃくちゃ悪く 行こうかやめようか悩み・・・

観音様のご利益をいただけるかも? という(欲張りな)思いが勝ち 出かけたものの

まさかその二日後に肺炎で入院するとは思ってもいなかった 

第4回の西国お参り行きでした。

まあね 行ってる最中も時々背中ゾクゾク・・・熱上がってるかも? 

そう思えることが何回もあり 帰宅して測れば38度5分! 数字を見てビックリ仰天。。

そんなことも もう昨年の話しとなりました。

 

 

12月14日(日)  朝7時前に家を出る時は小雪がチラチラ寒い日。

集合場所には 四国お遍路でも数回ご一緒した先達さんの姿が!

1号車のバスの先達さんとのことで わたしは何号車? 

受け付けを済ませたところ  やったー!1号車!

とても穏やかな方で 大好きなFさん! (やっぱり出かけて来て良かった!)

 

    

         ≪ワイドービュー南紀1号≫ に乗車  45名の参加

名古屋発⇒桑名⇒四日市⇒津⇒松阪⇒多気⇒三瀬谷⇒紀伊長島⇒

尾鷲⇒熊野⇒新宮  と停車 次の紀伊勝浦が終着駅。

新宮が下車駅だったのですが 遠いのなんのって  3時間半乗車です!

     

       名古屋駅で積み込まれたお弁当は車内で

しかも振り子電車っていうのかな・・・横揺れがひどくってひどくって・・・半端なく疲れました。

 

     

          熊野駅でやっと海岸線が見えました

 

    

帰る時にわかったのですが この新宮駅近辺 見渡す限りコンビニもお茶が飲めるお店もなし

ここからバス2台に分乗・・・23名だったので二人分座席を一人でゆったり。

ツアー4回目にして 西国33所の始まり 1番のお寺さんお参りです。

 

とその前に 48集まってる滝の一つで 落差133m 幅13メートル 滝壺の深さ10メートル

という滝自体をご神体とする ≪那智御滝 飛瀧神社≫ へお参り&見学

    

  

    結構長いこの石段を下ると         正面に≪那智の滝≫が見えてきます

 

渇水期なのか非常に水が少なく ゴォーッ!と豪快に水が落ちる滝は見られずちと残念。

 

   

    顔見知りのお二人に誘われ 滝壺展望台 (¥300) まで

う~ん・・・って感じ  でも虹が見れたから(下の方・・わかります?)良し! としよう。

 

     

          この寒い中 ツーリングの若者たちの姿が!

 

 

【1番 青岸渡寺(せいがんとじ)】  ご本尊:如意輪観世音

 

  

                行けども行けども階段・・・

いつもと違い 5~6段上がっただけで息切れ おまけに脚がだるくて エンヤコラ・・・

やっぱり調子良くないなぁ・・・

  

    およそ500段上って山門到着  まだ64段あるって・・・

 

     

              本堂  

鰐口(ジャランジャランて鳴らすところ)の大きさは日本最大とのこと。

この写真ではちとわかりませぬ。。

 

     

         神仏習合時代に建てられたので 本堂左手には那智大社

     

             神社本殿       中央の男性がF先達さん

            

     

堂右手奥には展望台があり 那智の滝や三重塔がよく見えます

お庭もきれいにしてありましたが 愛でる気分にもなれず

手は凍えきって冷たいのなんのって 寒いのなんのって・・・もうバスに戻りた~い!

1時間半も自由時間があったけれど みな早めの集合でした。

 

 

行程表にはなかったのですが 補陀洛山寺(ふだらくさんじ) へお参りしてから駅へ・・・らしいです。

でも帰りの電車の時刻は5時28分の≪ワイドビュー南紀8号≫ 

この後すぐに行っては駅に早く着き過ぎ。 

それまで時間を潰さなきゃいけないようで かまぼこセンターへ寄ってみたり。

なんか今までの忙しない行程に比べ (特に先回)

のんびり行程というよりダレダレ行程に思えて仕方がない。

これも体調悪かったせいかも  と今は思うのですが。

 

【補陀洛山寺(ふだらくさんじ)】

     

世界遺産にも登録されていて 南方に補陀洛浄土を目指し渡海する(補陀洛渡海)

上人様達の出発点とされたお寺さん。
                             
                         

     

補陀洛渡海とは 平安時代から江戸時代にかけて 

小さな船に閉じこもり(外から釘を打ちつけて)30日分の脂と食糧をたずさえて

生きながらにして南海の彼方にあると信じられていた観音浄土を目指すというもの。

 

     

         25人の上人様が海を渡って行かれたという石碑

 

住職さんは不在  青岸渡寺の住職さんが兼ねておられるということだそうです。

普段事務の仕事をしてる というお方がいろいろお話してくださり 

その後  今回特別にご本尊の御開帳をしてくだいました!

こちらの観音様 両横のお顔があまりにも怖いので 正面は思いっきり優しいお顔とのこと。

南京錠を開けたら また鍵のついた扉があってガチャガチャ・・・

御開帳されお顔を拝見した瞬間 なぜか涙が出てきて ずーっと涙ポロポロ・・・

一方通行で順に進み 真ん前で拝見できたお顔は ほんと優しくって優しくって。

 

体調悪くて今日はやめるべきだった・・・とずーっと思ってたけれど

ここで心にズンと響く観音様を拝見することができ やっぱり来て良かった!

やっとそう思えることができた!

 

今回のF先達さんに 時間があった時

「西国お参りを始めたはいいが 四国お遍路とは違いちっとも心休まらないのです」

胸中を話したところ

「そのうちストン・・・と心が休まるというか ジワ~ッと染み入るお寺さんが出てくると思いますから それを楽しみに頑張って続けてみてください」

って言われた。

この補陀落寺は33所には数えられてないけれど 

ここがわたしにとってそのお寺さんだったのかも・・・

これで少しは 心穏やかになれるでしょうかね。。。

 

 

 

 


第3回西国お参り

2015年01月07日 | 西国33所

昨年11月15日(土) 紅葉真っ盛りの京都・奈良へ 第3回西国お参り。

写真やメモを見て思い出しながらの記録です。

 

バス2台 ほとんど満席 走行距離約330キロ 

奈良県内の道路では 天皇皇后両陛下が ≪第34回全国豊かな海づくり大会≫ に

ご出席されるとのことで普段より混んでる との情報をチラリと耳にしました。

海に面してない奈良で豊かな海づくり大会?

数年前岐阜でもあったようです。 

手入れの行き届いた豊かな森林がきれいな川をつくり 豊かな海づくりに繋がっていく

ということらしいです。

話しがそれました・・・

今回は非常にハードな行程で 時間もきちきちに組んであったようです。

帰りは東名阪道で事故渋滞があり これを避けるためいったん一般国道に下りたりと

帰宅時間は大幅に遅れ 疲れた一日となりにけり。。

 

 

【11番 上醍醐寺(かみだいごじ)】  ご本尊:准胝観世音

こちらも世界文化遺産  

   

調べたところ本来ならこちら≪准胝堂≫(じゅんていどう)へお参りするのですが

(多くの伽藍があり時間かけてゆっくり見て回りたい!って気持ちになりました)

現在は平成20年8月の落雷が原因による火災により焼失したため

ずっと山の下にある下醍醐にご本尊が安置されてるとのこと。

 

     

 

それにしても下醍醐も広い広い敷地で見所満載のよう! 

 

 

が・・・今回の先達さん・・・何の説明もなしにタッタカタッタカ速足でお参り。

     

     左奥から観音堂に上がれるようになっておりこちらでお参り

     

     

こちら金堂は唯一説明があったところ・・・でもまだ皆が揃っていないのに説明開始

 

     

            三宝院唐門 

 

     

      木の組み方に惚れ惚れした 五重塔

こちらも自分で勝手に見に行っただけで あとで調べりゃ

創建当時(951年)のまま現在に残る五重塔とのこと(修理は何度もされてるようですが)

また内部の壁画も国宝に指定されており 壁画中の空海像は同人の肖像として

現存最古のものである・・・とのことでした。

 

    

         西大門(仁王門)

   

        仁王様の写真を撮ったり

 

     

       おっ! 紅葉きれいだわ~~ とパチリ ・・・

     

      

そんなことしてるもんだから駐車場がわからなくなって 仲間らしき人を見つけた時はホッ!

 

集合時間も言われなかったので慌てて戻ってくれば・・・

納経所が混んでて 添乗員さんまだ戻ってこないとのことで バスの中で30分待ち。

何の説明もない速足の先達さんに 皆不満だったようで

そのことをご本人に伝えた人がいたようです。

次のお寺さんへ向かうため再びバスが動き始めてすぐ

「私は足が速いそうですので 今後はこちらの方に先頭を歩いて頂きますから。

でも今日はハードスケジュールですから ゆっくり歩いていたら全部回れませんよ」

    (お客として参加してた 先達さんの資格を持つ男性がいらしたんです)

何だか機嫌損ねてしまわれたようで・・・

その言い方も感じ良くなくって何だか気まずい雰囲気で 昼食をとるお店へ。

 

平等院 宇治橋すぐ側にある ≪喜撰茶屋≫ というお店で京料理のお昼。

     

   いやぁ・・・とってもお上品で少食のわたしでも物足りないほど

 

 

【10番 三室戸寺(みむろとじ)】  ご本尊:千手観世音

     

            山門

     

         本堂      これ全部 ハスの鉢! 

ハスの花咲く7月に またぜひ訪れたいものです。 

33年毎にご本尊の御開帳があるそうです。

 

     

 勝運の牛・・口の中にある玉を触るといいとか  狛兎・・・中で卵型の石を立てれたらいいとか

      

       狛蛇   宇賀神を撫でると 財運(金運)・良運がつくとか

 

 

     

階段を下りると・・・5000坪の大庭園があって 枯山水・池泉・広庭からなり

     

    5月のツツジ(2万株) シャクナゲ(千本) 6月のアジサイ(1万株)

       

そして今回訪れた秋の紅葉・・・お花を楽しむにはベストなお寺さんのようです。

ここでも集合時間を言われなかったので 

「まだいいよね・・・一人じゃないし・・・これだけいれば心強いよね」

親しくなった仲間5~6人と時間を心配しながらの散策でした。

 

 

【9番 南円堂(なんえんどう)】  ご本尊:不空羂索観世音

     

           南円堂

京都から奈良へ移動   興福寺境内にある伽藍の一つ 六角形の建物

 

      

斜め向かい側にある小さなお堂で お経を上げる僧侶・・・白い肌を持つ外国の方でした

 

     

      塀には 5つ星ならぬ5つ線 最高級のお寺さんの印です

 

     

  ワンちゃん 必死に抵抗して動きたくないようです・・・鐘の音がイヤだとか

 

     

        東金堂 と 五重塔

この向かい側では 中金堂の再建(復元)工事が進められていました。

平成30年(2018年) 落慶予定とのこと。

 

     

ここでも納経所が混みバスの中で添乗員さんが戻るのを待つことに。

もうずいぶん日も暮れてきて 次のお寺さんへは1時間ほどかかるらしく

先達さんは時間を気にしてヤキモキ・・・今日お参りするのは難しいかも と言い出されるし。     

         

         

  

【8番 長谷寺(はせでら)】  ご本尊:十一面観世音

牡丹で有名な長谷寺・・・知ってはいても訪れるのは初めて!

     

仁王門を入ると長い登廊が山腹の本道へ通じています

     

       

           石段の高さがだんだん高くなっているのがわかりますか?

屋根付きの回廊形式で 長さ200m 399段

天井からは長谷型灯籠が下がって風情もひとしお

     

境内一円で見られるボタンの花もここから見るのが最も美しい・・・らしいです。

途中でこのように二度直角に折れ曲がってます。

 

     

            本堂   

清水寺と同じく舞台式・・・舞台の端っこまで行ってもお寺さんの全景がはいりません。

   

 

同じ道をまた引き返し(399段下って) そしてもっと下っていくと 

     

       常夜灯の灯りも入りました

     

長谷寺の塔頭(たっちゅう)寺院 法起院 があります。

 

【番外 法起院(ほうきいん)】  ご本尊:徳道上人

     

     

   お参りは 運心 時刻も遅いので火の用心のためろうそくも線香もお供えせず

     

     ここが徳道上人御霊廟で十三重石塔があるよ と言われても・・・

     

        これが ≪はがきの木≫ だよと言われても・・・ 

予習してなかったわたしはちんぷんかんぷん。

 

薄暗くなった 5時過ぎに打ちおさめ。

ちょっと距離のあるバス駐車場へ着いた時はもう暗くて・・・

そして例のごとく納経待ちで 5時半にやっと出発です。

そうそう・・・バス車内で待ってる間に先達さんは挨拶され 

「わたしはここから電車で帰ります このちょっと上に駅がありますから」

って降りていかれた・・・京都のとあるお寺の住職さんなんですけどね。。

 

今回の添乗員さんは二人

若いお姉様と中年のおじ様  このおじ様 「昨日は岩屋寺でした・・・」と最初に挨拶。

岩屋寺(45番) って四国88ヶ寺の中でも難所の一つで階段やら坂道やら

ものすごく歩かなきゃいけないのです。

皆の納経帳を背負って往復するのはほんと大変なお仕事です。

疲れておられたのか・・・あとは一切お話されないのです。

普通 バス車内で先達さんとは打ち合わせなどよく話されるものなんですが

こちらも一切ないのです。

以前お世話になった時は きめ細やかに世話焼いてくださったのですが。。

そして40冊近い納経帳を入れたリュックを背負うのはお姉様

おじ様いわく 

「なんと酷い奴だとお思いでしょうが 彼女がどうしてもやらせてくれ というものですから」

と一人苦笑いされてるし。。

 

そんな第3回のお参り・・・今回も長くなりました。

お寺さんやご本尊のいわれには全く触れず なんのこっちゃ…って感じです(汗、、)

目を通してくださったお方様 貴重な時間を拝借してすみませんでした!  

そして・・・ありがとうございました!

 

 

 

 


第2回西国お参り

2014年10月30日 | 西国33所

まさかの寝坊 ドタキャン寸前・・・何とか集合に間に合った 第2回西国お参り。

10月下旬にしては暑い日で 日中バス車内はクーラーを効かせるほど。

26日日曜日 名古屋駅を7時半 バス2台で出発 私が乗った1号車は38名でほぼ満席。

先達さんは 草津SAから乗車。

今回の先達さん 次にお参りするお寺さんの歴史や見どころなど車中で説明され

現地では案内もてきぱきてきぱきと上手にされ 私的にはgood!

 

【22番 総持寺(そうじじ)】  ご本尊:千手観世音

山蔭卿の父である高房卿は大宰府に赴任の途中、猟師たちが一匹の大亀を捕らえていました。

高房卿は、自分の着物と交換し、大亀を河に放しました。

翌朝、河に落ちた山蔭は、昨日の大亀が元気な山蔭を背に乗せて現れたのです。

観音様の御恩に感謝した高房卿は観音様の造像を発願します。

 

    

これはバスに戻る途中 蔦の絡まる石垣が素敵なお寺さん 黒いカバンを下げてる方が先達さん

 

         

  恩返しをした亀? ちょっと怖い顔           山門

     

           本堂

ご本尊の観音様の台座も亀だそうですが 秘仏ということで拝観することはできず。

           

その後、高房卿は亡くなり山蔭卿が、父高房卿の遺志を継いで千手観音を像立。

その際千日間に亘り料理を御供えした縁により包丁道の祖として、祀られています。

     

         包丁塚 があります

   

              こちらのお堂におられるのは・・・・・ボケ封じ観音様             

足元に少しお歳を召した男女がすがる姿のある観音様はほとんど『ボケ封じ観音様』だそう。 

なので・・・こちらもしっかりお参り!



     

添乗員さんのアシスタントとして一緒してくださった華奢な女性

納経帳などが入った重いリュックを背負っても 足並み軽やか 階段タッタカタッタカ! 

 

【23番 勝尾寺(かつおじ)】  ご本尊:十一面千手観世音

義仲・善算が草堂を建てたのが始まりで 仏弟子となった開成皇子が道場を建立し弥勒寺とし

平安時代に勝尾寺と改名。

       

        皇室とゆかりがあるということで 菊の御紋が・・・

     

          山門

山門をくぐった途端 広がる景色に驚嘆!

  

   人工的に作り出されたモヤが立ち昇る池   真ん中に架かる橋を渡って行きます

     

      観音様像 多宝塔を右手に見ながら

       

   

   

   途中に置かれた(これも奉納?)だるまを横に見ながら 階段を上がります

   

   ウフッ! love×2 だるまちゃん?             まだ本堂が見えてこない!

    

     

        本堂

     

        お大師堂  

左側には 『四国お砂踏み』 があり1番から88番までお寺さんの名前を見ながら巡りました!

 

   

            

ありとあらゆるところに これでもか・・・というほどたくさんのだるまさんが!

お参り後の帰り道は行きと違いまして

   

こんなところがあったり(堂々巡りで出られないかも・・・やめておくことに)

    

   紅葉がほんの少し始まったこんな道を通ります 

     

    右側丸い石垣の上には弁天様が祀ってあります  池には鯉がい~~っぱい!

 

一般には『勝ちだるま』として知られ 標高400mの山中にある8万坪の境内は

しだれ桜・石楠花・紫陽花・紅葉など 季節ごとに壮観な姿を観ることができ 

癒しの空間・自然のご利益を求める参拝者も絶えないといわれ まるで大きな公園です。

 

     

       午後1時15分 やっと昼食  美味しかった~!

 

 

【21番 穴太寺(あなおじ)】  ご本尊:聖観世音

欲の深かった宇治宮成という人が改心し堂宇を建立 身代わりになった聖観世音を奉安。

丹波でも屈指の古刹です。

     

 

         山門

   

       本堂                               多宝塔

     

     

拝観料(ツアー料金に含まれる)の余分に 200円納め 本堂に上がり

お不動様・聖観音様・撫でお釈迦様のお姿を拝見

撫でお釈迦様・・・お布団かけて右手を頭の下に横になっておられます。

先達さんがお布団をよけて 「痛い所患ってるところを撫でてください」 と説明。

頭から足先へ 背中側へと回って全身撫でさせていただきました。

いかにお参り・おすがりする方が多いかわかります・・・全身つるっつる ぴっかぴか!

 

 

【20番 善峯寺(よしみねでら)】  ご本尊:千手観世音

現存の諸堂は徳川五代将軍綱吉の生母・桂昌院(けいしょういん)の再興といわれている。

今回唯一の難所!

     

バスを降り つづら折り(カクンカクンと5回曲がりました)の急坂を400メートル歩き 

     

        60段の階段を上がると東門があり

     

           山門

     

            この階段を上がったら・・・ 
     

             本堂  

    

天然記念物の『遊竜松』 (桂昌院のお手植えといわれている五葉松 樹齢600年)があります。   

     

     ここが一番の幹? ここから向かって右へ延びてる枝が下の写真なのですが

 

    あまりにも立派過ぎて・・・竜のように横に長くて写真に収まらないのです

 

   このまだ左手に延びてる枝もあって・・・写しようがありません

 

      

『しあわせ地蔵』 他人事(ひとごと)地蔵ともいわれ 自分以外の人のお願いをすること

     

しあわせ地蔵様のお堂の上の方に まだまだお堂が・・奥之院? こちらまでは行けず

     

         境内から見下ろした 京都市内

  

 

午後4時半打ちおさめ

これで2回終わりましたが・・・まだピンとくるものがなくって正直よくわからないのです。。

 

夜7時半名古屋着  その後在来線に乗り30分。

朝 寝てるのを起こして駅まで送ってもらった手前 迎えに来て・・・とは頼めず

かといってタクシーももったいなくて・・・

徒歩にて帰宅 (夜道と言えど深夜でもなし街灯もあるので大丈夫)

歩くことによってクールダウンする時間も多くなり 即現実突入に備えられこれもいいかも。