心穏やかに・・・

孫育てonlyの日々も少なくなり
和太鼓を楽しみながら時々仕事も行って
愛犬ムクと一緒に充実した毎日を送っています

5月のお遍路 前半

2014年05月22日 | 四国お遍路

5月10日~11日 第9回のお遍路  第59番~第69番 11ヶ寺お参りしてきました。

参加は28名 そのうち19名が一人参加・・・でもほとんどがもう顔見知りで 終始和やかな雰囲気でした。

先達さんは以前お世話になった 法螺貝を吹く 岐阜の住職さん。

雨降りのお参りが続いていましたが 今回は二日間とも晴天

お参りするには傘もなく楽なのですが 勝手なものでして 

雨に煙るお寺さんのほうが趣があっていいかも・・・と思った次第です。 

時間に限りがあるので効率よくお参りを済ませるため 今回は乱れ打ちとなりました。

まずは 最後の道場 【涅槃の道場】 香川にあるお寺さんが打ち始め。

参考までに 【発心の道場】徳島 【修行の道場】高知 【菩提の道場】愛媛 となります。

 

 

【第68番 神恵院(じんねいん)】  ご本尊:阿弥陀如来

     

         68番・69番 山門は一緒

     

   境内はこんな感じ・・・二つの札所が同じ境内に存在するとても珍しい霊場 とのこと

 

左下隅に 砂絵展望台 と矢印があります。

話しに聞いてたので 行きたかった! 見たかった! でも時間がなく見学は省かれました~!

      『和同開珎』の砂絵(某サイトより拝借)

     

     

        コンクリート打ちっぱなしのこの建物・・・中に入ってみると

     

          本堂   があるんです

日証上人がこの地で修行中 宇佐八幡宮のお告げを受け かなたの海上で船と琴を発見。

琴弾山に引き上げ 『琴弾八幡宮』 を建立したのが起源だそうです。

昔は この神社がお札所になっていたとのこと。

     

         お大師堂

この方が先達さん お参りの後いつもお線香立てをきれいに整理されます。

 

【第69番 観音寺(かんおんじ)】  ご本尊:聖観世音菩薩

余談ですが・・・

『観音』の読み方  一般的に 日本の西では 『かんおん』  東では 『かんのん』 らしいです。

わたし地方では 『かんのん』 と呼ぶので 名古屋は東・・・になるんでしょうか。

     

         本堂

第7代目住職さんは お大師様とのこと

     

        お大師堂

     

        山門が一緒なら 納経所も一ヶ所

 

 

お参りを終えたあと 駐車場に停まったままのバス車内でお昼のお弁当をいただく。

   

 いつもは完食に近いのですが ご飯の量が多いし食欲もなくって…不本意ながら残してしまいました。

 

 

【第67番 大興寺(だいこうじ)】  ご本尊:薬師如来

     

手前の大木・・・かやの木  樹齢1200年余り お大師様お手植えといわれてるそうで

     

      見上げるとこんな感じ

     

かやの木の奥の大木・・・くすの木  こちらもでかいです!

     

その大木を横に見て階段を上がります・・・一段一段すごく段差があるんです

              

おまけに山門間近の階段は凸凹   全部で90段くらいでしょうか・・・脚ガクガク・・・堪えました!

     

         山門

      

    ここの仁王様は身長314cm 88ヶ寺の中では随一とのこと

    

          本堂

     

         お大師堂

 

珍しいものを見ました!

       

ふくろうさん! 置き物ではありません 本物です!

      

        松の木なんですが

     

    写真ではわかりづらい?・・・三鈷(さんこ)の松でして 葉っぱが3本!

 

     

【第66番 雲辺寺(うんぺんじ)】  ご本尊:千手観音菩薩

『日本最大級の規模を誇るロープウェイ(定員101人) 全長約2600m 

山麓駅から山頂駅の高低差約660mを毎秒10mの速さで』 というロープウェイに乗りまして

  

            どんどん上がって上がって・・・

 

山頂駅に到着・・・寒い!というほどではなかったのですが 下界とはずいぶん気温差あり。

     

      まだ咲いてた桜!  下から見上げる ではなく 上から見下ろす花見・・・初体験?

     

     

そしてこのラインは県境  雲辺寺の所在地は徳島県 でも『涅槃(香川)のお寺』 となってます

     

こんな方たちにズラリと出迎えてもらってビックリ!

    

    

あとでわかりました  五百羅漢様   いろんなところにあるのですが・・・これも初めて見ました

 

    

        山門

 

    

       本堂

    

        お大師堂・・・なんですが

    

      ほんとの(?)お大師堂はその裏・・・こちらでお経を上げました

 

    

         この茄子に腰掛け願い事をすると叶うそうです

    

       一口いただきました  持ち帰りもOKとのこと

    

       こんないわれのある銀杏の樹もありました

 

【第65番 三角寺(さんかくじ)】  ご本尊:十一面観音菩薩  

    

バス駐車場からタクシーに分乗して到着(標高430m)   70段ほどの石段を上がると

    

        山門

    

         本堂

    

         お大師堂

 

    

800年前半 お大師様は三角の護摩壇を築いて21日間 国家の安泰と万民の福祉を祈念して

『降伏護摩の秘法』修法。

この護摩壇の跡が『三角の池』の中の島として現存し寺院名の由来ともなっている。

三角形の護摩壇は 『調伏』 といって祈祷によって怨敵退散せしめるもので

厳密には呪いではないが近いものがある。

『大変珍しい』 ということだけはわかったのですが・・・ 

 

  

    一茶が訪れたのは花咲く時期だったのか・・・境内にあるこの山桜の花を見て 一句

           『これでこそ 登りかひあり 山桜』

     

   

    色とりどりの季節の花が咲いていて いい季節のお参り とつくづく思いました

 

 

この日は 4時20分打ちおさめ  5時45分ホテル到着  前回昼食に寄った 今治国際ホテル

     

         いやぁ・・・・・・ツインでした・・・・・・もったいないことで

      

   夕食の部屋から見える中庭     鯛のかぶと煮は美味しかったけれど やはり食は進まず 

 

今治の街なかなのですが ホテル近辺な~んにもお店なし(ホテル売店は前回見てるし)

他に観るところもなし。

大浴場があったのがせめてもの慰み・・・なんて・・・遊びに来てるわけじゃないから。

部屋で読書をして過ごしました。

 

 

     

 翌朝 バイキングの朝ご飯をいただき(カレーが美味しいと聞き『朝カレー』!) 

7時45分出発

 

え~・・・毎度のことながら・・・長くなっております。

二日目は 6ヶ寺もあるんです。。。

ここでいったん終わって 【5月のお遍路 後半】  へ続けようかなと。

 

 

       

 


4月のお遍路 その②

2014年05月08日 | 四国お遍路

4月12~13日  第4回20番~27番 お参りに出かけました。

   (伊予の国まで行ったのに また阿波の国・土佐の国へ戻ってのお参り)

ん? 3月と同じく なにゆえまた二週続きなのか・・・

   (しかもお天気まで二週続いて雨だし・・・思い出してみれば高知って雨のお参りばかり)

第4回は本来なら昨年12月に終えてるはずですが 都合がつかず行けなかったのです。

で・・・1月始まり第4回めのツアーに入れていただき この日となったわけです。

なんと44名の参加でバスは満席!

今までは二人分の座席に一人・・・ゆったりだったのですが。

1月始まりは開創1200年ということで 毎月何日も設定あるのですが 毎回どの日も満席らしいのです。

大流行・・・なんですね。

今回ご一緒した半数ほどの方は二巡目・三巡目・・・とのことで中にはお若くても10回を超える方もいて

ビックリ!ビックリ!  大先輩ばかり!

先達さんは 般若湯大好きな方・・・この方に連れて行っていただくのも3回目になりました。

第7回でご一緒したことを覚えておられ  「おかあさんは何回目お参りしてんの?」 

聞かれてしまいました。。。

 

     

      今回は岡山駅ではなく 神戸駅にて新幹線下車 8時50分にはバス車中の人となり

     

     

        鳴門の渦潮   潮の関係で大きな渦は出来ない日でした

       

      大判のハンカチに包まれた昼食となるお弁当 何と10時半に車中にていただきました

 

この日打ち始めの鶴林寺(標高570m)へは 山の中バス一台ぎりぎりの道幅を進みます。

途中 那賀川にかかる 『十八女橋』 という橋を渡ります。

『十八女』・・・なんて読むのかわかります?  読み方は一番最後に記します。

 

【第20番 鶴林寺(かくりんじ)】  ご本尊:地蔵大菩薩

11時50分 打ち始め

 

     

          山門

  

            阿吽の仁王様ではなく 阿吽の鶴です

     

             階段を上がって

     

   本堂   関ヶ原合戦当時の建物とのことで ここにも鶴   本堂右手に三重塔あり

     

          お大師堂

左隣が納経所  こちらで道中着の背中に鶴のご朱印が欲しい人は各々いただきます。

はい いただきました!

           

      

雌雄2羽の白鶴がかわるがわる翼をひろげて老杉のこずえに舞い降り

小さな黄金のお地蔵さまを守護していた・・・その老杉 今は二代目とのこと。

小さな黄金のお地蔵さまは お大師様が彫られた地蔵菩薩像の胎内に納められ ご本尊となり

お寺の名前の由来ともなってるそうです。

     

     境内にはその他にも1000年を超す 立派な杉の木が何本もそびえ立ってます

 

【第21番 太龍寺(たいりゅうじ)】  ご本尊:虚空蔵菩薩

   

 102人乗りのこれに乗って標高610メートルまであがります  那賀川の水の色がきれいです

    

 山を二つ越え(2本ある支柱を通過する時には前後に大きく揺れます)  所要時間10分

      

          ロープウェイを降り この階段(118段)を上っていくと

    

      

             とても立派な

     

          本堂

     

      本堂を背にして右手に歩いて行くと  (とてもいい雰囲気・・好きです)

     

   高野山奥之院と全く同じ造りの  お大師堂   『西の高野山』 とよばれてるそうです

この辺りで 右手遥か彼方山の中に 先ほどお参りした鶴林寺の三重塔が見えます。

回廊を回って裏手に御廟があり お参り。

 

     

納経所の天井に描かれた龍・・・お堂建立時に力を貸した・・といわれてるそう。

どの角度から見ても 目が合ってしまう・・・見つめられてるように感じる とのこと。

     

     

          今回の添乗員さん  

       

      リュックの中はみんなの納経帳      足元はこんな靴・・・すごく楽ちんなんだそうです

     

    ただの山ですが・・・真ん中辺りをよ~く見ると・・・お大師様が東を向いて座っておられます

     

     

           高~い木も上から見るとこんなんです

     

 そして岩の上にはこんな子たちも(オオカミ) 説明がなければ絶対見逃してしまいそう

          

 

【第22番 平等寺(びょうどうじ)】  ご本尊:薬師如来

     

            山門

      

         本堂

      

             本堂には 箱車 がいっぱいありました

     

           お大師堂

  

本堂に上がる階段左手にある 『弘法の霊水』    今もお水が湧き出ており持ち帰りOK

         

【第23番 薬王寺(やくおうじ)】  ご本尊:厄除薬師如来

アカウミガメの産卵で有名な 日和佐・大浜海岸にあります。

また厄除けのお寺さんとして有名だそうで 年間100万人の方がお参りに訪れるそうです。

     

         山門

      

     こんな階段を上って   すべての段に1円玉5円玉がいっぱい! 踏まないで!

     

         本堂

     

          お大師堂

      

     本堂横にはこんな坂が60段ありまして すべての段に1円玉や5円玉がた~くさん!

お賽銭をあげながらお参りすると 身に降りかかる厄難が落ちるといわれてるそうでして。

     
          瑜祇塔(ゆぎとう)

上方が四角 下方が円筒形の一重の塔(相反するものが一つになることは素晴らしいこと)

天と地の和合を説く『瑜祇経』の教えに基づき 屋根に五柱の相輪が立っています。

真ん中が大日如来様 あとは・・・忘れてしまい????

 

4時40分打ちおさめ  一日中曇り空ではあったけれど 何とかお天気はもちました。

5時30分 今宵の宿 『遊遊NASA』 へ到着

    

       また広い和室・・・ 窓の外は 絶景の眺め(お天気良かったらなおのこと) 

       ホ~ホケキョ  と爽やかなうぐいすの声が聞こえてきます。 

      

        あとから熱々の天ぷらもいただきました            

 

 

二日目は予報通り朝から雨・・・

前回 雨のお参りで折りたたみ傘を使用してたのですが 非常に不便と痛感してたので

朝イチにホテル売店で長傘を購入。

7時40分にホテル出発

 

御厨人窟(みくろど)】

『みろくど』 と表記されてることも多いんですが このツアーでは 『みくろど』 でした。

  

  生活のための洞窟     右隣にある修行のための洞窟は 落石があったとのことで入場禁止

 

弘法大師様は『大師』の称号をもらわれる前は 『空海』 と名乗っておられました。

青年時代 この洞窟で修行を積み 悟りを開かれたとのことで

ある日の明け方 東の空(明けの明星=金星)を見た時が 悟りの瞬間・開眼・・・だったそうです。

その後唐に渡り修行を積んで戻られ 

次にお参りする最御崎寺(ほっつみさきじ)を建立 されたとのこと。 

 

     

見える風景は空と海だけ・・・そこで『空海』 ・・・ということなんだそうです。

雨降り・・・空も海もグレー一色・・・

 

【第24番 最御崎寺(ほっつみさきじ)】  ご本尊:虚空蔵菩薩

御厨人窟(みくろど) がある山の上をくねくねバスであがっていきます。

お天気良ければ・・・青い海が見えるのに水平線はもとよりグレー一色でボ~ッとした景色は残念。

26番金剛頂寺が西寺と呼ばれるのに対して こちらは東寺と呼ばれてるそう。

 

    

          山門

       

 『ゆく年くる年』 で何度も登場してるとのことで とてもきれいな澄んだ音色 ゴォ~~~ン・・・・・

     

          本堂

     

         お大師堂

     

          雨に煙る広々とした境内

       

         弘法様の七不思議 といわれるものが境内のあちこちに

雨で・・・寒くて・・・先達さんから少し離れればお話も聞こえず・・・よくわかりません。

     

         宝物館・・・だと思います  重要文化財が多く収められているとのこと

        

     

     この笑顔・・・心休まりホッとします・・・自然に笑みがこぼれます

     

        室戸岬灯台

山門から徒歩5分くらいのところにあって 行きたい人はどうぞ・・・ってことで見てきました。

日本一の一等レンズが使用されてるそうで 48キロ先までも照らすそうです。 

 

【第25番 津照寺(しんしょうじ)】  ご本尊:延命地蔵菩薩

着いた途端 先達さんの第一声 「ありゃ!?」

     

     本堂改修中につき ご本尊はお大師堂におられます とのこと

みなさん 階段を見上げて(125段あるそうです)・・・「改修中で良かったかも」 と呟いてました。

     

        お大師堂

こちらで2回続けて心経を唱えることに。

ご本尊は舵取り地蔵とも呼ばれ 女性の参拝客が多くなったとのこと。

   (理由?  家の舵を取るぞー! ということらしい・・・)

 

【第26番 金剛頂寺(こんごうちょうじ)】  ご本尊:薬師如来

最御崎寺が東寺と呼ばれるのに対し 西寺 と呼ばれているそうで 室戸三山の一つ

山の頂上にあり 昔は女人禁制  宝物殿(有料)には国宝・文化財が多く収められているとのこと。

くじら寺とも呼ばれ 昔はくじらが獲れたら住職が山から下り 『油取り』という儀式を行ったそうです。

現在のここのお庫裏さん・・・なんと先達さんの友人の妹さん(名古屋の人)とのこと。

 

     

       この階段を上って    

     

         山門

     

          また階段を上って

     

           本堂

     

         お大師堂

ここは↓の写真で見るとわかりますが 本堂に背を向けてお大師堂がある という珍しいところ。

海からの邪悪なものをここで追い払い ご本尊様を守る・・・とか。

     

お大師堂の前には

     

右上のこぶこぶの木・・・お参りに来られた方々のがんを代わりにもらったといわれてるそうです

寿命尽き果てたので 今は手前に二代目が植えられてます。

 

 

       

       11時10分 こんなオブジェのある(お遍路さん姿)ホテルで昼食 

     

      女性でもご飯のお代わりをする方が多く 皆さんすごい食欲です

 

【第27番 神峯寺(こうのみねじ)】  ご本尊:十一面観世音菩薩

急坂45度の狭い坂道を タクシーに分乗して駐車場に到着 

     

          下車後 こんな雨の中 霧の中を300m歩いて

     

     

          山門

     

        手・口を清めた後 中央に見える階段を上ります

     

      

        手入れが行き届いたお庭を見ながら 157段の階段を上って

     

          本堂

     

          お大師堂

 

     

         霧の中を歩く途中にある石碑

脊髄カリエスを患った水谷しずさんが この坂で転び 再び歩けるようになったというお話があります。

昔の話ではなく 昭和30年後半のことです。

毎回のように先達さんから聞く実話で 検索したらこれについて詳しく書かれてるBlogがありました。

よろしかったらどうぞクリックを  リンクしています。

 

ここは トイレの神様でも有名でありまして

     

      お札をいただくことができます

トイレの中 人の頭より高い位置に お尻を向ける方ではなく 南向きか東向きに 

画鋲では止めず糊 できたらご飯粒でくっつけるのがベスト。

普通のお札は一年毎に換えますが こちらのお札は半永久的 とのこと。

ウチにもず~っと以前から母にもらったのが貼ってあります。

それはここ神峯寺のもではなく 知多四国のとあるお寺さんでいただいたものです。

せっかくなので取り換えようかと・・・いただいてきました。

 

2時に打ちおさめ

数回のトイレ休憩をはさみ 帰路は岡山駅から新幹線乗車。

5時20分に岡山駅到着  雨も上がり長い傘を持っての帰宅はちと何でしたが・・・

この傘を使うたびに この日を思い出すことでしょう・・・自分へのお土産になりました。

 

今回も長い長い記録を読んでいただいたお方様 ありがとうございました!

 

 

さて・・・『十八女』 の読み方・・・ 『さかり』 

女も18になれば さかりの時期ということらしいです・・・同性として・・・イヤじゃありません?

 

 

 


4月のお遍路

2014年05月03日 | 四国お遍路

4月5~6日  第8回第48番~第58番 11か寺のお参りに出かけてきました。

28名の参加  先達さんは過去2回ご一緒し 今回で3回目となる方でした。

出発する2~3日前から20度前後のポカポカ陽気  

ところが出発日から数日は冷え込む との予報が出てて薄手のダウンを着込んで行くことに。

おまけに体調も良くなくて 時々フラ~ フラ~と意識が飛び・・・・・

果たして無事にお参りできるかどうか 不安を抱えての出発でした。

 

しかしそれにしても激しい雨に降られ そのうえ霰(あられ)まで降るとは・・・・・

もう一つ予期せぬ出来事  携帯紛失事件 まであって散々の回になりました。

 

 

     

また撮ってた 『讃岐富士』   自分の中ではよほど気になる山・・・いや形のようでして

     

いつものこと 1ヶ寺もお参りをすることなく昼食をいただく

     

雨も降りだして・・・・・雨のお参りも修行のうち・・・・・桜の色がパッとしません

午後1時 打ち始め

今回は街なかのお寺さんが多く こじんまり とのこと。

 

【第48番 西林寺(さいりんじ)】  ご本尊:十一面観世音菩薩

     

          山門

     

      

            本堂

     

        お大師堂

 

納経所前に庭園があります。

       

写真の男性後ろに 福授地蔵 というお地蔵さんがあり 願いを一つだけ叶えてくださるとのこと

一人がお参りしてこちらへ戻ってから次の人が行ってお参り・・・おまけに傘もさしてるし

長い時間はとれず ササッ とお参りせねばなりません。

この橋を渡る手前にあった サボテン?

     

        こんなに大きくなるんですね・・・

     

          もうサツキが咲き始めてました

  

【第49番 浄土寺(じょうどじ)】  ご本尊:釈迦如来

     

       山門

     

         本堂

     

        お大師堂

 

     

歩きお遍路さん・・・こんな雨降りの日でも お寺さんで またバス走行中の道路でもよく見かけました

 

雨が降るやら寒いやら バスに戻った時の傘の始末やら・・・ふぅ~

トイレに行きたくても 輪袈裟を外し 背中にご朱印のある道中着を脱がなきゃいけないことを思うと

うゎ~面倒だわ・・・お昼まで我慢しよっと。

 

【第50番 繁多寺(はんたじ)】  ご本尊:薬師如来

詳しいことはわかりませんが(忘れた?)・・・一遍上人と非常に縁のあるお寺さんだそうです。

     

           山門

     

        本堂

     

          お大師堂

     

本堂隣りには 歓喜天像を祀った神社があり 商売繁盛・夫婦和合にご利益があるとのこと

お参りしました・・・よしっ! オットには「はい」の余分は言わないようにしよう! と決心。 

 

【第53番 圓明寺(えんみょうじ)】  ご本尊:阿弥陀如来

重要な文化財が多いお寺さんとのこと。

     

         山門

     

           中門    

     

        本堂  (こんなピンボケ写真一枚しかなくって)

     

        本堂横  大変珍しい銅製の納め札

大正13年 シカゴ大学の博士がお遍路をされている時に見つけたそうです。

     

       

          お大師堂    

     

        隠れキリシタンの礼拝も黙認されてたとのこと    

     

【第52番 太山寺(たいさんじ)】  ご本尊:十一面観世音菩薩

ご本尊は国宝になっているそうです。

     

         本堂

     

     

         『摩尼車』・・・経文を唱えながら軽く手で触れ手前に一回転

そういえば 愛知万博でチベットのパビリオンにあったことを思い出しました!

もちろん文字は違うでしょうけど。

     

     この階段を上がると お大師堂

 

一日目はこれで打ちおさめ

今宵の宿は 第7回と同じく 道後温泉  今回は 『ホテル古涌園』

部屋に入ってすぐに携帯がないことに気付き・・・・・

出かける前の不安はこういう形で表れたようで やっぱりボ~ッとしてた証拠。 

食事の写真を写す気力もなく お料理を味わって食べる余裕もなく・・・

 

     

翌朝部屋から外をのぞいたら・・・あらまっ! 坊ちゃんの湯が目の前にありました

     

       朝食はバイキング  和洋折衷でいただきました

 

7時45分出発  二日目打ち始めは 51番石手寺から。

 

     

【第51番  石手寺(いしてじ)】  ご本尊:薬師如来

お遍路さんよりも地元のお大師さん信者や観光客が多い霊場とのことで

参道が回廊形式となりお土産屋さんが並び めちゃくちゃ広~い境内で見所いっぱい!

それもそのはず・・・境内ほとんどのお堂や塔が国宝 国の重要文化財に指定されているそうでして

それに寺宝を常時展示している宝物館もあり(200円の入場料を払い見てきました)

四国霊場では随一ともいえる文化財のお寺さんとのこと。

なので・・・ここではお参り含め1時間という時間がとられ(8時~9時) 珍しく自由時間もありました。

 

     

          山門前にある 別名『渡らずの橋』

     

       えっと・・・衛門三郎・・・でしたっけ  

『石手寺』と呼ばれるようになったのは衛門三郎再来の説話による ・・・とされてるそうですので。
          ↑
  長いですけど興味ある方はどうぞ

 

      

        山門 (国宝)

     

        ここにも大きな草鞋が!

     

           本堂

     

       お大師堂

     

      三重塔  (重要文化財) 

     

       教えてもらって初めて気付いたお大師様

     

     

     

すごく長いうえに灯りが乏しく 前が全く見えないところも   お地蔵さまが何体あるやら

     

ん~~・・・何だったか・・・お話を聞いてお参りしたんです・・・幼子に関係してたような・・・

 

【第58番 仙遊寺(せんゆうじ)】  ご本尊:千手観世音菩薩

     

その昔 仙人が40年ほどいて ある日ふっと消えてしまったことから 仙遊寺 という名前が付いたとか。

      

その昔 海から上がった竜女がここにあった桜の木を目印に飛んできて

千手観音像を彫って安置した とのこと。

先達さんいわく・・・「とても気持ちのいい宿坊がありお勧めです」

と言われても・・・今後そのような機会があるかどうか。

     

      海抜340mの山の上から 眼下に今治の街が望めます

(中央に見える高いビル・・・今治国際ホテル この日の昼食会場 そして第9回の宿泊ホテル)

 

山門から離れたところにバス駐車場があり 山門はくぐらず遠くから眺めただけで写真に収められず。

     

     

         本堂

こちらのご本尊は 数少ない秘仏ではない千手観音さんだそうで いつでも拝見できるとのこと。

     

           お大師堂

   

      ここでもお砂踏み(1番~88番の札所そして高野山奥之院と名前が彫られた石が並んでます)

         

【第57番 栄福寺(えいふくじ)】  ご本尊:阿弥陀如来

     

先頭を歩く大きなリュックを背負ったお二人・・・添乗員さんとアシスタントのお方

こうして参加者全員の納経帳を そのほかにもお軸や白衣を持って

わたしたちがお参りしている間に 納経所で代わりにご朱印をいただいてくださるんです。

心から 「ありがとうございます」 って思うのです。 

     

     

     

         本堂

     

本堂横にある 『箱車』 

脚が悪く歩けない人々が このような車に乗ってお参りし(犬が引くんだそうです)

帰りには歩けるようになり置いて行ったとか・・・

1200年経ても なお語り継がれている多くの逸話があるそうです。

     

      お大師堂  

 

【第56番 泰山寺(たいざんじ)】  ご本尊:地蔵菩薩

一日目に続きこの日も朝から寒い日。

57番栄福寺のお参りを終えた頃から空が真っ暗になってきて 

ここ泰山寺に着く途中霰(あられ)がバラバラバラバラ・・・

     

そしてお参り中には大きな雷鳴が2回も轟き 雨はザーザー! びしょ濡れになりながらのお参り。

ライターもなかなか火が点かなくって・・・もう勘弁して・・・いやこれも修行修行・・・半分泣きそうでした。

      

     

         本堂

     

         お大師堂

 

     

11時45分 昼食  仙遊寺から遥か下に見た 今治国際ホテルで珍しく中華料理。

この後に 卵スープと杏仁豆腐も・・・美味しかったです。

   

【第55番 南光坊(なんこうぼう)】  ご本尊:大通智勝如来

ご本尊が 『大通智勝如来』様は このお寺さんだけ  

 また◯◯寺ではなく 『坊』 と名前が付くのもここだけとのこと。

     

      おおきな鯉が泳ぐ池には 桜の花びらがハラハラと舞い降りていました

     

     

         山門

     

       仁王様の東西南北四面にある 四天王 に守られ

     

         本堂

     

        お大師堂

 そして 航海の神 総鎮守・伊予一の宮の 大山祇神社 がすぐ隣りに。

     

     

       

しまなみ海道途中にある島に本神社があり 場所柄なかなかお参りしにくい ということで

こちらに 別宮 として建てられたそうです。

     

 午前中の雨や雷は何処へ?   青い空 緑の樹木 ピンクの桜・・・とてもきれいでした

         

【第54番 延命寺(えんめいじ)】  ご本尊:不動明王

今の場所は江戸時代からで 火災が多く ご本尊は転々としてこられたとのこと。

     

        山門

     

         中門    

     

         本堂     

      

        お大師堂

 

     

       お参りを済ませたあとの バス駐車場までの帰り道

 

午後2時打ちおさめ

 

今治から 今回初めてでもありまた最後ともなる しまなみ海道 を通って本州は広島県尾道市に渡り 
                              ↓
             た~くさんの島を通過します 調べると結構面白い海道です     

     

       しまなみ海道 途中にある来島海峡SAでトイレ休憩

3月4月と海岸沿いを何度も通ったものの 青い海 がなかなか見えず でもこの日はバッチリ!

あとは岡山駅に向けてただただバスは走ります  とても順調に進み・・・4時40分にもう岡山駅着。

新幹線は6時24分  こんなところで自由時間た~~っぷり。。。

 

 

今回も長~い長~い記録になってしまい 綴ってる本人も 

まだ終わらない・・・どんだけ長くなる?・・・ふぅ~・・・そんな感じでした。

それをよんでくださった方・・・自己満足に付き合ってくださり 本当にありがとうございました!

 

 

 


3月のお遍路 その②

2014年04月28日 | 四国お遍路

3月1~2日と第6回に出かけたその一週間後 8~9日と第7回にまたまた出かけてきました!

月一回の予定なのになぜ二週続きに?

本来なら第6回は2月  ところが雪で中止  その日程が3月の1~2日に設定されたもんだから。

 

     

新幹線車内からの風景・・・今はもう覚えてないけれど 3月8日はこんなお天気だったようです

 

29名の参加 41番~47番 7ヶ寺のお参り 

     

今回の先達さんは 歴史に詳しくお話もいっぱい 般若湯大好き!とおっしゃる男性

 

     

こんな形のオッパイだったらいいなぁ・・・と通るたびに思う 『讃岐富士』 を眺め

 

       

バス車内でお弁当を食べて (このお茶入れ・・・すごく懐かしいじゃありませんか!)

     

     

     『伊予灘』 が眺められるSAで休憩し (写真 繋がらず・・・手持ちじゃ難しいわね)

1時40分 やっとこの日の1ヶ寺めに到着  打ち始め。

 

【41番 龍光寺(りゅうこうじ)】  ご本尊:十一面観世音菩薩

ここは神仏習合時代のお寺さんとのことで

       

       道路に鳥居があって       その先にあるこの階段を上がると

     

           山門  やっぱり鳥居があります

     

          狛犬が出迎えてくれます

     

          そしてこんなにふくよかな笑顔の方たちも

     

          本堂

     

          お大師堂

 

参道のお店で有名なのは 女性の拳ほどもある大きな大福とのこと

       

500のペットボトルと並べてみましたが・・・う~~ん・・・それほどの大きさでもない?

     

【第42番 佛木寺(ぶつもくじ)】  ご本尊:大日如来

     

            山門

          

     

        ありゃ・・・本堂は修復中とのこと

       

     

        こちら 大師堂 にて2回続けて心経をあげました

     

    

     鐘楼   280年前の建物とのこと 茅葺屋根は葺きなおされた直後らしいです

    

       家畜堂 があって ペットの霊を慰めるお寺さんでも有名だそうです

 

【第43番 明石寺(めいせきじ)】  ご本尊:千手観世音菩薩

    

        山門

    

          本堂

    

        お大師堂

     

お大師堂隣りにある 夫婦杉  さ~てどっちがどっちでしょうか?

そう どんな時代もどんな世界も逞しいのは◯性のようです。

         

       きれいに掃き清められた境内を通り抜けると

      

         しあわせ観音 がありまして

      こちらは五重塔を模して作られたとのこと

 

ここで一日目は打ちおさめ

 

     

今宵の宿となる 道後温泉 に入るべく街なかへ  とここで坊ちゃん列車に遭遇!

     

運転士さん手を振ってくれましたが ポーッ! は滅多に鳴らさないそう

理由は・・・一回で何十万(?)かかるから・・・だそうです。

     

         これが 坊ちゃんの湯 本館 だって!

     

       宿は 『椿館 別館』     そう こんな部屋が落ち着きます

     

       ウェルカムお菓子(?)の量にはビックリ!  多すぎじゃありません?

       

夕食はバイキング・・・好きな物をササッと食べ 街へ繰り出してくださいな・・・ということらしい

毎回のように顔を合わせ親しくなった男性二人 女性三人で出かけることに。

      夜はここで休む(?)

 

      

 からくり時計 毎時00分と30分に ぐぐっと伸びて坊ちゃんにちなんだ人物がいっぱい登場します

     

         車内からチラッと見た 坊ちゃんの湯 本館

     

料金はいろいろ分かれておりまして 体験するなら1階にある400円のお風呂で十分だそうです

ただし 芋洗い状態覚悟とのこと

わたし・・・入りませんでした

     

     その昔・・・当時は料金によって入口が違ったんだそうです (本館左側)

 

     

     

一通り歩いたあと 『椿館 本館』 で 和太鼓 『松山水軍太鼓』 の演奏を聴くことに。

迫力ありました!  毎晩演奏してるんですって!  小学生の男の子も頑張ってました!

  (2月からずっと欠席続いてたので腕がムズムズ?・・・なんちゃって)

 

ホテルに戻ってプールのような大きい大浴場へ 

翌朝5時に起き またお湯に浸かって 8時に出発 二日目は4ヶ寺のお参り。

 

【44番 大寶寺(たいほうじ)】  ご本尊:十一面観世音菩薩

標高490メートルの高原にあり 『遍路ころがし』 といわれる難所の一つ。

     

      こんな坂道を歩いて

     

           山門

     

両側に大きな草鞋 足・脚にご利益あるとのことで 草鞋を触って自分の足を触ります

     

            こんな高い所に本堂が見えてきます

     

             本堂

     

お大師様頭の右上 横に細長い屋根が見える建物が お大師堂

確かアングルに収まらなかったような記憶・・・かすかにあるのですが定かではありません。

 

【45番 岩屋寺(いわやじ)】  ご本尊:不動明王

道が狭く大型バスが乗り入れられないお寺さんは 

マイクロバスやタクシーに乗り換えることもあるのですが 

「ここは覚悟して歩いてください」 さんざん脅されてきた一番の難所

     

          標高800メートルに建ってるそうな・・・この山の中です

     

           山門

     

 山門からしばらく行くと 不動明王様が出迎えてくれ 脚や体力に自信のない人はここでストップ

     

延々と坂道と階段を上り続け 木々を見下ろす感じになってきました

   

          

     

           本堂

29名全員本堂まで頑張りました!  (もちろん全員無事にバスまで戻れました)

     

        本堂横に梯子が見えます  上がれます  

お大師様が訪れる前に 土佐の女性がこの岩穴に籠もって修行されてたそうです(法華仙人)

お大師様の修法に篤く帰依し 全山を献上したとのこで 

この山そのものがご本尊 不動明王様だから 必ずしも本堂まで辿り着かなくてもいいとのこと。 

     

          お大師堂

明治31年火事になり 現在のお堂は大正9年に建てられたもので国の重要文化財。

    

         正面の柱(?)・・・パルテノン神殿を模したとのこと

 

     

ふぅ~・・・はぁ~・・・と上ってきた道を帰りは下ります

 

そうそう! ここの住職さん 75歳過ぎてからCDを出しておられます(作詞作曲)

お遍路さんを爽やかに歌い上げた  ♪鈴の音山河  芹洋子さんが歌ってます

裏面は二葉百合子さんの浪曲  お大師様が唐へ渡る様子を語った  波濤の果てに

バス車内で聴きました。

 

  

2ヶ寺お参りしたら もう昼食          愛媛名物  『冷や汁』

        

 

【46番 浄瑠璃寺(じょうるりじ)】  ご本尊:薬師如来

浄瑠璃町は  衛門三郎・・・四国霊場にまつわる伝説上の人物  の故郷

この話は毎回先達さんからお聞きする話の一つです。

     

   山門があったのかどうか・・・この階段を上がると浄瑠璃寺・・・これは間違いなし

     

             本堂

     

 『真魚(まお)ちゃんだっこ大師様』 (お大師様の幼少名)が 本堂とお大師堂にあります。

本堂の真魚ちゃんを抱っこさせていただきました。

台から離して抱っこしますが・・・短いヒモで台と繋がってました。

    

             お大師堂

     

        今まで『仏足跡』はよく見かけましたが これは 『仏足手』

     

     樹齢1000年以上といわれてる大樹イブキビャクシン

 

【47番 八坂寺(やさかじ)】  ご本尊:阿弥陀如来

なだらかな道を500メートルほど歩いて到着  衛門三郎の菩提寺(屋敷跡)とのこと

 

       

               山門

      

         本堂

8つのお地蔵様が納められており  また左奥から階段をおりていくと・・・

薄暗くてひんや~り・・・ そこには47都道府県別に整然と 8000体もの阿弥陀如来様が!

          

     

           本堂とお大師堂の間にある 閻魔堂

向かって左側は『地獄の途』・・・壁・天井にはおどろおどろしい絵 足もとは石ころいっぱい

右側は『極楽の途』・・・壁・天井は愛に満ち溢れた優しく美しい浄土の絵 足もとは平坦

あっという間ですが 地獄と極楽 ともに体験してから お大師堂にお参り。

     

          お大師

 

 

   

道中こんなお顔に出会うと ホッ・・・優しい気持ちになれ ニコッ・・・自然に顔がほころびます

     

            民家の梅の花もほころんでいました

 

 2時45分 打ちおさめ

あとはまた延々とバスに乗り 岡山駅へ

今は定番となった6時21分の新幹線で 一路名古屋へと無事帰ってきました。

 

父の付き添いの合間にちょこちょこ綴りました。

こうして思い出しながら綴ることによって お参りの代わりになるかも と思って。

おかげ様で快方に向かっているようです。

 

 今回も長い長い記録を最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

 

 

   


3月のお遍路

2014年04月21日 | 四国お遍路

3月は 家のリフォーム真っ最中でそれどころではなかったのですが 

予定通り二週続けてお遍路に行ってきました。

4月も半ばを過ぎ もう記憶も定かではないのですが 

写真とメモを頼りに 自分のお遍路記録として残したいと思います。

相変わらず長い記録です  ヒマ潰しに読んでくださればよいかと。

 

3月1日~2日  第6回 37番~40番   32名の参加 先達さんは女性

二日間でたったの4ヶ寺・・・高知は足摺岬まで・・・遠いのなんのって。

岡山まで新幹線で2時間 あとは 『バスに乗り続けるのも修行』 と言われる第6回。

    

途中 道の駅『かわうその里すさき』 でお昼ご飯を食べ また延々と車中の人となりにけり。 

雨の降る中 やっとこの日打ち始めのお寺さんへ到着 時刻は1時45分

 

【37番 岩本寺(いわもとじ)】 ご本尊:不動明王

    

           山門

    

    

           本堂

    

        全国から公募された 天井の絵

    

          お大師堂

御開帳されており 弘法大師様のお姿がはっきりくっきり拝顔できました!

お大師様の写真を撮ってる方を見て 先達さん一喝

    写真を撮っちゃいけません!

    本やパンフやネットに写真が載ってますが 撮影前には『精抜き』撮影後には『精入れ』をするんです!

    

何となく撮っちゃいけない・・・と思っていたので 人様への注意を聞いてやっぱり・・・。

お大師様や仏像が入ってるお堂はいいのか? 今さらですが不安になり聞いたところ

     建物はよろしい。 仏像も背景として偶然に入っちゃた場合はよろしい。

ホッ!でした。

 

    

駐車場にあるちっちゃなお店 ここで有名なのは 昔ながらのアイスクリーム 『アイスクリン』 

なかでも高知の名産である しょうが味 を食べなきゃ! ということで 

お参り後 寒さに震えながら食べる。

 

    

    

お天気が良かったらさぞかしきれいだろうな・・・という海岸線をひた走り

足摺岬の先端に建つ次の札所へ 到着は4時20分 お参りは5時までなのでセーフ!

 

【38番 金剛福寺(こんごうふくじ)】 ご本尊:三面千手観音

    

         山門

    

        山門を入ったところで出迎えてくれる亀さん

    

         本堂

    

        角度を変えて 本堂

    

         お大師堂

    

    

お参り後は お天気・時刻関係なく 足摺岬先端ミニ観光

    

こんな階段を登って行くと・・・

     

NHK中継カメラ(特に台風の映像を送るようです)がある展望台へ 右手前方に足摺岬灯台

 

階段を下り 左手へ進み 

     

こんな道を通っていくと・・・・

   

  

  

   ↑真ん中よりちょっと右・・・そういわれりゃ何となく 見えたりして

      

皆さん試されましたが・・・これが動くんです!  石に手をかけてるのが今回の先達さん

 

ササッと見ていくので後ろをついてくのがやっと 説明も聞こえたり聞こえなかったり

また七不思議全部は写しきれず。 

 

そして今宵の宿へ

     

             ・・・・・・・・・・一人じゃ広すぎます

     

            部屋からの景色 (翌朝撮ったものです)

     

     サービス(?)のこんな出しものを観ながら

     

            高知名物 皿鉢料理メインの夕食 をいただく

 

いつもなかなか眠れず 12時過ぎまで本を読むことが多いのに この日は9時にコテッ。

そして二日目朝になり

      

いつもバイキングなのですが 珍しく『和』の朝ご飯をいただいて 7時45分出発

     

         小雨で霧が深い足摺ライン

右に左に移動する四万十川を眺めながら 9時40分二日目打ち始めのお寺さんへ到着

 

【39番 延光寺(えんこうじ)】 ご本尊:薬師如来

     

     

            山門

      

             本堂

    

           お大師堂

こちらのお寺さんには 重要文化財になっている 『鐘楼を背負った亀さん』 がいますが 写真撮り忘れ!

道中着に 亀のご朱印 をいただきました!

 

駐車場からお寺さんへ続く道を歩く頃には青空になり

    

      大きな家の庭先には早々と幟やこいのぼりが!  (まだ3月の2日!) 

        

               周りは色鮮やかで 春を感じさせてくれる

     

 

 

【第40番 観自在寺(かんじざいじ)】  ご本尊:薬師如来

ここから 『菩提の道場』 愛媛県にはいります (徳島は『発心の道場』 高知は『修行の道場』)

    

       駐車場からこんな細い道を歩いて

    

           山門

 

ありゃっ!  本堂 お大師堂 ともに写真がない! なんでなんで!? 

 

    

お大師堂の周りには 『お砂踏み』 といって一番札所から88番札所までを順番に踏み進み 

そして最後に正面にある『高野山奥の院』を踏むと 結願・満願 の代わりになるそう。

 

     

どこにでもありそうな かえるの写真 はあるのに・・・肝心の本堂お大師堂がないことには・・・

大ボケでした。。。

 

11時45分にして もう打ちおさめ。

 

    

      お昼ご飯  鯛のかぶと煮がめっちゃ美味しく お刺身は・・・

     

    たまごの黄身の入ったたれに漬け ご飯にかけ 薬味をかけて頂くんですって

 

また延々とバスに乗り 途中休憩の『石鎚山ハイウェイオアシス』では

     

さすが愛媛! 柑橘類が豊富! いよかんのあまりの安さにビックリ! 宅配してもらうことに。

また車中の人となり 瀬戸大橋を渡って岡山駅まで 新幹線は6時21分。

 

今回も無事にお参りして帰宅でき 皆に感謝! の二日間でした。

 

そして最後まで目を通してくださった方 ありがとうございました!