心穏やかに・・・

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愛犬ムクと一緒に充実した毎日を送っています

4月のお遍路 その②

2014年05月08日 | 四国お遍路

4月12~13日  第4回20番~27番 お参りに出かけました。

   (伊予の国まで行ったのに また阿波の国・土佐の国へ戻ってのお参り)

ん? 3月と同じく なにゆえまた二週続きなのか・・・

   (しかもお天気まで二週続いて雨だし・・・思い出してみれば高知って雨のお参りばかり)

第4回は本来なら昨年12月に終えてるはずですが 都合がつかず行けなかったのです。

で・・・1月始まり第4回めのツアーに入れていただき この日となったわけです。

なんと44名の参加でバスは満席!

今までは二人分の座席に一人・・・ゆったりだったのですが。

1月始まりは開創1200年ということで 毎月何日も設定あるのですが 毎回どの日も満席らしいのです。

大流行・・・なんですね。

今回ご一緒した半数ほどの方は二巡目・三巡目・・・とのことで中にはお若くても10回を超える方もいて

ビックリ!ビックリ!  大先輩ばかり!

先達さんは 般若湯大好きな方・・・この方に連れて行っていただくのも3回目になりました。

第7回でご一緒したことを覚えておられ  「おかあさんは何回目お参りしてんの?」 

聞かれてしまいました。。。

 

     

      今回は岡山駅ではなく 神戸駅にて新幹線下車 8時50分にはバス車中の人となり

     

     

        鳴門の渦潮   潮の関係で大きな渦は出来ない日でした

       

      大判のハンカチに包まれた昼食となるお弁当 何と10時半に車中にていただきました

 

この日打ち始めの鶴林寺(標高570m)へは 山の中バス一台ぎりぎりの道幅を進みます。

途中 那賀川にかかる 『十八女橋』 という橋を渡ります。

『十八女』・・・なんて読むのかわかります?  読み方は一番最後に記します。

 

【第20番 鶴林寺(かくりんじ)】  ご本尊:地蔵大菩薩

11時50分 打ち始め

 

     

          山門

  

            阿吽の仁王様ではなく 阿吽の鶴です

     

             階段を上がって

     

   本堂   関ヶ原合戦当時の建物とのことで ここにも鶴   本堂右手に三重塔あり

     

          お大師堂

左隣が納経所  こちらで道中着の背中に鶴のご朱印が欲しい人は各々いただきます。

はい いただきました!

           

      

雌雄2羽の白鶴がかわるがわる翼をひろげて老杉のこずえに舞い降り

小さな黄金のお地蔵さまを守護していた・・・その老杉 今は二代目とのこと。

小さな黄金のお地蔵さまは お大師様が彫られた地蔵菩薩像の胎内に納められ ご本尊となり

お寺の名前の由来ともなってるそうです。

     

     境内にはその他にも1000年を超す 立派な杉の木が何本もそびえ立ってます

 

【第21番 太龍寺(たいりゅうじ)】  ご本尊:虚空蔵菩薩

   

 102人乗りのこれに乗って標高610メートルまであがります  那賀川の水の色がきれいです

    

 山を二つ越え(2本ある支柱を通過する時には前後に大きく揺れます)  所要時間10分

      

          ロープウェイを降り この階段(118段)を上っていくと

    

      

             とても立派な

     

          本堂

     

      本堂を背にして右手に歩いて行くと  (とてもいい雰囲気・・好きです)

     

   高野山奥之院と全く同じ造りの  お大師堂   『西の高野山』 とよばれてるそうです

この辺りで 右手遥か彼方山の中に 先ほどお参りした鶴林寺の三重塔が見えます。

回廊を回って裏手に御廟があり お参り。

 

     

納経所の天井に描かれた龍・・・お堂建立時に力を貸した・・といわれてるそう。

どの角度から見ても 目が合ってしまう・・・見つめられてるように感じる とのこと。

     

     

          今回の添乗員さん  

       

      リュックの中はみんなの納経帳      足元はこんな靴・・・すごく楽ちんなんだそうです

     

    ただの山ですが・・・真ん中辺りをよ~く見ると・・・お大師様が東を向いて座っておられます

     

     

           高~い木も上から見るとこんなんです

     

 そして岩の上にはこんな子たちも(オオカミ) 説明がなければ絶対見逃してしまいそう

          

 

【第22番 平等寺(びょうどうじ)】  ご本尊:薬師如来

     

            山門

      

         本堂

      

             本堂には 箱車 がいっぱいありました

     

           お大師堂

  

本堂に上がる階段左手にある 『弘法の霊水』    今もお水が湧き出ており持ち帰りOK

         

【第23番 薬王寺(やくおうじ)】  ご本尊:厄除薬師如来

アカウミガメの産卵で有名な 日和佐・大浜海岸にあります。

また厄除けのお寺さんとして有名だそうで 年間100万人の方がお参りに訪れるそうです。

     

         山門

      

     こんな階段を上って   すべての段に1円玉5円玉がいっぱい! 踏まないで!

     

         本堂

     

          お大師堂

      

     本堂横にはこんな坂が60段ありまして すべての段に1円玉や5円玉がた~くさん!

お賽銭をあげながらお参りすると 身に降りかかる厄難が落ちるといわれてるそうでして。

     
          瑜祇塔(ゆぎとう)

上方が四角 下方が円筒形の一重の塔(相反するものが一つになることは素晴らしいこと)

天と地の和合を説く『瑜祇経』の教えに基づき 屋根に五柱の相輪が立っています。

真ん中が大日如来様 あとは・・・忘れてしまい????

 

4時40分打ちおさめ  一日中曇り空ではあったけれど 何とかお天気はもちました。

5時30分 今宵の宿 『遊遊NASA』 へ到着

    

       また広い和室・・・ 窓の外は 絶景の眺め(お天気良かったらなおのこと) 

       ホ~ホケキョ  と爽やかなうぐいすの声が聞こえてきます。 

      

        あとから熱々の天ぷらもいただきました            

 

 

二日目は予報通り朝から雨・・・

前回 雨のお参りで折りたたみ傘を使用してたのですが 非常に不便と痛感してたので

朝イチにホテル売店で長傘を購入。

7時40分にホテル出発

 

御厨人窟(みくろど)】

『みろくど』 と表記されてることも多いんですが このツアーでは 『みくろど』 でした。

  

  生活のための洞窟     右隣にある修行のための洞窟は 落石があったとのことで入場禁止

 

弘法大師様は『大師』の称号をもらわれる前は 『空海』 と名乗っておられました。

青年時代 この洞窟で修行を積み 悟りを開かれたとのことで

ある日の明け方 東の空(明けの明星=金星)を見た時が 悟りの瞬間・開眼・・・だったそうです。

その後唐に渡り修行を積んで戻られ 

次にお参りする最御崎寺(ほっつみさきじ)を建立 されたとのこと。 

 

     

見える風景は空と海だけ・・・そこで『空海』 ・・・ということなんだそうです。

雨降り・・・空も海もグレー一色・・・

 

【第24番 最御崎寺(ほっつみさきじ)】  ご本尊:虚空蔵菩薩

御厨人窟(みくろど) がある山の上をくねくねバスであがっていきます。

お天気良ければ・・・青い海が見えるのに水平線はもとよりグレー一色でボ~ッとした景色は残念。

26番金剛頂寺が西寺と呼ばれるのに対して こちらは東寺と呼ばれてるそう。

 

    

          山門

       

 『ゆく年くる年』 で何度も登場してるとのことで とてもきれいな澄んだ音色 ゴォ~~~ン・・・・・

     

          本堂

     

         お大師堂

     

          雨に煙る広々とした境内

       

         弘法様の七不思議 といわれるものが境内のあちこちに

雨で・・・寒くて・・・先達さんから少し離れればお話も聞こえず・・・よくわかりません。

     

         宝物館・・・だと思います  重要文化財が多く収められているとのこと

        

     

     この笑顔・・・心休まりホッとします・・・自然に笑みがこぼれます

     

        室戸岬灯台

山門から徒歩5分くらいのところにあって 行きたい人はどうぞ・・・ってことで見てきました。

日本一の一等レンズが使用されてるそうで 48キロ先までも照らすそうです。 

 

【第25番 津照寺(しんしょうじ)】  ご本尊:延命地蔵菩薩

着いた途端 先達さんの第一声 「ありゃ!?」

     

     本堂改修中につき ご本尊はお大師堂におられます とのこと

みなさん 階段を見上げて(125段あるそうです)・・・「改修中で良かったかも」 と呟いてました。

     

        お大師堂

こちらで2回続けて心経を唱えることに。

ご本尊は舵取り地蔵とも呼ばれ 女性の参拝客が多くなったとのこと。

   (理由?  家の舵を取るぞー! ということらしい・・・)

 

【第26番 金剛頂寺(こんごうちょうじ)】  ご本尊:薬師如来

最御崎寺が東寺と呼ばれるのに対し 西寺 と呼ばれているそうで 室戸三山の一つ

山の頂上にあり 昔は女人禁制  宝物殿(有料)には国宝・文化財が多く収められているとのこと。

くじら寺とも呼ばれ 昔はくじらが獲れたら住職が山から下り 『油取り』という儀式を行ったそうです。

現在のここのお庫裏さん・・・なんと先達さんの友人の妹さん(名古屋の人)とのこと。

 

     

       この階段を上って    

     

         山門

     

          また階段を上って

     

           本堂

     

         お大師堂

ここは↓の写真で見るとわかりますが 本堂に背を向けてお大師堂がある という珍しいところ。

海からの邪悪なものをここで追い払い ご本尊様を守る・・・とか。

     

お大師堂の前には

     

右上のこぶこぶの木・・・お参りに来られた方々のがんを代わりにもらったといわれてるそうです

寿命尽き果てたので 今は手前に二代目が植えられてます。

 

 

       

       11時10分 こんなオブジェのある(お遍路さん姿)ホテルで昼食 

     

      女性でもご飯のお代わりをする方が多く 皆さんすごい食欲です

 

【第27番 神峯寺(こうのみねじ)】  ご本尊:十一面観世音菩薩

急坂45度の狭い坂道を タクシーに分乗して駐車場に到着 

     

          下車後 こんな雨の中 霧の中を300m歩いて

     

     

          山門

     

        手・口を清めた後 中央に見える階段を上ります

     

      

        手入れが行き届いたお庭を見ながら 157段の階段を上って

     

          本堂

     

          お大師堂

 

     

         霧の中を歩く途中にある石碑

脊髄カリエスを患った水谷しずさんが この坂で転び 再び歩けるようになったというお話があります。

昔の話ではなく 昭和30年後半のことです。

毎回のように先達さんから聞く実話で 検索したらこれについて詳しく書かれてるBlogがありました。

よろしかったらどうぞクリックを  リンクしています。

 

ここは トイレの神様でも有名でありまして

     

      お札をいただくことができます

トイレの中 人の頭より高い位置に お尻を向ける方ではなく 南向きか東向きに 

画鋲では止めず糊 できたらご飯粒でくっつけるのがベスト。

普通のお札は一年毎に換えますが こちらのお札は半永久的 とのこと。

ウチにもず~っと以前から母にもらったのが貼ってあります。

それはここ神峯寺のもではなく 知多四国のとあるお寺さんでいただいたものです。

せっかくなので取り換えようかと・・・いただいてきました。

 

2時に打ちおさめ

数回のトイレ休憩をはさみ 帰路は岡山駅から新幹線乗車。

5時20分に岡山駅到着  雨も上がり長い傘を持っての帰宅はちと何でしたが・・・

この傘を使うたびに この日を思い出すことでしょう・・・自分へのお土産になりました。

 

今回も長い長い記録を読んでいただいたお方様 ありがとうございました!

 

 

さて・・・『十八女』 の読み方・・・ 『さかり』 

女も18になれば さかりの時期ということらしいです・・・同性として・・・イヤじゃありません?