見出し画像

青空ーすべてはバランス

自律神経とは!-part5 ホルモンとの関係(体温の調節)

何事も基本が大切だから、もう一つ理解しておこうと思った。自律神経系は自分では気づかないけど、生命にかかわる重要な調節機能があることが分かった。体温を一定に保つ調節機能もそうです。最近は熱中症で倒れる人も多い。


〇寒い時
寒い時には、体は熱が逃げていくのを防ぐとともに発熱量を増やす。
まず、血液の温度が低下すると、間脳の視床下部が感知します。同時に皮膚で感覚神経が感じた寒冷刺激も視床下部へ伝えられます。

第一ルート
・視床下部から交感神経を通じて、立毛筋を収縮(動物が毛を立てて断熱層を作る動作です。人間も「鳥肌が立つ」という現象があります。)させたり、皮膚の血管を収縮させたりして熱の放散量を減少させます。さらに心臓の拍動を促進させて発熱量を増加させます。
第二ルート
・交感神経は副腎髄質を刺激してホルモンのアドレナリンを分泌させ、心臓の拍動促進肝臓・筋肉に作用して代謝(呼吸)の促進を図り、発熱を増加させます。
第三ルートと第四ルート
・視床下部から分泌される各種放出ホルモンの作用により、脳下垂体前葉からの副腎皮質刺激ホルモン及び甲状腺刺激ホルモンの分泌が促進され、副腎皮質からホルモンの糖質コルチコイドの分泌が促進され、甲状腺からはホルモンのチロキシンが分泌されます。糖質コルチコイドとチロキシンは肝臓・筋肉に作用して代謝を促進させ、発熱量を増加させます。


チロキシン・・・代謝(呼吸)を促進させるホルモンで、呼吸量が増加すると酸素やグルコースが増加し発熱量が増加して体温が上がる。

第四ルート
・視床下部は、運動神経を通じて筋肉にふるえを起こさせます。この方法による発熱も起きます。

〇暑い時
暑い時には、体は熱を逃がして発熱量を減らします。
まず、血液の温度が上昇すると、間脳の視床下部が感知します。同時に皮膚で感覚神経が感じた暑熱刺激も視床下部へ伝えられます。
視床下部は各種放出ホルモンの分泌を抑制し、肝臓・脂肪組織・筋肉に作用し、代謝(呼吸)を抑制し、発熱量を減少させます。
また、副交感神経によって心臓の拍動が抑制され、発熱量が減少し、皮膚の血管が拡張することで熱の放散量が増加します。ここでは、交感神経も働きます。汗腺に働きかけ発汗を促進させます。

24時間毎日働き続けて、生命にかかわる重大な働きをしている自律神経系!大体その基本は理解できた。私たちの意思で働くわけではなく、自律的に働いていることも分かったけど、自分では全く何もできないのでしょうか?毎日の何らかの方法で自律神経系に良い影響が与えられないのか?見ていくことにします。


参考

青空ーすべてはバランス - にほんブログ村

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「生活・文化ー健康・体ー自律神経」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事