2022年2月6日(日)雪。午前中に大雪警報は解除されましたが、午後すぎまで降り続けました。夕方から天気は回復とのことだから、夕方除雪しました。
塀に寄せた雪。
前回に引き続き、今回は長ネギの成分など詳しくみていくぞ!
・アリイン
まず、アリインというのは、イオウ分を含むたんぱく質中のアミノ酸の一種らしい。
ニンニクに特に多く含まれており、長ねぎ、玉ねぎ、にらなどのユリ科の野菜やキャベツや大根、わさびなどのアブラナ科の野菜に含まれている。
ニンニク、ネギときたらにおいがきついけど、アリインはほぼ無臭の物質なんだね。でも、調理するために切ると、きついにおいが出る。確かにそうだ。
・アリシン
長ネギを包丁で切りますと、強い香りが出るのは、硫化アリルの一種のアリシンという香りの成分がでるからのようです。
長ネギを切ることで、長ネギのアリインという細胞が傷つき、アリシンが発生しする。玉ねぎも同じで、切ると涙が出てくのはこのせいですね。
アリインは食べると体の中でアリシンという成分に変わる。ニンニクを食べた後の息がくさいのもこれだ!!!
長ネギは、ちゃんとアリインを分解するアリナーゼという酵素も含んでいて、傷つけられるとそれがアリインを分解するんですね。
・アリシンの効能
抗酸化力が強く殺菌効果が強い。
糖の代謝を促す働きがある。
脂肪の燃焼、血糖値の上昇を緩やかにするなどの効果があり、血液のサラサラが期待でき高血圧予防になる。
ビタミンB1と結びつくことで疲労回復効果を持続さる。
・フルクタン
緑の葉の部分に含まれる。葉を切ると出てくるネバネバした液体がそうらしい。
フルクタンは水溶性食物繊維ですから、免疫力アップや食後の血糖値上昇を抑えるという効果がある。風邪の時にネギを食べるのはこんな理由がある。
なぜ長ネギを炒める時は長めに切るのか?
注意したいのは、細かくきざんでしまうと、その時点でアリシンに変わってしまう。そしてアリシンは熱に弱いから、体に入る前に多くのアリシンが失われる。できるだけアリシンを体の中に入れたいから、熱に強いアリインの状態で体に入れて、体の中でアリシンに変化させたいからね。
なぜ長ネギは弱火で10分油で炒めるのか?
甘く美味しくなる。
ネギの抗酸化力は焼くことでアップする。
長ネギの緑の葉に含まれるβ-カロテンは油と一緒にとると吸収率が高まり、大きめに切った長ネギの中の栄養素を脂の膜でできるだけ失わないように低温でゆっくり熱したいから。
なるほどね。
野菜などの植物も虫に食べられた場合にきついにおいを出して虫から防衛するなどのいろんな機能を持っているんだね。
人間にとって疲労回復や風邪の予防効果があるというのは、野菜が自分の体を殺菌したり酸化を防ぎ修復しようという成分・機能を持っているからなんだね!!!
参考