思い出ぽろぽろー毎年行った温泉

もう十数年間になる。毎年1回、2月の第1土曜日に毎年同じ温泉で1泊する。
これは、町内会で会長以下役員のメンバーがその任期を終えた後、これからも毎年1回会いましょう！という趣旨で始まったのです。
よく続いたものです。最初は同じ温泉内でも旅館は変えていましたが、そのうち、同じ旅館の同じ部屋で泊ることになった。毎年同じ部屋に泊るというのもなかなかいいもので、非常に落ち着く。
2月だから雪が積もっている。ある年、一人で電車に乗って行ってみた。みんなは車で相乗りしていくらしい。

夕方、もう暗くなってくる。温泉に近づくにつれ雪深くなる。

駅に着くと温泉の噴水がある。街の活性化のために2月の第一土曜日から毎週土日に花火を上げて観光客を呼び寄せるようにしている。それもまた楽しみの一つだ。

旅館に到着するとみんなも来ていた。お店をやっていて遅い人もいる。毎年同じ部屋から見る景色も同じだ。でも何度見てもいい景色だ。
食事の前に大浴場に入り、露天風呂にも行く。毎年同じパターンだ。露天風呂から真冬の凍り付くような渓谷を見る。

食事の後半に花火が始まる。上の方の見晴らしの良い場所に行く。観光客のみなさんも仲居さんに案内されてやってきている。歓声が上がる。寒いけど頑張って私たちと外に出る人たちも結構いる。

食事を済ませて、また何回か温泉につかる。ゆっくりした時間が流れる。

翌日の朝の露天風呂も最高だ。

朝、何と部屋の外に顔を出した訪問者がいたことがあった。

よく見ると後からも数匹登ってくるサルがいる。

多分誰かがエサをやったんじゃないか？という話になった。何かおねだりしているような・・・。

今年は残念ながら中止になった。昨年亡くなったメンバーがいる。毎年一人づつ病気などで参加者が減ってきていた。寂しくなってきた。
帰りは仲間の車に乗せていただいた。いつも車で相乗りして往復する。その中の一人はもういない。

思い出ぽろぽろ！