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青空ーすべてはバランス

がん細胞とウイルスー6 おわりのもやもや

2021.6.12(土)晴れ。今日も午後にぐんぐん気温が上昇。暑い一日でした。夕方には少し涼しい風が。
5月30日からがん遺伝子のこと。そのあとがん細胞とウイルスのことを考えながら毎日過ごしてきました。
私が若い頃は、がんは治らない病気だと思っていた。運命と考える人も多かったのではないでしょうか。
でも、今回あらためていろいろと調べてみて、医学の進歩の加速度が急激に上昇してきていることを実感しました。

今回、がんのことを考えていて、「がん遺伝子」を記事にして、さらに「がん細胞とウイルス」のことまで入り込んでしまった。おかげで最新のがん医療と少し先の未来が見えてきたような気がする。

神の領域まで入ってしまった。

・受精の時、精子を卵の細胞膜の中へと誘導する。
・細胞分裂して細胞増殖する働きに関わる。
生命の誕生と成長・維持に非常に重要な働きをしている遺伝子。
この遺伝子のことを最初から「がん遺伝子」という名前で呼んでいるからややこしい。この時は普通の細胞を作ってくれている。

しかし、膨大な遺伝情報を持っているDNAのミスコピーや悪い環境や生活態度でDNAが傷ついていくと細胞が少しづつ細胞社会からはみ出していく。この細胞社会の動きも興味深かったね。


そしてがん細胞へと変貌し、細胞社会が大きくバランスを崩していく。
なぜだろう?それは長年人々が疑問に思い、研究の対象でもあった。

しかし、遺伝子研究の急速な進展・全ゲノム解析などにより解明が進んできた。大きな発見が相次ぐ。「がん細胞とウイルス」では、染色体のテロメアとテロメラ-ゼのことを知り驚愕した。さらにテロメラーゼの新たな機能が発見されたことを知り、がん細胞誕生の長年の秘密の扉が開かれた思いを味わった。


ウイルスを使った治療薬「デリタクト」承認のニュース。
そして、
テロメライシンを開発した藤原教授のことも知った。
この教授は、テロメラーゼが働くには、そのスイッチの役割をするプロモーター(hTERTプロモーター)が関与すると言っている。
これは、テロメラーゼを構成する逆転写酵素活性を持つ触媒成分であるhTERTです。
テロメラーゼ活性がある場所(がん細胞)に行くとスイッチがオンとなるhTERTプロモーターをアデノウイルスの染色体のE1領域に組み込んだそうです。そうすることで、ウイルスが、がん細胞を攻撃し殺すというわけだ。
一方で正常な細胞ではスイッチがオフになるため、ウイルスは増殖しない。
テロメライシンは承認申請が2024年に延期になっていますが、非常に待ち遠しいですね。

最後のもやもや・・・
なぜこのテロメラーゼが細胞をがん化させるスイッチをもっているんだ!

ひそかにわかりにくいところで・・・。
DNAのミスコピー・変異が重なるとがん化するというけど、何のために寿命のない暴走増殖するがん細胞が多細胞生物のからだの中に作られるように設計されたのでしょうか?


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コメント一覧

watari25
私の姉もヘルペスでつらい思いをしています。
私も心から期待しています。早く!
nzwmek0201
こんにちは。
丸山ワクチンにかわるインターフェロン!?などと何かの授業で聞いたような昔の記憶がありますが^^;
先日のヘルペスなどの腫瘍融解ウィルスを使った癌治療薬の開発についてとても興味を持ちました!
年に数回口唇ヘルペスで悩まされ一生もの!?と言われ悲観していましたので、良い結果をもたらせてくれることを期待したいと思いました。
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