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青空ーすべてはバランス

生物は何故死ぬのか?part3単細胞生物と多細胞生物(おわり)

2021年10月26日(火)今日はときどき晴れ間も見えたけど終日くもりがちでした。この空はまぎれもなく冬の空だ。10月もあとわずかで終わる。

生命の変化を大雑把に見てみる。

38億年前地球上には生命と言えるものが誕生していたとされる。そのうち、たった1個の細胞だけでできている「単細胞生物」が長い間生きていた時代がある。当然オスもメスもない。
細胞の中には、1組のDNAがあって、このDNAを複製して増えていく。
単細胞生物にも死はあるが、老化による自然死はない。多細胞生物は細胞分裂を繰り返すうちに老化するが、単細胞生物はコピーだから老化はない。

20億年前頃に大きな大陸が誕生して地球環境がとんでもなく大きく変わった。海で暮らしていた単細胞生物の栄養分が極度に不足してしまう。絶滅の危機を迎えたこの時、単細胞生物はお互いに合体したそうだ。DNAが2組になり、一部の組織が入れ替わるなどのこれまでとは違う変化をはじめる。さらなる合体も続けられた。
これが多細胞生物誕生への第一歩でした。
細胞が増えることで、生物の種類が増えていく。少しづつ適応しながら陸に上がって、陸上生物や空を飛ぶ生物になるものも出てくる。とんでもなく多種多様になっていく。しかし、同時にそれらの生物は老化の死を受け入れなければならなかった。
現在、人間の細胞は約37兆個あると言われる。多くの細胞の中にあるDNAもとんでもなく多く存在することになる。

多細胞になった時に環境の変化に柔軟に対応できる能力を備えたけど、DNAは、食物の中の発がん性物質やストレスなどにより傷つきやすく、この傷が蓄積されていくことは今では明らかになっています。 
生殖を担う細胞が傷を負うと、それは子どもへと引き継がれて、その種全体のDNAに傷が蓄積され、種が絶滅する可能性が高くなります。これを「遺伝的荷重」というらしい。
傷ついたり異常が発生しても、寿命という期間がプログラムされていれば自律的に死んでいくから種の絶滅から逃れることができ、種の存続を得ると考えられている。

寿命がプログラムされているから、プログラムからはずれた死なないがん細胞があっても不思議はないと思えた。

おわり

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