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青空ーすべてはバランス

免疫ーpart17 発熱の理由

2022年1月31日(月)晴れのち曇り。
今日は午前中は晴れたけど、午後からくもり。でも歩道は乾いていたのでしっかりと散歩ができた。



〇発熱の仕組み

免疫が元気に活動できるベストの体温は36.5度以上37度未満ということでした。
これは平熱ですが、発熱というとどうなるのか?
医学的には体温が37.5度以上の状態だそうです。この発熱が起きてどんどん体温が上がると身体的にひどくなってくるけど・・・。

何が起きているのか?
ウイルスや細菌などの抗原が体内で感知されると、細菌類は好中球が貪食する。単球は組織に入り成熟してマクロファージとなり細菌・ウイルスを貪食し分解する。
この時、免疫細胞たちは仲間を呼んで大勢で対処する。マクロファージの一部は、抗原=外敵の特徴・情報を細胞表面に出して外敵の存在を他の免疫細胞に伝える。 
情報を伝えたり、司令塔がいたり、いろんな役割の免疫細胞がいることは、これまでに理解してきたとおりだ。これらの免疫細胞が出すメッセージ物質を「サイトカイン」という。これが全身をめぐり仲間に情報を伝え応援を求めたりして免疫ネットワークが働き出すのだ!・・・体の中ががぜん騒がしくなる!!!

さらに、サイトカインが抗原侵入の情報を脳に伝えるための物質を作り、それが脳の視床下部に伝わると、体温を上げるようにさまざまな器官に指令を出します
体の各器官が熱放散を抑え体温が上昇します。例えば、筋肉はぶるぶるとふるわせたり、汗を止めたり、皮膚の血管を収縮させたりして、体は体温上昇に協力します。

体温が上がると白血球の機能はますます活性化して、免疫力が上がり攻撃力が増すようです。
逆に、細菌やウイルスは体温が上がるにつれ弱まってきます。ウイルスや細菌は高温よりも低温で繁殖する特徴があり、ウイルスは約40℃で死滅すると言われているようです。  

40℃と言えば人間にとっても限界に近い体温だ。このような激しい攻防が続くことになると、発熱から高熱になるんですね。
40℃を超えて、髄膜炎や脳炎といった疾患を合併した場合に、脳に障害が出る可能性があるようですね。体温計の最高の表示は42℃までのようです。 

これだけ熱が上がると苦しくて、解熱剤を飲みますね。
しかし、化学物質の薬を飲んで強制的に熱を下げても残念ながら、逆に免疫力を弱めることになります。戦闘中に敵に有利な環境を作ることになるのです。苦しみから逃れるために仲間を裏切るということ?

発熱で汗をかくが、こまめにふき取って体温を維持する。しめった下着は着替えて体温が下がるのを阻止する。
自分も免疫に協力して体を温める努力をするぞ!!!

発熱は、免疫が活発に働いている証拠なのです。そして、体中が外敵と戦う免疫に協力して体温を上げているということなのですね。

私は、風邪をひくと、栄養をとらなきゃ!と無理やり食べていましたが、消化吸収にためにエネルギーが浪費され、免疫のじゃまをしているなんて全く知りませんでした。食べて栄養を取るのもタイミングがあるようです。食べるんなら消化のいいものがいいね。


参考 

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