昔あった話になる。
40歳といういい年齢になって親しくなった人がいた。
彼と昔、東京に行った時がある。
上野では、てんでに自分の好きな買い物をして食事をした。
・・・彼は私より年下だが、不思議な人で全然気を遣うこともなく付き合える人だった。「自由人」とは彼のためにある言葉のように思えた。・・・
・・・彼は私より年下だが、不思議な人で全然気を遣うこともなく付き合える人だった。「自由人」とは彼のためにある言葉のように思えた。・・・
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・・・付き合いはすぐに深くなった。本心も言い合えるようになる。・・・
その日は、上野からソニービルを見学し、地下で生ビールを飲む。本格的な生ビールだった。
その後、浅草に行く。浅草1丁目1番1号「神谷バー」。
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大きな交差点の一角にあるからすぐにわかる。
この店は明治13年創業で今も営業を続けている老舗。2階はレストラン3階は割烹、そして1階はバーとなっている。
この店は明治13年創業で今も営業を続けている老舗。2階はレストラン3階は割烹、そして1階はバーとなっている。
下町情緒を楽しめるということで連れて行ってもらった。そして私もお気に入りの店となる。蝶ネクタイをした店員が回ってきた時注文し、その場で料金を払う。
「電気ブランお願い!」
「おもしろい!」
神谷バーの電気ブランについての説明文
電気がめずらしい明治の頃、目新しいものというと"電気○○○"などと呼ばれ、舶来のハイカラ品と人々の関心を集めていました。
さらにデンキブランはたいそう強いお酒で、当時はアルコール45度。
それがまた電気とイメージがダブって、この名がぴったりだったのです。
デンキブランのブランはカクテルのベースになっているブランデーのブラン。そのほかジン、ワイン、キュラソー、薬草などがブレンドされています。しかしその分量だけは未だもって秘伝になっています。
地元の方と同じ席となり、いろいろと説明していただいた。楽しかった。
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このお店には売店もある。入り口の横に広い間口で自家製の「電気ブラン」や「ワイン」を販売している。その後も東京に行く機会があるとここで電気ブランを買った。
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ホテルは品川だった。
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そう言えば昔、用があり滞在先から帰ろうとしたときに、土砂崩れか何かで電車が普通になったことがある。仕方なく急きょバスで戻った。
彼から連絡が来た。自分も同じ方面に旅していたが、私より一足先に戻って京都にいるから落ち合おうという。何とも、トラブルの中、ほっと和んだ。
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結局京都で待ってくれていた。共に過ごして一緒に帰宅した。そんなこともあった!
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彼は若くしてこの世を去ったから、もうこんな思い出は二度とできない。
思い出ぽろぽろ!