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青空ーすべてはバランス

世界的電力不足

2021年10月7日(木)晴れ。最近は圧倒的に晴れが多い。さすが10月。

中国が電力不足深刻化!停電で工場が停止!という事を聞いて、えっ?なんで?と思ったら、いろいろと理由があった。
〇発電用石炭不足
中国は発電に石炭を多く使う。石炭は二酸化炭素排出としてにらまれるが、最近中国は積極的に二酸化炭素排出削減に取り組んでいる。だから発電用石炭の生産量が制限されているそうだ。ここ数年の石炭生産能力が落ちているところへ、新型コロナウイルスの感染状況の改善に伴う経済活動の活発化による海外からの注文も増え、石炭価格の高騰、発電するほど損が出る状況になっている。今仲が悪いオーストラリアからの輸入もできない。風力や太陽光発電の出力にも波があり需要を満たすことはできない。なんだかぐちゃぐちゃ状態?

〇インドも電力不足
インドは新型コロナウイルス感染でとんでもない状況だったのに、もう経済活動再開?いったいどんな国だ?
中間層や貧困層がどんどん扇風機や照明、テレビなどを購入しているそうだ。
需要は涼しくなる10月後半から通常下がり始めると予測されているが、今ギリギリ状態だという。

インドの電源の約7割は石炭。4分の3は国内産出ですが、もう限界にあるので、現在使われていない発電所の再稼働も検討している。
気候変動による鉱山の被害もあったので、その被害、輸送の中断等によりこちらも石炭価格が急騰している。

〇欧州おまえもか?
なんと欧州も深刻な電力供給不足と電力価格の高騰が発生しており、危機的状況となっている。 
欧州は天然ガスを天然ガスの供給が全然足りない。
昨年の冬季は気温が低い状態が続き需要が伸び貯蔵量はかなり減少している状況で、もうすぐ再び寒い冬が来るための貯蔵の動きが活発化。こうなると価格高騰を招き、さらに新型コロナウイルスの一応の落ち着きによる経済が本格的に活動開始となると高騰に拍車がかかる
さらに風力発電量が大幅に下がっている。
天然ガスはロシアから供給しているが、政治的な関係もあり、非常に難しい交渉を強いられている。

〇資源は命
日本もうかうかしてられないぞ。安定的な電力供給の問題は現実的に考えなければ、いい加減な理想だけでは国が危うくなる。複雑な問題がからんでくるからね。


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