全国のある特定の場所で72時間待機しながら、その場所に集まる人々を取材する。何しにここへ来たのか尋ねる。意外な答えが返ってきたり、人生の悩みや喜びが明らかになったり、そんな意外な反応が胸にしみてくる。
ある特定の場所だから、映像に大きな変化はない。ひたすら人々の往来を待ち、胸の内を聞き出す映像です。なのに何故か見入ってしまいます。
はじめて見た時のタイトルは、2014年2月28日放送 「最北のバス停で」です。北海道の北の果ての宗谷岬に「日本最北のバス停」がある。こんな所に年末年始の数日間だけ、たくさんの人が集まって来るからびっくりした。多くの人が人生を見つめなおす人たち。いろんな事情があるようだけど、何故ここまで来るの?雪のなか数百kmの道のりを越えて集うバイク乗りもいた。テントで寝る人たち。バス停に集まり話し出す人々。不思議な感覚の番組だった。しかし、その後もなんか見ている。
最近では、
2019年2月1日放送 「真冬のキャンプ場 富士山を眺めながら」
2019年3月1日放送「旭川・宝くじ売り場 吹雪の中で見る夢は」
2019年3月19日放送「福岡 早春の不動産屋で」
等々があった。
NHK総合 毎週金曜 午後10時50分 再放送 毎週土曜 午前11時25分
語り:市川実日子
エンディングテーマ曲も番組にピッタリな感覚でいい。松崎ナオ 「川べりの家、」だ。