1972年に「洋上モデルのすべて」に続いて発行された、「ジオラマ制作&特撮技術」です。
「洋上モデルのすべて」と同じ大きさで、ウォーターラインガイドブックよりもふたまわり小さい、38ページ、200円のガイドブックです。
冊子の前半20ページを使って、「ジオラマ制作」の内容で、後半残りのページを使って「特撮技術」という内容で構成されています。
「ジオラマ制作」は、AFVから車、飛行機、船におよび、今のように資材の種類が豊富にあった時代じゃないのに色々な工夫がされてジオラマ制作を教えてくれます。冊子の冒頭に、「この本はこれからはじめようとする人びとのためにつくりました」とあるように、丁寧にわかりやすく説明してくれているので、現在でも十分に通用する内容です。
「特撮技術」は、映画さながらの撮影方法などが説明されていて、毛布やタオル、扇風機、綿、影、さまざまな物を利用して、まるで映画監督になった気分でとても面白い。
この一冊があれば、模型ライフが楽しくなること間違いなしです。