皆様、あけましておめでとうございます。
色々と大変なことが起きていますが、そんなときこそ、
東洋の智慧、日本古来の和文化の精神で、より良きことをなしてゆきたいと存じます。
本年も、何卒よろしくお願いいたします。
昨年、いつもお世話になっております、
和泉流狂言師 小笠原由祠先生のご指導の下、
京都観世会館にて、狂言 「酢薑」を披露させていただきました。
狂言は、室町時代から600年、続いております、日本古来の伝統文化です。
ユネスコ世界文化遺産に登録されている、日本最古の喜劇です。
酢薑は、
酢売りと薑売り(ショウガ)が鉢合わせして互いに譲らず、
商売をしようとするのですが、
ダジャレで勝負(この発想が、すばらしい~)して、勝った方が売る権利を得ようとするのですが~
最後は大笑いして、笑い収めるという、おめでたい演目です。
私は、シテを お隣の方は、狂言師さんです。この方が相手役のアドで、
初心者の私を上手にリードしてくださいました。
掛け合いが楽しいのと、互いに譲らず、どんどん調子があってきて、
とても楽しい演目でした。
600年前、その頃から、日本人は笑いが大好きだったのですね?
笑う門には福来る!
衣装は、橙の丸文の袴に、モスグリーンの肩衣。
格子の着物に腰ひもがきりりと閉まると、丹田に自然に重心が入り、
姿勢が決まります。
きっとサムライ達も、袴のひもをきりりと締めて、刀をさすと心身統一できたのでしょう~
能舞台はやはり、特別な場で、花道のような橋掛というそうですが、
その路を通って舞台に一歩入ると、
明るくて、温かいエネルギーにつつまれて、自然に笑みがこぼれました。
声も楽に朗々と出て、とても楽しく務めることができました。
狂言、どうぞ、機会があればご覧くださいね!
お稽古してみたい方は~ 小笠原由祠先生 まで!
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