SAMURAI・コーチング!

戦国武将は、なぜ茶の湯に魅せられたのか?茶室で男は、日本男児になる!
喧騒から静寂へ…~SAMURAIたちの世界~

いざ! お茶室へ~ ご一緒 いたしましょう!

2022年07月19日 | 御茶会に行きましょう


 
お茶室にたどり着くまでには、さまざまな過程があります。

まずは、玄関を入り、寄付き(身支度を整える玄関先の部屋)で、               


足袋、洋装の場合は、靴下の履き替え―道中で汚れたものを履き替えます―

                 


茶席で必要なものをそろえて、それ以外は、まとめておきます。



そして、待合といわれる部屋で他のお客様と顔あわせし、

白湯をいただきます。


案内があったら、今度は腰掛待合へ。

室外に設けられていることが多く、お庭の風情が楽しめます。


そちらで腰掛けて亭主の準備が整うのを待ちます。


このころから少しずつ、気分が高まってきます。


亭主がお迎えに出て来られたら、無言で挨拶を交わして、

いよいよお茶事が始まります。



路地を通って、蹲(つくばい)で手水を使って身も心も清めます。



蹲 つくばい

                        
何でこんなに手順が一杯あるのだろうと、

不思議に思っていましたが、一つ一つの手順を追って体感してゆく過程で、


お庭の緑や水や外気に触れ、癒され、心身共に清められてゆくのですね。



 全ての過程は、一服の濃茶をおいしく召し上がっていただくため。


そのために、なんと気の遠くなるような手順と心配りなのでしょう💦

それら一つ一つを丁寧におこないます。


丁寧に行うということは、一つ一つに思いがこもるということです。


そこには 対話 があります。


例えば、準備の段階で、掃除をしているとき、対話しながら行っています。

自分自身とも対話しますが、対象物とも行います。


言葉ではない かもしれませんが、

で見て、感じてを聞いて、感触を確かめながら行います。


庭を掃除するとき、飛び石を掃きながら、箒が石をこする音 を聞き、

苔のや土の乾き具合を感じます。


打ち水をしながら、木々が呼吸しているのを体感します。

そんな気がするだけでもいいのです。

そういったことで、

そこにあるものや事と意識が交流しているとしたら・・・。

お客様をお迎えする、そんな私たちの思いが庭に伝わり、

そうすることでその場が居心地のいい場となってゆくとしたら、

とても素敵なことだと思います。


それと同時に、私たちは、意識しなくても、多くのものやことを、

庭の木や土や風や空気から得ていることでしょう。

心の中にある様々な想いや迷い、想念などは

その過程で無意識たちが一掃してくれているそんな気がします。


そして、それらすべてとともに、お客様をお迎えするのです。


これがおもてなしということなのかもしれません。


       お茶事体験してみたい方は、お問合せは、

              こちらまで~



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