茶室のコミュニケーション!
NLPは、1975年、カリフォルニアのジョン・グリンダー博士と
学生、リチャード・バンドラーによってスタートしました。
天才セラピストのコミュニケーションが、圧倒的変化を起こすことに着目し、
それらをパターン化、モデル化しようとしたのです。
最初、彼らは、家族療法家のセラピーの中から変化を呼び起こす、
七つのパターンを見つけ出し、これが、NLPのモデリングの始まりとなります。
つづいて、精神科医、フリッツ・パールズから得た、いくつかのパターンのモデリング
を加わえ、言語学博士、ジョン・グリンダーは、そこに言語的な分析も付け加えます。
最後に、彼らは、現代の魔法使い、ミルトン・エリクソンから、
言語、非言語の催眠のパターンをモデル化して、NLPは一応の完成を見たのです。
最初、2人は、コミュニケーションの魔法を新たに作り出そうとしたようなのですが、
なんと、驚くべきことに、3人の天才は、皆、同じことをしていたのです。
つまり、それらは、すべて、真実だったということです。
それらは、3つの魔法と言ってもいいかもしれません~
まず、注意深く相手を観察し、変化の様子を感じ、その人はどういう状態なのか
ということを把握します。
そして、その人の内面の地図の中へ入ってゆきます。
人は皆、自分に似た人が好き。敵でない、同じような人には、警戒心を解きます。
ですから、相手の世界を大切にしながら、近寄ってゆきます。
つまり、自分をよく見て、合わせてくれる人として、近寄ってゆきます。
察しのいい方は、もうお気づきですね?
これらはすべて、自分を通して相手を体験するということです。
対立がない状態ですからストレスもなく、心地良い状態。
相手を信頼し、ひとつになっています。 物事がうまく運んでゆきます。
ラポールという状態です。
まず、相手と同調し、心地よい関係、場をつくり、互いの世界を共有するのです。
そうです。 それが、 利休7則のひとつ、 相客に心せよ~
ひとりひとりに着目し、何が起こっていて、今の状態をどのように築いてきたのか、
に着目。 なぜ?が無いので、問題の原因を一つに絞らず、無理が無いのです。
また、モデリング(形)はまた、そこをたどってゆけば誰でもその状態を導出すること
が出来るのです。 そのやり方をわかりやすく提供してくれているからです。
写生
先日、TVを見ていたら、奥村土牛の絵についての解説がありました。
土牛といえば、醍醐の桜、
そして、鳴門。
これが一番、有名で、 私の最も好きな作品です。
土牛は、小林古径に師事していました。
古径は線の画家、土牛は色彩と面の画家と言われていますが、
写生をしっかり行うことを師から学んだのです。
そして、「ものの本質をつかむには、写生によって、そのものを写し込むこと。」
なのだそうです。
「そうなんや、ものの本質はやはり写生なんや・・・。」
人の心の本質を写す、映す、 カウンセリングや、コーチング。
その人の本質をとらえるには、写生するのですね~きっと。
三人のセラピストとは、
家族療法のヴァージニア・サティア
ゲシュタルト療法のフリッツ・パール
現代催眠のミルトン・エリクソン
パターン化:規格化、形式化
モデリング:類型化された模倣
NLPについてのお問合せは、こちらまで
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます