石川肇『競馬にみる日本文化』読了。昭和の文士たちと昭和の競馬について広く触れられていてなかなか面白かったです。昭和の大衆文学はさすがにあまり手を出せていないので知らない作家も多く、その意味でも勉強になりました。まさか吉川英治が皐月賞馬の馬主だとは…。古井由吉が亡くなってしまったので、最近では浅田次郎くらいですね。
平出貴昭さんの『一から始める!サラブレッド血統入門』読了。全体に入門らしいことが書かれてありますが、それでも知らないことはたくさん。特筆すべきはニックスの一覧で、これは他の本では見たことがなかった。通勤電車を楽しく過ごせました。
競馬ファンでもごく一部の人しか買わない年2回発行の種牡馬雑誌「フューチュリティ」をいつも楽しみにしていたのですが、今号をもって休刊となるとのことです。残念…。
種牡馬の美しい写真をこれでもかというほど並べ、世界の重賞レースの勝ち馬の血統表と牝系図を載せてくれるエッジが効きまくった雑誌で、競馬文化の豊かさを象徴していました。雑誌の作成に携わってこられた方々、今まで楽しませてくれてありがとうございました。
種牡馬の美しい写真をこれでもかというほど並べ、世界の重賞レースの勝ち馬の血統表と牝系図を載せてくれるエッジが効きまくった雑誌で、競馬文化の豊かさを象徴していました。雑誌の作成に携わってこられた方々、今まで楽しませてくれてありがとうございました。
https://www.amazon.co.jp/社台系クラブの内幕を知ればこんなに馬券が獲れる-競馬ベスト新書-野中-香良/dp/4584104409
一応読んでみましたが、これはブログの記事並みの本だなあと。一口馬主にとっては当たり前のことばかりですし、中には明らかな誤りも含まれています。読む価値があるのは元社台系クラブ関係者へのインタビューのみで、それ以外はさして取材しなくても書けるレベル。読まなくていい本です。
一応読んでみましたが、これはブログの記事並みの本だなあと。一口馬主にとっては当たり前のことばかりですし、中には明らかな誤りも含まれています。読む価値があるのは元社台系クラブ関係者へのインタビューのみで、それ以外はさして取材しなくても書けるレベル。読まなくていい本です。
フューチュリティ今年の春号を買いました。春と秋に出る牧場関係者のための種牡馬雑誌ですが、一口を始めた7〜8年前からずっと買ってます。種牡馬の広告が出てたり、セレクトセールのセール馬の募集広告があったりして面白いのですが、やはりこの本の最大の魅力は海外競馬情報の充実っぷり。海外G1馬の血統表がこれでもかというくらい載っています。最近はノーザンファームが繁殖牝馬を海外から買いまくってますので、海外動向を押さえておくとまた色々と面白くなります。写真も美しくて、まさに逸品という雑誌です。
園田競馬場の現役厩務員の方が書かれた競馬エッセイ風の漫画。漫画家が本業ではないのでいわゆる上手い漫画ではないのですが、馬への愛着と現場感が感じられる漫画です。ユルいエッセイかと思って軽い気持ちで読んでいたらグサリと刺されます。この漫画はたぶん、1頭の馬のために書かれたんだろうなあ。
POG本の季節がやってきました。なんだかんだでいつも丸ごとPOG・黒本・赤本・青本あたりを買ってしまうのですが、今年はPOGで話題になりそうな馬も持ってないので、丸ごとPOGと黒本だけにしました。青本は岡田氏とアンカツの記事がよくて、赤本はやっぱりPOGの走りとしての定本感とあと昨年の反省をするのが良いと思うのですが、今回は見送り。個人的には黒本が一番好きです。栗山さんの記事が多いし、インタビュー記事もどうでもいい掛け合いを多く載せてて読み物として面白いと思います。丸ごとPOGは吉田ファミリーのインタビューを毎年載せてるのがすごいですねえ。関西は5/1発売らしいのですが、アマゾンで買ったらすぐ来ました。どうなってるんだろう。丸ごとPOGの吉田勝己インタビューはムールヴェードル(母ヴァンドノワール)とメサルティム(母ピンクアリエス)という地味な2頭の名前が挙がったのが嬉しかったです!今年のキャロットの評判馬は、トゥザフロンティア、シンハラージャ、レイエンダ(母ラドラーダ)あたりのようですね。