性風俗店に並々ならぬ興味があるが、未経験。色街五反田の真っ昼間、入ろか辞めとこか考え中なう。今時のシャイネス青年サラリーマンの葛藤をここに描く。
●これまでの話
「いつまで待たせんだ。てめーはよ」
と、金髪が伸びて根元から半分くらいまで、黒くなったロン毛(和製2TONE)の若者。
男は、無茶を言うあのクライアントに見せるような、複雑な愛想笑いを見せながら、会釈をし、「にやにやしてんじゃねーよ」と悪態をつかれながら、なおも複雑な笑みを浮かべつつその場を去り過ぎたのであった。
そして、パチンコ屋を出て、チッ、と舌打ちをし、しばらくした後、「マンスペか」とつぶやいた。
「マンスペ」。発音が難しい。
語尾にアクセントをかけた方が小慣れたカジュアル感が出るが、あまりかけ過ぎると東北っぽくなり、逆に朴訥とした変なビギナー感が出てしまう。
どこにどの程度アクセントをかけようか、男は少し悩んだ。
そして、もう一度「マンスペ、か」とつぶやき、さらにもう一度「マンスペかぁ」とつぶやいた。
男の趣味はツィッターであるが、このつぶやきはつぶやかなかったのだった。
多分おそらく続く。。
●これまでの話
「いつまで待たせんだ。てめーはよ」
と、金髪が伸びて根元から半分くらいまで、黒くなったロン毛(和製2TONE)の若者。
男は、無茶を言うあのクライアントに見せるような、複雑な愛想笑いを見せながら、会釈をし、「にやにやしてんじゃねーよ」と悪態をつかれながら、なおも複雑な笑みを浮かべつつその場を去り過ぎたのであった。
そして、パチンコ屋を出て、チッ、と舌打ちをし、しばらくした後、「マンスペか」とつぶやいた。
「マンスペ」。発音が難しい。
語尾にアクセントをかけた方が小慣れたカジュアル感が出るが、あまりかけ過ぎると東北っぽくなり、逆に朴訥とした変なビギナー感が出てしまう。
どこにどの程度アクセントをかけようか、男は少し悩んだ。
そして、もう一度「マンスペ、か」とつぶやき、さらにもう一度「マンスペかぁ」とつぶやいた。
男の趣味はツィッターであるが、このつぶやきはつぶやかなかったのだった。
多分おそらく続く。。