性風俗店に並々ならぬ興味があるが、未経験。色街五反田の真っ昼間、入ろか辞めとこか考え中なう。今時のシャイネス青年サラリーマンの葛藤をここに描く。
●これまでの話
午前11時
まばらに人が行き来する昼前の五反田。
辺りを見回すと前方にパチンコ屋発見。
男はそそくさとパチンコ屋に入店。
客のような素振りで、パチンコ台を物色する雰囲気を醸しつつ、ヤンキー、大学生、ホスト、フリーター、ヤンママ、リタイアした中高年の間をくぐり抜け、
トイレを探し出し、入室。
便器に腰掛け改めてiPhoneを見つめるいなせな男。
しかし、BGMはコルトレーンでも、ソニーロリンズでも、オーネットコールマンでももちろんない。
チューブ的な夏讃歌的な、陽気な"J" or "K"ポップスがパチンコ玉のじゃらじゃら音と溶け合っていた。
[左:オーネットコールマン/右:チューブ]
余談ではあるが、男はサックス、特にアルトの音が、好きであった。
理由は、他の管楽器に比べ、なんとなくアーバンな感じがするからであった。
男は、フュージョンは嫌いだが、四つ打ちのハウスっぽいジャズも好きであった。
この理由も然り、なんとなくアーバンな感じがするからであった。
たぶん、つづく
●これまでの話
午前11時
まばらに人が行き来する昼前の五反田。
辺りを見回すと前方にパチンコ屋発見。
男はそそくさとパチンコ屋に入店。
客のような素振りで、パチンコ台を物色する雰囲気を醸しつつ、ヤンキー、大学生、ホスト、フリーター、ヤンママ、リタイアした中高年の間をくぐり抜け、
トイレを探し出し、入室。
便器に腰掛け改めてiPhoneを見つめるいなせな男。
しかし、BGMはコルトレーンでも、ソニーロリンズでも、オーネットコールマンでももちろんない。
チューブ的な夏讃歌的な、陽気な"J" or "K"ポップスがパチンコ玉のじゃらじゃら音と溶け合っていた。
[左:オーネットコールマン/右:チューブ]
余談ではあるが、男はサックス、特にアルトの音が、好きであった。
理由は、他の管楽器に比べ、なんとなくアーバンな感じがするからであった。
男は、フュージョンは嫌いだが、四つ打ちのハウスっぽいジャズも好きであった。
この理由も然り、なんとなくアーバンな感じがするからであった。
たぶん、つづく