Hawaii Photo Diary, July 2013
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6日目（6）
天気が回復したので、もう一度ラニカイを見下ろすカイヴァリッジトレイルへ戻って来ました。
・・・ここの小高い山脈の尾根沿いを歩くトレイルの名前ですが
数年前の地図にはカイヴァリッジトレイルと記されていましたが
現在、グーグルマップにはPill Boxes Trailと記されています。
ピルボックスとは、トーチカのことです。
この海への視界の開けた山頂は、格好の見張場であり、上陸してくる敵への射撃拠点に適しています。
ピルボックスは２つ設置されていて、海へ向かって開いた細長い隙間以外に出入り口は無く、中には大型機銃用と思われる鉄のごつい銃座が２本と分厚いコンクリートで囲まれた陣地を今も残しています。
いわゆる、戦争遺産です。
確かに、手作りですが、登山口の所の看板にはピルボックストレイルと書かれています。
ここのトレイルの大きな目標地点になっているからでしょう。
ただし、僕は今はあえてラニカイビーチを見下ろすトレイルということで分かりやすく
ラニカイトレイルと呼ばせていただきますね。
ふう・・・
写真を見ていると、登って行く時の記憶が鮮明に蘇ります。
非常に滑りやすくて恐怖感もある急斜面。
まだ、海からの冷たい風が当たらないので、暑くて汗が滲みだします。
影は無く、ほこりっぽい。
でも、あの素晴らしい海の色を目の中へ溶け込ませるために、何度も来たくなります。
曇りと晴れではその景色が豹変します。
晴れている時のこの場所の魅力は半端ありません。
何もかも美し過ぎます・・・
この時は数年前にはあまり見かけなかった
僕のような一眼レフ+望遠交換レンズ+αをリュックで背負って来て撮影に夢中になっている
外国人男性カメラマン二人と出会いました。
一人はニコン、一人はキャノン。
キャノンの方は僕と同じ５DマークIIIでした。
しかも、そのキャノンのおじさん、１０キロ近くはあろうかと思う大型三脚まで担いで来ていました。
ま、負けた・・・（汗）
しかし、僕はここでは大型三脚を使うような撮影は行わないので、今後も持って行きませんが・・・
さ、一つ目のピルボックスが見えてきました。
今年は久々にピルボックスまで登りきることを決心していました。
なぜかって？
撮影スピリットが轟々と燃え上がっていたからです（笑）
オクサンは一個目のピルボックスの手前の岩の陰で待っててくれても良いよと告げましたが
頑張ってピルボックスまで一緒に登ると言ってくれました。
まあ、登山っていうほどのもんでも何でもない所なんですけどね（笑）
ああ・・・初めて来た時の驚きと感動を今でも忘れ得ませんが
何回来ても、冷静に前よりも綺麗に撮りたいと燃え上がります。
今年の新たな武器はHDRとフィッシュアイです。
僕が勝手に名付けている一つ目のピルボックスすぐ手前の風の谷＾＾
冷たい気持ちの良い強風が体を舐めて行きます。
う～ん、太陽さまさまです！
なんて変身振りだと驚きます。
先の曇り空の時の写真と撮り方は全く同じというのに・・・！
えっほえっほ・・・
少しずつ景色をゆっくり堪能しながら登って行きます。
オクサンも時々コンパクトデジカメやアイフォンで撮影しています。
さあ、ファースト ピル ボックスへ到着しました。
ピル ボックスは中より屋根に上る方が容易です。
長年の間に落書きだらけになっていますが、今はそれがもとの姿のようにさえ思います。
ここで座って汗をタオルで拭います。
海風で汗を引かせながら、凍らせておいたペットボトルの日本のお茶をぐいぐい飲みます。
最高の気分でした。
何度もシャッターを切ります。
耳元で切れる風の音以外は静寂の世界です。
海の青さは強烈で、目が良くなりそうです（笑）
日頃のストレスが吹き飛んでいくのも感じます。
オクサンは少しお疲れのようです。
僕も少し疲れていましたが、この時は撮影魂に火が付いて居たので
セカンド ピル ボックスまで行きたくてうずうずしていました。
ほら、あそこに見えるのがセカンド ピル ボックスです。
オクサンにすぐ戻ってくるから、ここのピル ボックスの影で休んでいてくれと頼んで
足早に一人で二つ目のピル ボックスへ向かいました。
実は、セカンド ピル ボックスまで行くのは初めてだったんです・・・（笑）
２へつづく
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やっぱり登っておけばよかったなぁと
思います。
おととい、4泊旅からもどってきました。
クアアイナのサンドイッチ機内食
楽しく拝見しました。
ラニカイトレイルはやはりオアフ島の
定番コースになってしまいそうです。
次の機会には是非！
（晴れていればですが・・・曇り時はお勧めしません）