品川区大井町愛D歯科&矯正歯科(抜かない、削らない、神経を残すや顔や口の健康美容を目指します。)

歯を抜かない子供の矯正治療や矯正歯科、むし歯や歯周病予防、歯科ドックなども行い、顔や口の健康美容を考え治療を行います。

歴史に埋もれた「食育」の賢人 中原市五郎

2019-05-21 12:44:08 | 食事生活

この世で、「食育」という言葉を最初に唱えた「食育の元祖」は、

医師で薬剤師でもあった石塚左玄です。

まだ、日本に栄養学ができる前に、食養(学)として、

食事で様々な病気を治していました。

そのことは、「食育」や「栄養学」を知っている人にとっては、少なからず

ご存知だと思います。

ただ、その石塚左玄と一緒に「食養会」をつくり、こんにちの

「食育」の基礎をつくった人物の存在は、ほとんど知られていません。

その人物こそ中原市五郎です。

中原市五郎は、歯科医師です。

つまり、現在で云うところの医療の「三師会」、医師・歯科医師・薬剤師の3師が

協力して、「食育」の礎を築いたのです。

その後、栄養学が世に出てきて、長い間、食養学と栄養学は、対立することになりました。

そんな中、歯科医師の中原市五郎は、「食養道」を貫き、

私たち後輩に、次のような言葉を残しました。

 

歯科医師の職務については、歯牙口腔の疾病を治療し、歯牙の保存補綴を行なうばかりでなしに、

歯科衛生を主宰しなくてはならない。

歯科衛生は、歯を保存保護するだけでなく、食物の品質良否を鑑別するのも歯科衛生の領域なのだ。

だから食物に関する知識は、歯科衛生学上習得すべき学問である。

歯科医は、食物に関する知識を習得して、自身それを実践し、これを広く社会に知らしめ、

個々の人々を指導する義務がある。

それはまた、歯科医の権威でもあると、述べています。

 

「自身それを実践し」の部分は、なかなか難しいところは、ありますが、

石塚左玄と中原市五郎の「食育」「食養学」「食養道」の

意思は受け継ぎ、そこに、現代人が抱えた「食」以外の大きな問題である

噛めない、噛まない、うまく飲み込めない、口呼吸や姿勢や発音の改善のために

「狭窄歯列」を是正することと「食」とをリンクさせて、病気の予防や治療を

医科歯科連携で行っています。

その活動を飲食業や農業従事者にまで広まるようにも、しています。

健康、未病、病気についての答えは、もうすでに100年も前に出ていたのです。

 

 

 

 

 

 


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