先週の相場を眺める、といっても、僕が観察しているのはニューヨークのダウ平均と東京証券取引所一部で、観察手段は報道機関で取り上げられる指数、そして、今のところは日本語で読むことのできる国内外の政府や中央銀行、そして金融機関に関するニュースなどだけだが。
さて、比較するために 7月第1週(6月29日~7月3日)と第2週の毎日の初値、高値、安値、終値の4つの数値を5日ごとに単位にして(従って、基礎となるそれぞれ数値は20個)、中央値を算出して(実際に計算するのは我が友JUST-CALC)、中央値、中央値と最高値、最安値の距離を測る。この手法に何の意味があるのか分からないが、素人の思いつきということで。
で、7月第1週、第2週の比較
7月第1週 第2週
中央値 25,756ドル75セント 26,031ドル68セント
最高値 26,204ドル41セント 26,297ドル53セント
最安値 25,096ドル16セント 25,523ドル51セント
中央値から最高値まで 660ドル39セント 265ドル53セント
中央値から最安値まで 447ドル86セント 508ドル17セント
第1週はアメリカ独立記念日に伴う振替休日で日本時間7月3日はニューヨーク証券取引所は休場。だから第2週と単純に比較することはできないかもしれないが、それを前提にして、第1週の週足は1108ドル25セントとなった。第2週のそれは774ドル2セントで第1週を100とすると率にして69.8%、額にして334ドル5セントの変動幅減少という結果に。 日本時間の第1週木曜日の夜、米国失業率等が発表になったが、この数値が米国の雇用情勢を市場の予想を上回る速度で改善していることを裏付けていると見る向きもあるようだ。が、それにしては株式市場はおとなしい印象。もっともニューヨーク証券取引所のダウ平均算出銘柄に限定しての話だが。ちなみに第2週の日毎の最高値と最安値の平均値は高値26,157ドル30セント、安値25,767ドル98セントという結果。第2週の中央値との比較でいうと高値平均の方が中央値に近い。10日発表の新規失業保険申請件数は131万件で市場予想を下回ったという評価が大勢のよう。もっとも依然としてそれは高水準とはされているようだ。テクニカル的には日足20日のRSIは7月10日時点で52前後で中立水準、20日平均線は25,800ドル付近にある。第3週は模様眺めに徹する方が賢明かしらん。
さて、日本株といっても東証1部日経平均が話の中心。
7月第2週は月曜日こそ勢いよくピョンとジャンプして高値と安値の幅が408円36銭に達したが、その後はずるずると下げ基調、長い上ヒゲをつけて週を終えた。先週終了時点でRSIは日足で14日では53.67だが、14週のRSIが79.48に達しており、ここから更に上値を追うのはやや苦しい印象。移動平均線は5日線と25日線が7月8日付近で接触して、本日13日にははっきりとゴールデンクロスを示現しているようにも見える反面、スローストキャスティクスは日足高安期間が14日として短期線が下降気味。
せっかくなので(?)、少しは数理解析的なことを。
7月第2週の取引日は5日、そのうちで終値から初値を引いてプラスだった日、つまり陽線だった日は3日、陰線だった日は2日。第2週の毎日の変動幅を2乗平均平方根(マイナスを除去するために)で計算すると約206円となる。第2週と比べて第3週に例たとえば国債の金利の大幅変動や国内外の経済情勢の動揺といった要因がない限り、この変動幅は保たれるはず、、、、だけど、さて?。
ここ1ヶ月ほど日本政府の財政規律について懸念を表明する日本語の論説を幾つか見かけた。財政学など大学生だったときに有斐閣の基本書を読んだ程度の知識しかないので大きなことはいえないから、財政規律重視の重要性を言われると、なるほどな、としかいえない。ただ、例えば30年債は今年1月には3%近い利率だったが、最近は0.6%前後になっている。むろん、この金利動向の陰には金融財政当局の血のにじむような金利誘導努力があることは想像に難くないが、ただ、国債の金利を見る限り我が国の財政が信認を喪失する瀬戸際にあると見なすのは、やや極論のようにも思う。ちなみに財務省のホームページなどで確認できる国債の入札状況を見る限り、常に財務省の発行額を上回る応募額を確保している。コロナショック発生以後、日本政府は各国政府と足並みをそろえる形で財政拡大を行い、その財源をまかなうために国債の大量発行が行われることは半ば暗黙の了解事項のようにも思うが、ここは冷静になったほうがよいのではないかとも思う。
さて、比較するために 7月第1週(6月29日~7月3日)と第2週の毎日の初値、高値、安値、終値の4つの数値を5日ごとに単位にして(従って、基礎となるそれぞれ数値は20個)、中央値を算出して(実際に計算するのは我が友JUST-CALC)、中央値、中央値と最高値、最安値の距離を測る。この手法に何の意味があるのか分からないが、素人の思いつきということで。
で、7月第1週、第2週の比較
7月第1週 第2週
中央値 25,756ドル75セント 26,031ドル68セント
最高値 26,204ドル41セント 26,297ドル53セント
最安値 25,096ドル16セント 25,523ドル51セント
中央値から最高値まで 660ドル39セント 265ドル53セント
中央値から最安値まで 447ドル86セント 508ドル17セント
第1週はアメリカ独立記念日に伴う振替休日で日本時間7月3日はニューヨーク証券取引所は休場。だから第2週と単純に比較することはできないかもしれないが、それを前提にして、第1週の週足は1108ドル25セントとなった。第2週のそれは774ドル2セントで第1週を100とすると率にして69.8%、額にして334ドル5セントの変動幅減少という結果に。 日本時間の第1週木曜日の夜、米国失業率等が発表になったが、この数値が米国の雇用情勢を市場の予想を上回る速度で改善していることを裏付けていると見る向きもあるようだ。が、それにしては株式市場はおとなしい印象。もっともニューヨーク証券取引所のダウ平均算出銘柄に限定しての話だが。ちなみに第2週の日毎の最高値と最安値の平均値は高値26,157ドル30セント、安値25,767ドル98セントという結果。第2週の中央値との比較でいうと高値平均の方が中央値に近い。10日発表の新規失業保険申請件数は131万件で市場予想を下回ったという評価が大勢のよう。もっとも依然としてそれは高水準とはされているようだ。テクニカル的には日足20日のRSIは7月10日時点で52前後で中立水準、20日平均線は25,800ドル付近にある。第3週は模様眺めに徹する方が賢明かしらん。
さて、日本株といっても東証1部日経平均が話の中心。
7月第2週は月曜日こそ勢いよくピョンとジャンプして高値と安値の幅が408円36銭に達したが、その後はずるずると下げ基調、長い上ヒゲをつけて週を終えた。先週終了時点でRSIは日足で14日では53.67だが、14週のRSIが79.48に達しており、ここから更に上値を追うのはやや苦しい印象。移動平均線は5日線と25日線が7月8日付近で接触して、本日13日にははっきりとゴールデンクロスを示現しているようにも見える反面、スローストキャスティクスは日足高安期間が14日として短期線が下降気味。
せっかくなので(?)、少しは数理解析的なことを。
7月第2週の取引日は5日、そのうちで終値から初値を引いてプラスだった日、つまり陽線だった日は3日、陰線だった日は2日。第2週の毎日の変動幅を2乗平均平方根(マイナスを除去するために)で計算すると約206円となる。第2週と比べて第3週に例たとえば国債の金利の大幅変動や国内外の経済情勢の動揺といった要因がない限り、この変動幅は保たれるはず、、、、だけど、さて?。
ここ1ヶ月ほど日本政府の財政規律について懸念を表明する日本語の論説を幾つか見かけた。財政学など大学生だったときに有斐閣の基本書を読んだ程度の知識しかないので大きなことはいえないから、財政規律重視の重要性を言われると、なるほどな、としかいえない。ただ、例えば30年債は今年1月には3%近い利率だったが、最近は0.6%前後になっている。むろん、この金利動向の陰には金融財政当局の血のにじむような金利誘導努力があることは想像に難くないが、ただ、国債の金利を見る限り我が国の財政が信認を喪失する瀬戸際にあると見なすのは、やや極論のようにも思う。ちなみに財務省のホームページなどで確認できる国債の入札状況を見る限り、常に財務省の発行額を上回る応募額を確保している。コロナショック発生以後、日本政府は各国政府と足並みをそろえる形で財政拡大を行い、その財源をまかなうために国債の大量発行が行われることは半ば暗黙の了解事項のようにも思うが、ここは冷静になったほうがよいのではないかとも思う。
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