コスモス・・・そして10年

こんにちわ　いっちゃんです








満開のコスモス　綺麗でしょう？


いっちゃんの実家近くのコスモス畑です


コスモスの花言葉は花の色によって違うらしいです


調べてみると・・・・



「乙女の真心」「乙女の愛情」

（ピンク）「少女の純潔」
（赤）「調和」
（白）「美麗」「純潔」「優美」


と、あります


でも、いっちゃん流の花言葉はちょっと違います


希望・感謝





10年前の今日、いっちゃんは乳がんの告知を受けました


そして詳しい検査の後　10日後に手術・・・・


まさに「まな板の上の鯉」状態であれよあれよという間に進んでいきました


娘１が中１、娘2が小３　そしてウイパパが単身赴任中でした


当時小学校の幹部役員でバザーの準備に取り掛かっていたし、娘達のピアノのコンクールも近かったし・・


娘達のこと、ウイパパのいない家のこと、役員引継ぎのこと。。。


混乱で自分の置かれた状況がよく理解できませんでした


「何故？　今自分が？？」って思いが強かったなぁ


残される娘達の環境を整えて、あわただしく自分で入院の準備をしている時、初めて涙がこぼれたのを覚えています


お産以外での入院は初めてでした


幸い初期だったので部分切除で済みましたが、放射線も抗がん剤も人並みにクリアしましたよ


手術やリハビリ、その後の治療も辛いですが、一番応えたのは娘2に電話口で泣かれたことでした　


もしかしたら、その背後で娘達の世話をしてくれていたいっちゃん母も泣いていたかもしれません・・・


家族や両親にいっぱい心配をかけ、多くの友人知人の助けを借りました



感謝以外の言葉は見つかりません




入院中は同じ病気で仲良くなった世代を超えた友達とお互い励ましあいながら結構明るくがんばりました


『抵抗力が落ちたからガンになったんだ！』と、笑って気持ちを明るくもっていき体力回復に励んだなぁ・・・


この入院期間は、忙しく走り回っていたいっちゃんに神様がくれた休養期間と思い直すようにしたんです


退院後、しばらく通院治療が続きましたが、ひと段落付いた頃


同室で仲良くなった友達から「コスモスを見に行こう！」って誘われました




リフレッシュパーク豊浦のコスモス園です


満開でした


一輪だと本当にはかなげな花ですが群集になるとその存在感に圧倒されました


何だかコスモスの群集に希望をもらったようです


それから毎年　皆が病室で出会った10月にコスモス園に一緒に行くようになりました


毎年『今年も皆元気でこれたね～』って言いながら　で、帰りに「たかせ」の瓦そばを食べます（笑）


今年で10年・・・・・10年っていうのはいっちゃん達には大きな意味があります


乳がんは進行がゆるやかなので10年で完治となるんです


だから今年は・・・


お祝い年なんです


10年の間にWISHを我が家の家族に迎え、いっちゃんが仕事を始め、娘達が大学生になりました


完治まで10年も・・・って思っていましたが振り返ると何だかアッという間でしたね


今年も、皆とコスモスを見にいきます　もちろん瓦そばも（笑）


皆が無事10年を過ごせ希望を持てたこと、そして変わらぬ友情に感謝しながら・・・・


だからね、いっちゃんにとってコスモスは希望と感謝の意味があるんです



　　　　　　　　　　　この笑顔もいっちゃんに力をくれました