ああ! ヒカル先生が大変なことに!!
では、レビュー行きます。
夜道を走る芳香ちゃん。
「早く、早くみんなに知らせないと大変なことになっちゃうっ」
電話をかけようとしている。
その後を追ってくる大きなシャボン玉、芳香ちゃんの頭の上で割れる。
とたん、ピロピロリーン、表情の変わる芳香ちゃん、電話をやめてしまう。
「あれ? どうして? あたし…」と、きょろきょろと周りを見渡し、
「何をやってたんだろう…?」不思議そうな顔をする。
「ま、いっか」と振り向いたそこにブルラテスが立っていた。
「ハッハッハッハ」高笑いするブルラテス。
「きゃー!何?犬マン?」
「まだ逃がす訳にはいかんぞ、娘」ブルテラスが手にしたブルスティックを振ると、
また大きなシャボン玉が現れた。
「まて!」
そこにマジシャインさま、登場!!
マジランプバスターでブルテラスを攻撃して、芳香ちゃんをかばうように前に立つ。
「芳香、大丈夫か?」というマジシャインの呼びかけに
「え? えっと?」と、怪訝そうな顔つきの芳香ちゃん。
それに気づかないマジシャイン「きさま、四低王の一人か?!」とブルテラスに向きなおす。
「わしこそは、冥獣人コボルト地獄の賢者ブルラテス」
「なんだ、あれ?」
スモーキーの叫びにマジシャインが振り向くと、大きなシャボン玉が芳香ちゃんに
近づいていた。
「よけろ、芳香!」叫ぶマジシャイン。
「きゃっ」
芳香ちゃんはその声に思わずしゃがむが、シャボン玉は芳香ちゃんの頭の上で割れてしまう。
きらきらとした光が芳香ちゃんを包む。
「芳香に何をした!」
「娘が知られて困ることを知ったのでな、一つ二つ細工をさせてもらった」
「何?」
「命は取らぬことを感謝するがよい」
そういうブルラテスの体をブルスティッキから出るシャボン玉が覆い、消えた。
マジシャインはヒカル先生に戻って、芳香ちゃんに駆け寄って肩を抱く。
「大丈夫か?」
ヒカル先生の顔を見た芳香ちゃん、きらきらりーんという音楽とともに目がハートになる。
そして、ひっしとヒカル先生に抱きつく。
「あーん、怖かったですぅ」
そこに小津兄弟がやってくる。
「みんな。このハンサムな方が芳香を助けてくださったの~。お礼を言って、どんどん言って」
「は?」芳香の台詞にあっけに取られる小津兄弟。
「名前は? 住所は? 趣味は~? お礼がしたいです~~」
兄弟の反応に気づかず、ヒカル先生の腕に取りすがってひたすら、ごろにゃんする芳香ちゃん。
「何やってんだよ。芳香ねぇちゃん。ヒカル先生だろ?」と魁。
「へ? ヒカル先生?」
芳香ちゃんの台詞にはっとなるヒカル先生。
「まさか? さっきのブルラテスに記憶を奪われたのか?」
「へ? ん?」何がなんだか分からない様子に芳香ちゃん。
ヒカル先生にべったりの芳香ちゃん、うらやまし~~~~~。
ヒカル先生のアップには私も芳香ちゃんと一緒に目がハートになりました。
魔法部屋。
「なんなの? この部屋~びっくり~~」
魔法部屋をものめずらしげに眺める芳香ちゃん。
「は!」メメの鏡に映って自分の姿にはっとなる芳香ちゃん。
「何この服?ピンク?」よろこんでるのか?
その姿を見て思わず「芳香ちん、不憫でござりますです~」となげくマンドラ坊や。
その姿を見て、喜ぶ芳香ちゃん。
「しゃべる鉢植えくん?」
「ええ?」あまりのネーミングに引くマンドラ坊や。
「はっはっはっは。しゃべる鉢植えくん」と笑うスモーキーだが「こっちは猫ランプくん?」と言われて、がっくり落ち込む。
「魔法部屋のことも忘れちゃったの?自分の名前は?」と麗ちんに尋ねられ、
「小津芳香、21歳ぴっちぴちの女盛りです」と答える芳香ちゃん。
芳香ちゃんらしい自己紹介です(笑)
「それから、おにいちゃんに麗ちゃんに翼ちゃんに魁ちゃん」と明るく指を指す芳香ちゃん。
「自分と兄弟のことは分かるのね」と麗ちゃん
「忘れたのは、じゃあ、ヒカル先生だけ?」と魁ちん。
「ちょっと待て。芳ねぇ、確か22歳だぞ。サバ読んでる」と、冷静に意見する翼ちん。
「失礼ねぇ。芳香はぴっちぴちの21歳ですよーだ」と憤慨する芳香ちゃん。
「じゃあ、一つ質問。今日は何年何月何日?」とびしっと指差す翼ちん。
「2004年の9月18日でしょ?」と考えつつ言う芳香ちゃん。
「違う」と後ろからアニキ。「今日は2005年の9月18日だ」
この時のアニキ手の動きがおもしろかったです。勇気のしるし変形バージョンだね。
「嘘よぉ。2004年だってば」と信じない芳香ちゃん。「でしょ?」とみんなを振り仰ぐ。
「芳香、ブルラテスに最近一年分の記憶を奪われたんだ」とヒカル先生。
「てことは、マジレンジャーのことも覚えてない?」と魁が聞くと、
「マジレンジャ?」と問い返す芳香ちゃん。アクセントが違います。
「みなみなさまがたは、インフェルシアと戦う正義に魔法使いでございりますです。芳香ちんは
風のようにさわやかに夢を運ぶ希望のマジピンクでござりますです」と一生懸命言うマンドラ坊や。
「へぇ~~~。なんだか信じられない」とお手上げポーズの芳香ちゃん。
魔法部屋とかマン坊とか見て、変で怖いと思わずに、おもしろいと喜んじゃうところが芳香ちゃんだな~~。何に対しても前向きです。
仮想世界。
アニキがマジグリーンに変身して見せる。
「おにいちゃん?すごい~~~」と喜ぶ芳香ちゃん。
「やってみろ」と言われて、「うん!」と大きくうなづくと、早速まねをして変身する芳香ちゃん。
変身した姿を鏡で見て「これが私?すごいすごい」とさらに大喜びの芳香ちゃん。
魁ちんは勇気をなくした時は変身できなかったけど、マジレンジャーの記憶をなくした芳香ちゃんはちゃんと変身できましたね。すごいぞ、芳香ちゃん。
「これでインフェルシアが来ても大丈夫でござりますです」とマンドラ坊やも大喜び。
「そういえば、ブルラテスが気になることを言ってたな。知られては困ることを知ったって…」と一人暗い表情のヒカル先生。
その時、ピロピロリン、芳香ちゃんの表情が一転する。
「なんなの? この部屋~~。びっくり~~~」
と、また初めて魔法部屋を見た時のリアクションを繰り返す芳香ちゃん。
その言葉に驚く小津兄弟とヒカル先生。
インフェルシア。
ブルラテスが芳香ちゃんに止めを刺さないことに怒るメーミィ。
おもしろかったからそのままにしたんですって、ブルラテスったら。
ウルちゃんと言い、ブルラテスといい、そんなのばっかりかい。
まあ、冥獣人、最強の男の手にかかれば赤子の手をひねるようだとメーミィ。
その台詞を聞いて、「ズィーのことか?」とウルザード。
そんなウルザードに「あなたにできることは何もない」と言いはなつメーミィ。
「奴らの計画が成就するのもうすぐ」と高らかに言うメーミィ。
ウ、ウルちゃん、今回は本当にここで出番終了。ウルちゃ~ん。
魔法部屋。
「へぇ~~~。そうなんだ。」周りを見渡している芳香ちゃん。
その前にある砂時計の砂が落ち切ると、ピロピロリン、また表情が一変、「なんなの? この部屋~~。びっくり~~~」と繰り返す。
「俺の『思いやりのある思いだし薬』じゃだめか」と落胆する翼ちん。
「僕の呪文『ルーマ・ゴルド』も効かないし」とヒカル先生も落胆モード。
でも、きっと顔をあげて「しかし、これではっきりした。ヤツが細工をしたと言ったのは芳香の記憶を一年間奪っただけではなく、1時間ごとにリセットするようにしたことだ」と言う。
「へ? リセット? て、誰?」とヒカル先生のことを聞く芳香ちゃん。そりゃ、リセットされてる
本人はリセットされてるって気づかないよね。
「その人はヒカル先生でござりますです」半泣きのマンドラ坊や。
その声を聞いて「あーー、しゃべる鉢植えくん?」と喜んで、マンドラ坊やを持ち上げる芳香ちゃん。
「みなみなさまがたは、インフェルシアと戦う正義に魔法使いでございますです。芳香ちんは風のようにさわやかに夢を運ぶ希望のマジピンクでござりますです」
「こうやって、マン坊が何べん教えても、1時間経てば忘れちゃうんだよな」と魁。
「難儀な話だにゃー」という、スモーキーの声を聞いて、今度はそっち興味を引かれる芳香ちゃん。
マンドラ坊やを手から落として(ひどい)ランプを持ち上げる。「猫ランプくん♪」
「もう、猫ランプでいいにゃ」ぐれるスモーキー。
それを見て、猛然と立ち上がるアニキ、芳香の手からスモーキーをとって放り出し(ひどい)芳香ちゃんの肩を掴んで揺さぶる。
「どうにかして、芳香の記憶を取り戻すぞ!」
「どうにかしてって…どうやって?」とつぶやいて座り込む麗ちん。
「こういう場合、現場に戻るっていうのが鉄則だよ」とみんなを見渡してヒカル先生が言った。
そして、6人は昨夜の現場に戻った。
「芳香はここで、ブルラテスに襲われてたんだ」とヒカル先生。
「何か思い出さないか?」とアニキ。
「へぇ~~? なんだろ~~~? 何かしら?」と思い出す様子のない芳香ちゃん。
そこに。
「芳ちゃ~~~~~~ん」と芳香ちゃんを呼ぶ声が。
「この声は?」と自問自答するアニキ。「まさかっ」
見上げれば、橋を渡ってくるノリの軽い派手なシャツを着てカメラを持った男。
げっとなるアニキ。
「芳ちゃんじゃないか。こんなところで会えるなんて、ハッピーラッキー」と写真を撮る男。
「あんた、誰?」と芳香ちゃん。
「またまた~~。冗談きついよ。テツヤだよ、テツヤ。結婚する寸前まで行った仲なのに~~」それはお久しぶりみんな忘れきってたよ、のテツヤだった。
擦り寄るテツヤに、魁ちんの後ろに隠れる芳香ちゃん。
「いくら二人のお付き合いが発展的解消をしたからと言ってもそれはないよ~~」
逃げる芳香ちゃんを追い回すテツヤ。
ほうほうほう。発展的解消でしたか。
「ちょっと来い!」そのテツヤを遠くの押しやるアニキと翼ちん。アニキ怖いっす。
なんのことやら分からず、おもしろいリアクションを取ってるヒカル先生。
あの動きはアドリブと見た。キラーン。
連れて行かれた先でアニキたちから説明を受けるテツヤ。
「記憶喪失で、記憶を取り戻すべく努力中? てことは…やったーーー!!」となぜか喜ぶテツヤ。
「僕と別れたことも覚えてないってことだ~~」とすばやく水平移動で芳香ちゃんに近づくテツヤ、おもむろに眼鏡をはずし、真剣な表情をする。
「芳香ちゃん。出会いからやり直そう」と芳香ちゃんに手を差し出す。
それを見た芳香ちゃん「あらん。おもしろい人。気が合うかも」とテツヤの手を取る。
芳香ちゃんをかばってた魁ちんがそっといなくなってます。呆れた?(笑)
そのテツヤを捕まえて、羽交い絞めにしようとしたアニキ、他の兄弟に止められる。
その時、ピロピロリン、また、芳香ちゃんの表情が変わる。
そして、テツヤに「あんた誰?」と言い放つ。
「えーーー?? そんなぁ。」へなへなと座り込むテツヤ。
「ああ、君」
テツヤを気遣うヒカル先生。優しい
その時、テツヤの首元からシャボン玉が浮かび上がった。
「人々から精気を抜き取ってる。まてよ。確か芳香を襲ったのも似たようなシャボン玉」
とヒカル先生。
「インフェルシアが近くにいるのか?」という翼の言葉に周りを警戒する小津兄弟。
芳香ちゃんは一人で「インフェルシアって誰?」と言っていた。そして、この人?と
テツヤを指差す。(ひどい)
それを見て頭を抱えるアニキ。
「にいちゃん。芳香ねえちゃんどうする? マジピンクにはなれないだろうし」と魁。
「芳香はここで待ってろ。絶対に動くな」とアニキ。
「え?みんなはどこに行くの?ずるい~~」と、芳香ちゃん。
テツヤを最初は変って思っても、すぐ気があいそうって思えちゃう芳香ちゃん。
ノリがいいと言うか、芳香ちゃんらしいですね。
港。
ブルラテスがシャボン玉で人間の精気を集めていた。
「あれのいいエサになる」
そこにマジレンジャー(のぞくマジピンク)とヒカル先生が到着。
ブルラテス、シャボンバーで攻撃。(このネーミング、ちょっとかわいい)
みんな、一様に攻撃を受けるが、いち早くマジシャインが脱出。
マジランプバスターをブルラテスに向ける。
「その杖で芳香の記憶を細工したのか?叩き折らせてもらうよ」と宣言するヒカル先生。
「このブルステッキを折る?ぶはははは。できればな」と笑うブララテス。
「マジランプバスター!!」
しかし、マジランプバスターの光線は、上方に向かった。
「どこを狙っておる」とあざ笑うブルラテス。
しかし、光線は弧を描いて、ブルラテスに直撃! するかに見えたが何者かのこぶしが邪魔をした。
「おお、冥獣人最強の男、イエティのズィーよ。よいところに参った」と快哉の声を上げるブルラテス。
「みんな!」マジレンジャーのところに戻るマジシャイン。
「俺は戦いには興味がない。なぜか? 俺より強いやつがいないからだ」と言うズィー。
「ただ一人、天空聖者ブレイジェルをのぞいてはな」とブルラテス。
「父さんと戦ったことがあるのか?」とマジレッド。
「お前達、ブレイジェルに縁のあるものか?叩きつぶしてやるのもおもしろい」とズィー。
「うはは。遊んでやれい」とブルラテス。
「そうは行くか!」叫んで攻撃するマジレッド。しかし、ズィーの胸のでっかいカラータイマー(違うと思うけど)が光り、殴り返す。
その後、マジイエロー、マジグリーンとマジブルーのダブルアタック、すべて、カラータイマー(違います)の光で跳ね返される。
「ブレイジェルの足元にもおよばねぇ」とズィー、地面にパンチすると、そこから氷の帯が伸びてマジレンジャーに向かう。それをすんでのところでよけるマジレンジャー。
次に、ズィーが手に持ったのは、アイスホッケーのスティック? そして、アイスホッケーのように滑ってマジレンジャーに近づき、マジレンジャーを撃破。
変身が解ける4人。
「大丈夫か?」とマジシャインは気遣うが、4人は満身創痍。
「つまらん、完全に俺の相手ではない」とズィー。
マジランプバスターを構えるマジシャイン。
「ルーマ・ゴー・ゴジカ」
「スモーキーシャイニングアターック!!」と飛んでいくスモーキー。
しかし、やはり、カラータイマーが光り、弾き返される。返されたスモーキーはランプの中へすぽっと収まった。ヒカル先生に当たらなくてよかった^^;
その頃、芳香ちゃんはいじけていた。
「何よう。絶対動くなって。芳香だけ仲間はず…」
ピロピロリン。記憶リセット。
「あれ? 芳香、なんでここにいるんだっけ?」
とアニキの言葉を忘れて歩き出す。
「ズィーよ。おぬしに更なる力を授けよう」とブルラテス、ブルステッキを掲げる。
すると、ネリウスとシチジューローの力がズィーに加わった。
二人から取り込んだ力は自分で使うんじゃなかったのねー。
「更なる力だって、そんなもの。はっ!」とマジシャイン、マジランプバスターを放つ。
その攻撃をスティックをシチジューローの刀に変えて跳ね返すズィー。
そして、ズィーの腕からはネリウスのベールの放たれ、マジシャインの腕を絡める。
そのまま、マジシャインを上空に跳ね上げ、凪ぎ切るズィー。
いやああああ、ヒカル先生!!
地面に転がるマジシャインに「とどめだ」と歩み寄るズィー。
その行く手に芳香ちゃんが現れた。
マジシャインはとっさに起き上がり、芳香ちゃんをかばって、そして、背中から切られた。(きゃ)
さらにもう一回、脇を凪ぎ切られる。(いや)
そして、ズィーの決め球はデビルシュート(アイスホッケーのシュート)。
ヒカル先生に直撃、ヒカル先生すさまじい爆風に包まれ、海に落ちてしまう。
きゃあああああああ!!ヒカル先生!!
すいません。なんか、10000文字越えちゃったらしく、1記事に収まりませんでした^^;
うわあああん」、どうして30分番組のレビューで10000文字越えちゃうんだ? 私ーー!?
後半はこちら
もし、トラックバックしてもいいよと言う心優しい方がいらっしゃいましたら、どうぞ、こちら、その1におつけくださいませ。トラックバックをたどってきた方が、その1から読めますように。コメントはどちらにつけていただいても大歓迎です。
では、レビュー行きます。
夜道を走る芳香ちゃん。
「早く、早くみんなに知らせないと大変なことになっちゃうっ」
電話をかけようとしている。
その後を追ってくる大きなシャボン玉、芳香ちゃんの頭の上で割れる。
とたん、ピロピロリーン、表情の変わる芳香ちゃん、電話をやめてしまう。
「あれ? どうして? あたし…」と、きょろきょろと周りを見渡し、
「何をやってたんだろう…?」不思議そうな顔をする。
「ま、いっか」と振り向いたそこにブルラテスが立っていた。
「ハッハッハッハ」高笑いするブルラテス。
「きゃー!何?犬マン?」
「まだ逃がす訳にはいかんぞ、娘」ブルテラスが手にしたブルスティックを振ると、
また大きなシャボン玉が現れた。
「まて!」
そこにマジシャインさま、登場!!
マジランプバスターでブルテラスを攻撃して、芳香ちゃんをかばうように前に立つ。
「芳香、大丈夫か?」というマジシャインの呼びかけに
「え? えっと?」と、怪訝そうな顔つきの芳香ちゃん。
それに気づかないマジシャイン「きさま、四低王の一人か?!」とブルテラスに向きなおす。
「わしこそは、冥獣人コボルト地獄の賢者ブルラテス」
「なんだ、あれ?」
スモーキーの叫びにマジシャインが振り向くと、大きなシャボン玉が芳香ちゃんに
近づいていた。
「よけろ、芳香!」叫ぶマジシャイン。
「きゃっ」
芳香ちゃんはその声に思わずしゃがむが、シャボン玉は芳香ちゃんの頭の上で割れてしまう。
きらきらとした光が芳香ちゃんを包む。
「芳香に何をした!」
「娘が知られて困ることを知ったのでな、一つ二つ細工をさせてもらった」
「何?」
「命は取らぬことを感謝するがよい」
そういうブルラテスの体をブルスティッキから出るシャボン玉が覆い、消えた。
マジシャインはヒカル先生に戻って、芳香ちゃんに駆け寄って肩を抱く。
「大丈夫か?」
ヒカル先生の顔を見た芳香ちゃん、きらきらりーんという音楽とともに目がハートになる。
そして、ひっしとヒカル先生に抱きつく。
「あーん、怖かったですぅ」
そこに小津兄弟がやってくる。
「みんな。このハンサムな方が芳香を助けてくださったの~。お礼を言って、どんどん言って」
「は?」芳香の台詞にあっけに取られる小津兄弟。
「名前は? 住所は? 趣味は~? お礼がしたいです~~」
兄弟の反応に気づかず、ヒカル先生の腕に取りすがってひたすら、ごろにゃんする芳香ちゃん。
「何やってんだよ。芳香ねぇちゃん。ヒカル先生だろ?」と魁。
「へ? ヒカル先生?」
芳香ちゃんの台詞にはっとなるヒカル先生。
「まさか? さっきのブルラテスに記憶を奪われたのか?」
「へ? ん?」何がなんだか分からない様子に芳香ちゃん。
ヒカル先生にべったりの芳香ちゃん、うらやまし~~~~~。
ヒカル先生のアップには私も芳香ちゃんと一緒に目がハートになりました。
魔法部屋。
「なんなの? この部屋~びっくり~~」
魔法部屋をものめずらしげに眺める芳香ちゃん。
「は!」メメの鏡に映って自分の姿にはっとなる芳香ちゃん。
「何この服?ピンク?」よろこんでるのか?
その姿を見て思わず「芳香ちん、不憫でござりますです~」となげくマンドラ坊や。
その姿を見て、喜ぶ芳香ちゃん。
「しゃべる鉢植えくん?」
「ええ?」あまりのネーミングに引くマンドラ坊や。
「はっはっはっは。しゃべる鉢植えくん」と笑うスモーキーだが「こっちは猫ランプくん?」と言われて、がっくり落ち込む。
「魔法部屋のことも忘れちゃったの?自分の名前は?」と麗ちんに尋ねられ、
「小津芳香、21歳ぴっちぴちの女盛りです」と答える芳香ちゃん。
芳香ちゃんらしい自己紹介です(笑)
「それから、おにいちゃんに麗ちゃんに翼ちゃんに魁ちゃん」と明るく指を指す芳香ちゃん。
「自分と兄弟のことは分かるのね」と麗ちゃん
「忘れたのは、じゃあ、ヒカル先生だけ?」と魁ちん。
「ちょっと待て。芳ねぇ、確か22歳だぞ。サバ読んでる」と、冷静に意見する翼ちん。
「失礼ねぇ。芳香はぴっちぴちの21歳ですよーだ」と憤慨する芳香ちゃん。
「じゃあ、一つ質問。今日は何年何月何日?」とびしっと指差す翼ちん。
「2004年の9月18日でしょ?」と考えつつ言う芳香ちゃん。
「違う」と後ろからアニキ。「今日は2005年の9月18日だ」
この時のアニキ手の動きがおもしろかったです。勇気のしるし変形バージョンだね。
「嘘よぉ。2004年だってば」と信じない芳香ちゃん。「でしょ?」とみんなを振り仰ぐ。
「芳香、ブルラテスに最近一年分の記憶を奪われたんだ」とヒカル先生。
「てことは、マジレンジャーのことも覚えてない?」と魁が聞くと、
「マジレンジャ?」と問い返す芳香ちゃん。アクセントが違います。
「みなみなさまがたは、インフェルシアと戦う正義に魔法使いでございりますです。芳香ちんは
風のようにさわやかに夢を運ぶ希望のマジピンクでござりますです」と一生懸命言うマンドラ坊や。
「へぇ~~~。なんだか信じられない」とお手上げポーズの芳香ちゃん。
魔法部屋とかマン坊とか見て、変で怖いと思わずに、おもしろいと喜んじゃうところが芳香ちゃんだな~~。何に対しても前向きです。
仮想世界。
アニキがマジグリーンに変身して見せる。
「おにいちゃん?すごい~~~」と喜ぶ芳香ちゃん。
「やってみろ」と言われて、「うん!」と大きくうなづくと、早速まねをして変身する芳香ちゃん。
変身した姿を鏡で見て「これが私?すごいすごい」とさらに大喜びの芳香ちゃん。
魁ちんは勇気をなくした時は変身できなかったけど、マジレンジャーの記憶をなくした芳香ちゃんはちゃんと変身できましたね。すごいぞ、芳香ちゃん。
「これでインフェルシアが来ても大丈夫でござりますです」とマンドラ坊やも大喜び。
「そういえば、ブルラテスが気になることを言ってたな。知られては困ることを知ったって…」と一人暗い表情のヒカル先生。
その時、ピロピロリン、芳香ちゃんの表情が一転する。
「なんなの? この部屋~~。びっくり~~~」
と、また初めて魔法部屋を見た時のリアクションを繰り返す芳香ちゃん。
その言葉に驚く小津兄弟とヒカル先生。
インフェルシア。
ブルラテスが芳香ちゃんに止めを刺さないことに怒るメーミィ。
おもしろかったからそのままにしたんですって、ブルラテスったら。
ウルちゃんと言い、ブルラテスといい、そんなのばっかりかい。
まあ、冥獣人、最強の男の手にかかれば赤子の手をひねるようだとメーミィ。
その台詞を聞いて、「ズィーのことか?」とウルザード。
そんなウルザードに「あなたにできることは何もない」と言いはなつメーミィ。
「奴らの計画が成就するのもうすぐ」と高らかに言うメーミィ。
ウ、ウルちゃん、今回は本当にここで出番終了。ウルちゃ~ん。
魔法部屋。
「へぇ~~~。そうなんだ。」周りを見渡している芳香ちゃん。
その前にある砂時計の砂が落ち切ると、ピロピロリン、また表情が一変、「なんなの? この部屋~~。びっくり~~~」と繰り返す。
「俺の『思いやりのある思いだし薬』じゃだめか」と落胆する翼ちん。
「僕の呪文『ルーマ・ゴルド』も効かないし」とヒカル先生も落胆モード。
でも、きっと顔をあげて「しかし、これではっきりした。ヤツが細工をしたと言ったのは芳香の記憶を一年間奪っただけではなく、1時間ごとにリセットするようにしたことだ」と言う。
「へ? リセット? て、誰?」とヒカル先生のことを聞く芳香ちゃん。そりゃ、リセットされてる
本人はリセットされてるって気づかないよね。
「その人はヒカル先生でござりますです」半泣きのマンドラ坊や。
その声を聞いて「あーー、しゃべる鉢植えくん?」と喜んで、マンドラ坊やを持ち上げる芳香ちゃん。
「みなみなさまがたは、インフェルシアと戦う正義に魔法使いでございますです。芳香ちんは風のようにさわやかに夢を運ぶ希望のマジピンクでござりますです」
「こうやって、マン坊が何べん教えても、1時間経てば忘れちゃうんだよな」と魁。
「難儀な話だにゃー」という、スモーキーの声を聞いて、今度はそっち興味を引かれる芳香ちゃん。
マンドラ坊やを手から落として(ひどい)ランプを持ち上げる。「猫ランプくん♪」
「もう、猫ランプでいいにゃ」ぐれるスモーキー。
それを見て、猛然と立ち上がるアニキ、芳香の手からスモーキーをとって放り出し(ひどい)芳香ちゃんの肩を掴んで揺さぶる。
「どうにかして、芳香の記憶を取り戻すぞ!」
「どうにかしてって…どうやって?」とつぶやいて座り込む麗ちん。
「こういう場合、現場に戻るっていうのが鉄則だよ」とみんなを見渡してヒカル先生が言った。
そして、6人は昨夜の現場に戻った。
「芳香はここで、ブルラテスに襲われてたんだ」とヒカル先生。
「何か思い出さないか?」とアニキ。
「へぇ~~? なんだろ~~~? 何かしら?」と思い出す様子のない芳香ちゃん。
そこに。
「芳ちゃ~~~~~~ん」と芳香ちゃんを呼ぶ声が。
「この声は?」と自問自答するアニキ。「まさかっ」
見上げれば、橋を渡ってくるノリの軽い派手なシャツを着てカメラを持った男。
げっとなるアニキ。
「芳ちゃんじゃないか。こんなところで会えるなんて、ハッピーラッキー」と写真を撮る男。
「あんた、誰?」と芳香ちゃん。
「またまた~~。冗談きついよ。テツヤだよ、テツヤ。結婚する寸前まで行った仲なのに~~」それはお久しぶりみんな忘れきってたよ、のテツヤだった。
擦り寄るテツヤに、魁ちんの後ろに隠れる芳香ちゃん。
「いくら二人のお付き合いが発展的解消をしたからと言ってもそれはないよ~~」
逃げる芳香ちゃんを追い回すテツヤ。
ほうほうほう。発展的解消でしたか。
「ちょっと来い!」そのテツヤを遠くの押しやるアニキと翼ちん。アニキ怖いっす。
なんのことやら分からず、おもしろいリアクションを取ってるヒカル先生。
あの動きはアドリブと見た。キラーン。
連れて行かれた先でアニキたちから説明を受けるテツヤ。
「記憶喪失で、記憶を取り戻すべく努力中? てことは…やったーーー!!」となぜか喜ぶテツヤ。
「僕と別れたことも覚えてないってことだ~~」とすばやく水平移動で芳香ちゃんに近づくテツヤ、おもむろに眼鏡をはずし、真剣な表情をする。
「芳香ちゃん。出会いからやり直そう」と芳香ちゃんに手を差し出す。
それを見た芳香ちゃん「あらん。おもしろい人。気が合うかも」とテツヤの手を取る。
芳香ちゃんをかばってた魁ちんがそっといなくなってます。呆れた?(笑)
そのテツヤを捕まえて、羽交い絞めにしようとしたアニキ、他の兄弟に止められる。
その時、ピロピロリン、また、芳香ちゃんの表情が変わる。
そして、テツヤに「あんた誰?」と言い放つ。
「えーーー?? そんなぁ。」へなへなと座り込むテツヤ。
「ああ、君」
テツヤを気遣うヒカル先生。優しい
その時、テツヤの首元からシャボン玉が浮かび上がった。
「人々から精気を抜き取ってる。まてよ。確か芳香を襲ったのも似たようなシャボン玉」
とヒカル先生。
「インフェルシアが近くにいるのか?」という翼の言葉に周りを警戒する小津兄弟。
芳香ちゃんは一人で「インフェルシアって誰?」と言っていた。そして、この人?と
テツヤを指差す。(ひどい)
それを見て頭を抱えるアニキ。
「にいちゃん。芳香ねえちゃんどうする? マジピンクにはなれないだろうし」と魁。
「芳香はここで待ってろ。絶対に動くな」とアニキ。
「え?みんなはどこに行くの?ずるい~~」と、芳香ちゃん。
テツヤを最初は変って思っても、すぐ気があいそうって思えちゃう芳香ちゃん。
ノリがいいと言うか、芳香ちゃんらしいですね。
港。
ブルラテスがシャボン玉で人間の精気を集めていた。
「あれのいいエサになる」
そこにマジレンジャー(のぞくマジピンク)とヒカル先生が到着。
ブルラテス、シャボンバーで攻撃。(このネーミング、ちょっとかわいい)
みんな、一様に攻撃を受けるが、いち早くマジシャインが脱出。
マジランプバスターをブルラテスに向ける。
「その杖で芳香の記憶を細工したのか?叩き折らせてもらうよ」と宣言するヒカル先生。
「このブルステッキを折る?ぶはははは。できればな」と笑うブララテス。
「マジランプバスター!!」
しかし、マジランプバスターの光線は、上方に向かった。
「どこを狙っておる」とあざ笑うブルラテス。
しかし、光線は弧を描いて、ブルラテスに直撃! するかに見えたが何者かのこぶしが邪魔をした。
「おお、冥獣人最強の男、イエティのズィーよ。よいところに参った」と快哉の声を上げるブルラテス。
「みんな!」マジレンジャーのところに戻るマジシャイン。
「俺は戦いには興味がない。なぜか? 俺より強いやつがいないからだ」と言うズィー。
「ただ一人、天空聖者ブレイジェルをのぞいてはな」とブルラテス。
「父さんと戦ったことがあるのか?」とマジレッド。
「お前達、ブレイジェルに縁のあるものか?叩きつぶしてやるのもおもしろい」とズィー。
「うはは。遊んでやれい」とブルラテス。
「そうは行くか!」叫んで攻撃するマジレッド。しかし、ズィーの胸のでっかいカラータイマー(違うと思うけど)が光り、殴り返す。
その後、マジイエロー、マジグリーンとマジブルーのダブルアタック、すべて、カラータイマー(違います)の光で跳ね返される。
「ブレイジェルの足元にもおよばねぇ」とズィー、地面にパンチすると、そこから氷の帯が伸びてマジレンジャーに向かう。それをすんでのところでよけるマジレンジャー。
次に、ズィーが手に持ったのは、アイスホッケーのスティック? そして、アイスホッケーのように滑ってマジレンジャーに近づき、マジレンジャーを撃破。
変身が解ける4人。
「大丈夫か?」とマジシャインは気遣うが、4人は満身創痍。
「つまらん、完全に俺の相手ではない」とズィー。
マジランプバスターを構えるマジシャイン。
「ルーマ・ゴー・ゴジカ」
「スモーキーシャイニングアターック!!」と飛んでいくスモーキー。
しかし、やはり、カラータイマーが光り、弾き返される。返されたスモーキーはランプの中へすぽっと収まった。ヒカル先生に当たらなくてよかった^^;
その頃、芳香ちゃんはいじけていた。
「何よう。絶対動くなって。芳香だけ仲間はず…」
ピロピロリン。記憶リセット。
「あれ? 芳香、なんでここにいるんだっけ?」
とアニキの言葉を忘れて歩き出す。
「ズィーよ。おぬしに更なる力を授けよう」とブルラテス、ブルステッキを掲げる。
すると、ネリウスとシチジューローの力がズィーに加わった。
二人から取り込んだ力は自分で使うんじゃなかったのねー。
「更なる力だって、そんなもの。はっ!」とマジシャイン、マジランプバスターを放つ。
その攻撃をスティックをシチジューローの刀に変えて跳ね返すズィー。
そして、ズィーの腕からはネリウスのベールの放たれ、マジシャインの腕を絡める。
そのまま、マジシャインを上空に跳ね上げ、凪ぎ切るズィー。
いやああああ、ヒカル先生!!
地面に転がるマジシャインに「とどめだ」と歩み寄るズィー。
その行く手に芳香ちゃんが現れた。
マジシャインはとっさに起き上がり、芳香ちゃんをかばって、そして、背中から切られた。(きゃ)
さらにもう一回、脇を凪ぎ切られる。(いや)
そして、ズィーの決め球はデビルシュート(アイスホッケーのシュート)。
ヒカル先生に直撃、ヒカル先生すさまじい爆風に包まれ、海に落ちてしまう。
きゃあああああああ!!ヒカル先生!!
すいません。なんか、10000文字越えちゃったらしく、1記事に収まりませんでした^^;
うわあああん」、どうして30分番組のレビューで10000文字越えちゃうんだ? 私ーー!?
後半はこちら
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