古沢良太: 趣味の部屋@ パルコ劇場（ネタバレ全開）

もう、どこから語っていいかわからない。
とりあえず、アンケートに書いて来たのは

私の感動の涙を返せーー！

でした(笑)


ミステリものなのでネタバレしないと感想が書けないので、全開で行きます。
これから、（チケ取れるかわかんないけど）見る人は、戻るボタンで回れ右ですよー！





筋を話せば簡単なんですよ。
登場人物の誰もが犯人として疑われるミステリ。犯人は、一番予想外の人間でした。ありがちですよ。

それだけでは終わらない古沢脚本、どこまで伏線を張っているの？　何気ない台詞が、行動が全部伏線かい。2時間のお芝居で笑いありまくりの涙ありの、その涙返しやがれの展開やら、うまく嘘を見破ってやったぜと思ってたのに、更に上ゆく展開。


犯人対象がくるくる入れ替わるから、全く飽きない。
私は古沢脚本と言うことで、ぽちっと購入しちゃったんですが、気がつけば、行定勲監督で中井貴一さん主演の戸次さんはいるし、なんかめっちゃ豪華でしたよ。
原幹恵ちゃんもめっちゃキュートでした。コスプレかわゆす。


古沢さんは自分のことはコメディ書きとおっしゃってましたが、笑いの部分がね、やっぱり多いんですよ。

一人がガンダムオタクの役なんですけど、皆が死んだ女の子のことを説明するのにガンプラ使うもんだから、それをそれをそっとこけしに変えたりとかね。

戸次さんの役は、登場人物皆が犯人として疑われる展開についていけなくて、ようやくついていけて来て、犯人を糾弾したかと思ったら、殺された人を間違ってたりとかね。
つっこみどころも満載なのに、感動の涙につつまれたりとか。
趣味の部屋を終わらせたくなくて、ジグゾーパズルの最後のワンピースを隠し持ってた戸次さんに泣けたなあ。
最後のワンピースが見つからなかったら、それを皆で探してる限り、この空間は終わらないんだって。
それを解ってて、中井貴一さんがひとしきり探したあとに、もういいよね？　って手を差し出すの。そこで初めて戸次さんが最後のワンピースを隠し持ってたのが解って、感涙ですよ。
誰が犯人でも戸次さんは趣味の部屋を終わらせたくなかったんですよ。

…………………………私の涙を返せ(笑)


ここまでネタバレしても、このお芝居は楽しめると思うな。
もうお家の駅についてしまったので、ここまで。

明日のxdayに備えて寝るのです。

記事のタイトル見出しを古沢良太にしちゃたけど、これで検索する人はいるのか？(笑)
でも、私は古沢良太さんの脚本のお芝居を見に行ったからこれでいいのだ(笑)