〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(144)

2016年07月20日 20時07分03秒 | 短歌
慈円(一一五五~一二二五)の歌に、
 ひきよせてむすべば柴(しば)の庵にてとくればもとの野はら成けり
というのがある。柴の庵は因縁によって仮にすがたを現わしたものであって、柴をほどけばもとの野原にすぎないのだ。
「維摩経講話」鎌田茂雄 講談社学術文庫 1990年
                     富翁
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする