私は自分が持っているドラゴンを恐れ悩まされ 一生懸命無くそうとし 隠そうとして内心の葛藤に悩まされていたわけですが 家内が亡くなってから ホゼ先生から教わり 自分でも勉強して ようやくこの世での人間の仕組みが次第にわかるようになりました。家内が導いてくれたおかげだと今もって感謝しております。
私たちが恐れを持つ限りドラマはなくならず それが私たちが今回の人生で学ばねばならない種類のドラマです。
ていうか自分が掘り下げて学びたいと決めて生まれて来たジャンルのドラマです。そういうのが人生の中で状況を変え 繰り返し起きる仕組みになっているのです。
以前にお話ししましたいろいろなドラゴンの種類を覚えていらっしゃいますか? ほとんどが親(あるいは育ての親)から十分には愛されなかった いつも叱られていたなど 恐れや不安の気持ちがドラゴンを持つようになった原因となっています。
親に愛情が全くなかったわけではなく 親が病弱だったとか 仕事が忙しかったとか 貧乏だったとか 家庭内に不和があったとか 親にはいろいろ事情があった場合も多いのですが 幼い子供にはそんなことはわかりません。
その子が「あ~私は親からいつも愛されていたい。なんでもっとそばに居てくれないんだ。僕が望むことは得られない」などと頻繁に感じたために それが信念になって定着するのです。 するとその時の飢餓感が次第に広がっていき 大人になってからも欲しいと思うものがすべて得にくくなるのです。自分がそういう信念を持っていることに気付いてないからです。
つまり私たちはあちらにはないことを体験しにやって来ているのです。自分を体験的に知るためです。愛しかない実家の世界には恐れも不安もありません。ここがその恐れと不安の世界です。そういう世界をわざわざ創ったのです。だからそれを十分に体験するわけです。
意外に思われるでしょうが こちらに来たら恐れや不安を避けて通ることは 生きる目的に合わないことなのです。だから勇気を出して恐れや不安を避けずに生きて 成長するまでは繰り返し同じような 「苦いこと」を体験するのです。
しかし大事なことは このシステムというか仕組みは あくまであなたをつぶそうとして創られているのではないということです。一段と酸いも甘いも味わった「大人」にするために知恵を絞ってつくられたもののようです。根底には深い愛と救いがあります。じゃ追い込まれて自殺した人はどうなんだよ!という意見もあるでしょう。それも大丈夫です。救われます。それについても先の方で取り上げたいと思います。
ここではどの人も 自分がXXになることを恐れています。 XXとは人によって違います。愛されないこと 孤独になること 傷つけること 傷つけられること 貧乏になること 尊敬されないこと 認められないこと その他その他 その人の成長度に応じていっぱいあるのです。
ドラゴンはその人が「恐れている」ことを実現するのが仕事です。恐れていることが実現しやすいのはそのためです。
恐れは否定的な気持ちや行動を起こします。
たとえば 拒絶 嫌悪 怒り 疑い 自分には価値がないと思うこと 罪悪感 非難すること 裁く 後悔 委縮 傷つける 隠す 引きこもる しっと ねたみなどなどを その人の日常生活の場にもたらします。
(続く)
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