人間はほとんど無意識で過ごしているようです。
まさにチコちゃんが言う通りボーっとして自分が何をしているか気づかずに生きているのです。しかしそれは私たちがダメ人間だからではなく 人間というものはわざとそういう風に創ってあるようです。本当の自分とは違うものになって体験して学んでいるからです。
端的に言うと私たちは そうと知らずに360度見渡せるゴーグルというかヘッドギアをかぶって そこに映るヴァーチャル・リアリティの世界だけを見て生きているのです。それが人間というものらしい。
しかも人間というものになると 四六時中なにかを考えながら生きています。休みなしです。それがほとんど否定的なあるいは悲観的な考えです。
自分にとって望ましくない考えをする性質があります。
そうすると基本的に思考は現実化されるので いろいろ望ましくない出来事を引き寄せて痛い結果を体験しています。そしてその原因が自分の考えが否定的だからとは気が付いてないのです。私も家内を失ったときは神も人生も呪いました。
それがこの世が面白くないように見える主な理由です。
そのあげく自分に起こることはすべて自己責任だといわれるのです。自分の考えが自分の現実を創っているのだから そういう意味では その通りですが 自分がなぜそのように「否定的な考え」をしがちなのか・・・それはその人の責任ではないのです。人間であることの宿命というか この世界では自分の思考が現実を創っていることにいずれ「気付かせる」という仕組みなのです。
ですのであなたが仮にへそ曲がりであろうと うつ的であろうとちっとも恥じることなどないのです。それは人間であることの既定路線のひとつというより主流!だからです。
人類は人間であることを理想化しすぎているようです。本当は「規格外」の人たちを創りやすい世界であり いいかえれば未熟さの見本のような世界なのです。
「神との対話」やその他の良い書物では 生き方のアドバイスとして 「被害者」であることをやめて 出来事の結果でなく原因になりなさいといっています。
つまり自分の思考や言葉や行動が否定的であるために 望ましくない結果を創造して被害者のように感じているのだから もうそれをやめて 「前向きの良い考え方」をいつも意識して創造して「望ましい現実を創っていく生き方」に変えなさい といっています。そうしたら今までと違う世界が見え始めるよと言っているのです。
実際 ゴーグルの画面に映っているのは自分が創る「自分だけの世界」の映像なのです。真実の状況ではないのです。他人や周りの世界がどうあれ自分がそれをこのように解釈しているという世界が見えているのです。
ですのでいつも「意識的に」良い創造というか自分にとって楽しい想像をする習慣をつくる。自分が楽しくなる世界が見えるように変えていくということです。創造するには想像することです。イマジネーションです。
面倒なことはないのです。今までいろいろやって来たことからすれば決して難しくはないことです。私でもできます。
どうすればよいのか もっと具体的に言ってくれ と。
どうすれば自分が楽しくなるかさえ私にはわからないと おっしゃいますか。
自分が「魂である」と想像することも ひとつの方法だと思います。
なぜなら自分は本来 魂であるからです。 いずれ全員が例外なくそうなるからです。
魂はどんな人かわからなくていいのです。
自分が何をしているかは関係ないのです。
ただ自分が喜んでいるだけでいいのです。
魂はいつも幸せとか いつも喜んでいるとか いつも感謝しているとかのようです。ですので例えば ただ喜ぶのです。だんだんその気持ちになってきます。
それがむつかしいなら何でもいいから自分が喜んでいる姿を想像するのです。だんだんそういう想像に慣れていくのです。
こちらの世界で魂に近づくためには まず「意識して魂になる」ことが一番手っ取り早いと思います。意識してする理由は意識しないとできないからです。いずれ十分に成長したら意識しないで出来るようになります。それが本来の自分ですから・・・。
ゴーグルを外す必要はないのです。幻想の世界に留まりながら生きて そしてやがて考え方を変えると 見える景色が変わっていくのを楽しむのです。
それが人生のようです。
(続く)
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